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バルセロナ観光といえばやっぱりガウディ建築が見たい!
1日しか時間がないけど、どれを見ておけば後悔しないかな?
せっかく行くなら、効率よく観光して有名な作品を全部まわりたい!
そんな疑問に答えるため、この記事では実際に私がバルセロナに7日間滞在した経験をもとに、ガウディ建築を1日で巡るモデルコースをご紹介します。
- バルセロナで1日で巡れるガウディ建築モデルコース
- 各ガウディ建築観光の見どころ・特徴
- 各ガウディ建築観光の注意点やチケット情報
- 各ガウディ建築観光の所要時間
こんにちは!エンジニアの旅記録です!
現在はフリーランスエンジニアとして働きながら海外を旅しており、これまでに37カ国を訪れました。
世界一周中に7日間ほどスペインのバルセロナに滞在し、サグラダ・ファミリアやグエル公園などを観光したり散策したりしてきました!
今回の記事では、私が実際に観光したルートをベースに、限られた滞在時間でもガウディ建築を最大限楽しめる「1日モデルコース」をご紹介します。
旅行前のスケジュール計画のお役に立てると嬉しいです!
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スペインの基本情報

ヨーロッパの中でも文化や芸術が残るスペインは、美食・建築・歴史などたくさんの魅力がある国です。
なかでもバルセロナは、建築家アントニ・ガウディの作品群が街中に点在していて、芸術と都市が融合したユニークな観光地となっています。
スペインは日本からのアクセスも良く、治安も比較的安定しているため、初めてのヨーロッパ旅行でも安心して楽しめる国です。
ここでは、バルセロナ観光を楽しむうえで知っておきたいスペインの基本情報をまとめました。
スペインってどんな国?
スペインはイベリア半島に位置し、大西洋と地中海に面する南ヨーロッパの国です。
紀元前からローマ帝国の一部として発展し、中世にはイスラム勢力による支配を受けながらも、キリスト教勢力との「レコンキスタ(国土回復運動)」によって再び統一されるという、複雑な歴史を持っています。
この長い歴史の中で、イスラム・キリスト教・ユダヤの文化が融合し、他にはない芸術や建築様式が生まれたのが、スペインの魅力のひとつです。
都市ごとに雰囲気がまったく異なり、バルセロナのガウディ建築、グラナダのイスラム建築「アルハンブラ宮殿」、マドリードの王宮や美術館など、見どころが多いのも特徴です。
また、食文化も充実しており、タパスやパエリア、イベリコ豚などの美味しい料理を楽しめるのもポイントです。
通貨・言語・気温などの基本データ
スペインの基本データをまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
公用語 | スペイン語(バルセロナではカタルーニャ語も話されます) ※観光地では英語もある程度通じますがスペイン語を話されることが多いです |
通貨 | ユーロ(EUR) ※2025年7月時点で1EUR ≒ 約170円 |
時差 | マイナス8時間 ※日本のほうが8時間進んでいます |
気温 | 夏(6〜9月):20〜30℃ 冬(12〜2月):5〜15℃ |
雨季 | 特に明確な雨季はなし ※冬はやや雨が多め |
服装 | 夏:半袖・半ズボンでOK 冬:薄手のジャケットやセーターが必要 |
ビザ | 90日以内の観光滞在であればビザ不要(日本国籍の場合) |
コンセント | Cタイプ(ヨーロッパ2ピン) |
日本からのフライト時間 | 直行便なし(乗継ありで約15〜18時間) |
治安 | 比較的良好(外務省の危険情報レベルなし) ※観光地ではスリ・置き引きに要注意 |
バルセロナってどんな街?

バルセロナはスペイン第2の都市であり、地中海に面した活気ある港町です。
また、バルセロナは「カタルーニャ州」の州都でもあり、スペインの中でも特に独自の文化・歴史・言語を大切にしている地域です。
街中ではスペイン語に加えて「カタルーニャ語」も広く使われており、地名や駅の案内標識なども2言語で表記されています。
そんなバルセロナの見どころは、世界遺産のサグラダ・ファミリアやグエル公園、カサ・ミラなどのガウディ建築をはじめ、ゴシック地区の中世の街並み、ランブラス通りなどたくさんあります。
グルメやショッピング、ビーチも充実しており、1日でも十分楽しむことができます。
バルセロナは観光都市として多くの旅行者が訪れる一方で、治安について注意すべきことがあります。
特に旧市街エリアにある「エル・ラバル(El Raval)」地区は、地元の人からも危険だと言われているエリアです。
近くを歩く時は十分に注意してください。
ガウディって何をした人?
アントニ・ガウディ(1852–1926)は、スペイン・カタルーニャ出身の建築家で、バルセロナを象徴する世界的な芸術家です。彼の作品の7つが世界遺産に登録されています。
最大の特徴は、自然から着想を得たデザインです。
建物に直線をほとんど使わず、波や木、動植物など自然界の形を建築に取り入れています。
また、色鮮やかなタイル装飾(トレンカディス)や曲線的な構造が、他の建築家とは一線を画しています。
彼の有名な作品には、カサ・ミラ、カサ・バトリョ、グエル公園などがあります。
特にサグラダ・ファミリアはガウディの集大成ともいえる作品で、建築途中で亡くなった今もなお建設が続けられています。
1日で巡るガウディ建築モデルコース

バルセロナ市内のガウディ建築は、市内中心部から北側にかけて点在していますが、1日でも徒歩で主要な作品を効率よく巡ることができます。
実際に私が滞在した際の経験をもとに、観光にかかる時間の目安やおすすめの順路を含めて、効率よく回れるモデルコースをご紹介します。
注意点として、人気の観光スポットはチケットが事前予約制となっている場合が多く、当日券では入場できないこともあります。
特にサグラダ・ファミリアやグエル公園は当日予約ができないこともあるため、早めのオンライン予約がおすすめです。
また、夏場は日差しが強く観光中は歩く距離も長いため、帽子や日焼け止め、水分補給を忘れないようにしてください。
実際に私がバルセロナを観光した時のYoutube動画があります。
観光の雰囲気を知りたい方はこちらも是非ご覧ください。
今回紹介するモデルコースはこちらの実体験を元により良い観光ルートを考えたものになります。
モデルコース概要
このモデルコースでは、グラシア通り(Passeig de Gràcia)周辺での宿泊を想定しています。
このエリアはカサ・ミラやカサ・バトリョといった有名なガウディ建築が徒歩圏内にあり、観光の拠点にぴったりです。
今回紹介するガウディの建築作品は全てチケットが必要です。1週間前でも観光したい時間の予約チケットが売り切れてしまう可能性があるため、早めの予約をおすすめします。
① 09:10
ホテルを出発
② 09:30
サグラダ・ファミリアを観光
③ 11:30
グエル公園を観光
④ 13:00
昼ごはん
⑤ 14:00
カサ・ビセンスを観光
⑥ 15:00
カサ・ミラを観光
⑦ 16:00
カサ・バトリョを観光
モデルコース詳細
それでは、モデルコースを紹介いたします。
タイムラインの時間はあくまで目安だと思ってください。
- 09:10ホテルを出発
まずは、宿泊先であるグラシア通り周辺のホテルから、サグラダ・ファミリアへ向かいます。
グラシア通りからサグラダ・ファミリアへは、最寄りの地下鉄駅「Passeig de Gràcia(パセジ・ダ・グラシア)駅」からL2号線(紫ライン)に乗車し、「Sagrada Família(サグラダ・ファミリア)駅」まで約10分ほどで到着します。
地下鉄駅の入り口は複数あるため、事前にGoogleマップなどでホテルから最寄りの出入口を調べておくと安心です。
またグラシア通り付近のホテルであれば歩いてサグラダ・ファミリアまで行くことが出来るので、地下鉄に乗り慣れていない方や無事につけるか心配な方は徒歩で向かってください。
朝の時間帯は比較的空いているので、混雑を避けて観光をスタートできます。 - 09:30サグラダ・ファミリアを観光
サグラダ・ファミリア(Sagrada Família)は、カタルーニャ出身の建築家アントニ・ガウディが手がけた、バルセロナを象徴する世界遺産の大聖堂です。
1882年に着工され、現在も建設が続く「未完成の建築」として知られています。
ガウディは自然界にある曲線や光の取り込み方を建築に取り入れることで、従来の建築様式とは一線を画した独自のスタイルを確立しました。
サグラダ・ファミリアは、彼の建築哲学とカトリック信仰が結びついた集大成です。1つ目の見どころは、「生誕のファサード・受難のファサード・栄光のファサード」です。
サグラダ・ファミリアの外観で注目すべきは、建物の3つのファサード(正面入口)です。
東側の「生誕のファサード」、西側の「受難のファサード」、そして現在も建設が続く南側の「栄光のファサード」で構成されています。
これらはそれぞれ、キリストの生涯における「誕生」「受難」「栄光(復活と永遠の命)」を象徴しています。
・「生誕のファサード」(東側)
唯一、ガウディの生前に完成されたファサードです。
自然や生命をテーマにしており、キリストの誕生と喜びがあふれる装飾が施されています。
・「受難のファサード」(西側)
キリストの受難と死を描いた、無機質で厳格な雰囲気を持つファサードです。
角ばった彫刻や直線的な構成が、苦悩と犠牲の物語を鋭く突きつけるように設計されています。
・「栄光のファサード」(南側・建設中)
現在建設が進められている最大規模のファサードで、完成すればサグラダ・ファミリアの正面入口となる予定です。
「人類の栄光と永遠の命」を象徴するこのファサードには、天国への階段や最後の審判をテーマにした構成が予定されています。2つ目の見どころは、「内部空間の光・構造・音」です。
ガウディは「自然こそが最高の建築家である」と考え、サグラダ・ファミリアの内部空間を“森”としてデザインしました。
天井に向かって真っ直ぐに伸びる柱は、樹木の幹のように上部で枝分かれしていることが分かると思います。
この構造は、構造的な強度と自然美の融合を実現するために計算されたもので、ガウディが生涯をかけて追求した「構造と装飾の一致」が体現されています。
また、壁面に施されたステンドグラスは時間帯や天候によって表情を変えるよう設計されており、朝には青や緑、夕方には赤やオレンジの光が内部を満たます。
さらに、ガウディは音響効果にも強いこだわりを持っており、音楽が反響しすぎず自然に耳に届くように、天井や壁面の角度や素材にも工夫がされています。サグラダ・ファミリアの塔にも登ることができます。
時間に余裕がある方、興味ある方は塔見学付きのチケットを購入してみてください。サグラダ・ファミリア(Sagrada Família)について・所要時間:1時間〜1時間30分(外観・内部見学、予約があれば塔見学も)
・料金:
・一般:EUR26(約4,500円)
・音声ガイド付き:EUR30(約5,200円)
・塔へのアクセス付き:EUR36(約6,200円)
・アクセス:
・地下鉄L2号線(紫)またはL5号線(青)「Sagrada Família駅」下車すぐ
・注意点:
・オンラインでの事前予約が必須レベルで推奨されます(特に午前中は人気)
・館内の撮影は可能ですが、フラッシュや三脚、自撮り棒は使用禁止
・公式サイト:https://tickets.sagradafamilia.org/es - 11:30グエル公園を観光
グエル公園(Parc Güell)はガウディ建築が公園として楽しめる世界遺産です。
当初はバルセロナの裕福層向けに開発された住宅地プロジェクトの一環でしたが、商業的に成功せず、計画は途中で中断しました。
結果的に敷地の一部が市に寄贈されて、現在のような市民公園として整備されました。
この公園はガウディが自然との調和を大切にしながら設計した数少ない屋外建築群であり、カラフルなモザイクや曲線的な造形など、ガウディらしい要素がちりばめられています。
1984年にはユネスコの世界遺産にも登録されており、まさにバルセロナ観光には欠かせない観光スポットです。1つ目の見どころは、「お菓子の家」です。
公園の正面入口の両側に建つ2つの小さな建物は、曲線の屋根にトレンカディス装飾が施されていて、まるでおとぎ話の世界に出てくる「お菓子の家」のようです。
実際にガウディは、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家にインスピレーションを受けたとも言われています。
・右側の建物は当時「管理人室」で、現在は「お土産ショップ」になっています
・左側の建物は当時「守衛室」で、現在は当時の内装を見学できます
カーブする屋根や煙突はまさにガウディ建築の象徴とも言える雰囲気を醸し出しています。2つ目の見どころは、「トカゲの噴水(ドラゴン)と色鮮やかな階段」です。
公園の入口でまず目に入るのが、カタルーニャ地方の守り神ともいわれるトカゲ(ドラゴン)のモザイク彫刻です。
無数のカラフルなタイル(破砕陶器)を使った「トレンカディス」と呼ばれる技法が用いられており、光を受けて輝くようになっています。3つ目の見どころは、「ギリシャ劇場(大広場)と波打つベンチ」です。
階段を上がると広がるのが、「ギリシャ劇場」または「中央広場」と呼ばれる空間が広がります。
ここはかつて集会や演奏会の開催を意図して設計されており、周囲を囲むように観客が座れる蛇腹状のベンチがあります。
このベンチもトレンカディスで装飾され、座面のカーブは人間工学に基づいた設計になっています。
また、ベンチの裏側には雨水を貯める排水機能も組み込まれています。4つ目の見どころは、「洗濯女の回廊(柱の回廊)」です。
ギリシャ劇場(中央広場)の下から続く小道には、斜面に沿って支える柱が連なる回廊があります。
この柱群は曲線的かつ傾斜がついており、なかには洗濯物を頭に載せた女性のような姿の柱もあることから「洗濯女の回廊(La Lavandera)」と呼ばれています。
この回廊は単なるデザインではなく、斜面の土砂崩れを防ぐための構造でもあり、ガウディが自然の力と建築技術を調和させた例です。グエル公園までのアクセスはサグラダ・ファミリアから徒歩で約30分ほどです。
坂道を登っていくので、体力に自信の無い方はタクシーを使うことをおすすめします。グエル公園(Parc Güell)について・所要時間: 約1時間半〜2時間
・料金: EUR18(約3,100円)
・アクセス:
・サグラダ・ファミリアからタクシーで約15分(公共交通機関ではメトロ3号線Lesseps駅から徒歩20分)
・注意点:
・公園の有料エリアは入場制限あり、事前予約推奨です
・園内には無料エリアもあり、気軽に立ち寄ることもできます。
・公式サイト: https://parkguell.barcelona/ - 13:00昼ごはん
グエル公園の観光を終えたら、カサ・ビセンスへ向かう前にお昼ご飯を食べます。グエル公園の周辺には地元バルセロナの人々に愛されるレストランやカフェが点在していて、観光の合間にゆったりと休憩するのにぴったりです。
おすすめは、グエル公園の東側出口から徒歩圏内にある「La Panxa del Bisbe(ラ・パンシャ・デル・ビスベ)」です。
地元の食材を使った創作カタルーニャ料理が楽しめる人気店で、観光客だけでなく地元の人々からも高く評価されています。おすすめのレストラン①:La Panxa del Bisbe
・創作カタルーニャ料理が食べられるレストラン
・公式サイト:https://umamarisqueira.com/
おすすめのレストラン②:Gaudi
・スペインの伝統料理が食べられるレストランでパエリアが美味しいです
・次に訪れるカサ・ミラの隣にあるので、ここへいく場合は観光順序が前後します
・公式サイト:https://www.paelleriagaudi.com/ - 14:00カサ・ビセンスを観光
カサ・ビセンス(Casa Vicens)はグラシア地区の住宅街にある、ガウディが手がけた最初の重要な建築作品です。
1883年から1885年にかけて、タバコ商人マヌエル・ビセンスの別荘として建てられたこの邸宅は、まだ若かったガウディが建築家として頭角を現した頃の作品です。
当時31歳だった彼は後のサグラダ・ファミリアやカサ・ミラなどで見られる有機的な曲線や彫刻的構造よりも、イスラム建築(ムデハル様式)や東洋の装飾美学、幾何学的な直線の構成を前面に押し出して設計していました。カサ・ビセンスはグエル公園から徒歩約20分で到着します。
カサ・ビセンス(Casa Vicens)について・所要時間:30分〜1時間(外観だけなら10分)
・料金:EUR21, 22(約3,700円)
・アクセス:
・グエル公園から徒歩約20分、またはタクシーで約10分
・地下鉄L3線Fontana駅から徒歩約5分
・注意点:住宅街の中にあるため、観光の際は静かな見学を心がけてください
・公式サイト:https://casavicens.org/ - 15:00カサ・ミラを観光
カサ・ビセンスを観光した後は、グラシア通りを南に少し歩いてカサ・ミラ(Casa Milà)へ向かいます。。
カサ・ミラ(Casa Milà)は地元では「ラ・ペドレラ(La Pedrera)(石切場)」とも呼ばれいて、この建物はガウディが晩年に手がけた集合住宅です。
1906年から1912年にかけて、実業家ペレ・ミラとその妻のために建設されたこの建物で、外壁には直線が一切使われておらず、有機的な波打つ曲線で構成され、まるで岩の塊を彫刻したような印象を持つと思います。
ガウディはここで、装飾ではなく建物そのものが芸術になることを目指したといわれており、20世紀の建築を先取りした存在とも評価されています。カサ・ミラはカサ・ビセンスから徒歩約20分で訪れることができます。
カサ・ミラ(Casa Milà)について・所要時間:30分〜1時間(外観だけなら10分)
・料金:EUR29(約5,000円)
・アクセス:
・カサ・ビセンスから徒歩約20分
・メトロL3またはL5「Diagonal」駅から徒歩約2分
・注意点:人気のためオンラインでの事前予約を推奨します
・公式サイト:https://www.lapedrera.com/ja - 16:00カサ・バトリョを観光
カサ・バトリョ(Casa Batlló)は1904年から1906年にかけてアントニ・ガウディによって改修された邸宅です。
施主は繊維業で成功した実業家ジョゼップ・バトリョで、彼はバルセロナの社交界で一目置かれる存在になるため、誰も見たことのないような家を求めたといいます。
19世紀末から20世紀初頭のバルセロナは、産業革命による経済成長とともに文化的な独自性の再評価が進み「カタルーニャ・ルネサンス」や「モダニスモ(カタルーニャ版アール・ヌーヴォー)」と呼ばれる芸術運動が盛んになっていました。
この時代は新興富裕層の間では自宅の建築が一種のステータス争いとなり、「誰が最も個性的で豪華な家を建てるか」が話題の中心だったのです。
ガウディはそんな時代に登場した若き異才で、バトリョ氏は彼に全権を委ねて、芸術作品としての邸宅づくりを任せました。見どころは、「神話と自然をテーマにした独特なデザイン」です。
波打つようなバルコニーや色とりどりのタイル装飾(トレンカディス)が目を引き、その奇妙で有機的なデザインは「骨の家(Casa dels Ossos)」とも呼ばれています。
ガウディはこの邸宅にカタルーニャの守護聖人・聖ジョルディとドラゴンの伝説を織り込みました。
例えば、屋根はドラゴンの背中、塔の十字架はジョルディの槍、バルコニーは骸骨を表しているという説もあります。カサ・バトリョはカサ・ミラから徒歩約5分で訪れることができます。
カサ・バトリョ(Casa Batlló)について・所要時間:30分〜1時間(外観だけなら10分)
・料金:EUR31〜45(約5,300円〜7,000円)※日時によって変動
・アクセス:
・カサ・ミラから徒歩約5分
・メトロL2, L3, L4「Passeig de Gràcia」駅から徒歩約2分
・注意点:人気のためオンラインでの事前予約を推奨します
・公式サイト:https://www.casabatllo.es/
よくある質問
- Qバルセロナでは英語は通じますか?
- A
はい、観光地やレストラン、ホテルでは多くのスタッフが英語を話すことができます。
ただし、地元の小さな商店やバル(居酒屋)ではスペイン語やカタルーニャ語のみの場合もあります。よく使うスペイン語
日本語 スペイン語 発音の目安(カタカナ) こんにちは Hola オラ おはよう Buenos días ブエノス ディアス こんばんは Buenas noches ブエナス ノーチェス ありがとう Gracias グラシアス すみません/失礼します Perdón / Disculpe ペルドン / ディスクルペ はい/いいえ Sí / No シー / ノ わかりません No entiendo ノ エンティエンド 英語を話せますか? ¿Habla inglés? アブラ イングレス トイレはどこですか? ¿Dónde está el baño? ドンデ エスタ エル バーニョ いくらですか? ¿Cuánto cuesta? クアント クエスタ
- Q各観光スポットのチケットは事前予約した方がいいですか?
- A
はい、事前予約が必須です。
特にサグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョ、カサ・ミラは当日券が売り切れることが多いです。
オンラインで時間指定チケットを購入しておくと安心して観光できます。
- Q1日でガウディ建築をすべて回れますか?
- A
今回ご紹介するモデルコースを使えば、主要なガウディ建築(サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・ミラ、カサ・バトリョ、カサ・ビセンス)を1日で巡ることは可能です。
ただし、各スポットの内部見学時間は限られるため、行きたい場所に優先順位をつけるのがおすすめです。
- Q治安で気をつけることはありますか?
- A
バルセロナは比較的安全ですが、スリや置き引きが多い都市としても知られています。特にランブラス通りや地下鉄、混雑した観光地では貴重品管理に注意しましょう。
また、旧市街の「エル・ラバル」地区はバルセロナ在住の方に「危険なので行かない方がいい」と忠告されたこともあり、行く予定の方は十分に注意してください。
まとめ
バルセロナはガウディ建築をはじめとする世界的に有名な観光スポットが数多く集まる魅力的な街です。
1日という限られた時間でも、効率よく回ることで見どころをしっかり楽しむことができます。
今回ご紹介したモデルコースは、実際に私が7日間滞在した経験をもとに作成しました。
各スポットの所要時間やチケット情報も参考に、ご自身のペースや興味に合わせてアレンジしてみてください。
それでは、良い旅を
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