【旅行記】選ばれたものだけが到達できる東京都の絶海の孤島、青ヶ島

国内旅行

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今回は「選ばれたものだけが行ける島」として知られる青ヶ島に行ってきました。
1度渡航に失敗している私がどのようにして青ヶ島に上陸したか、行ってみてどうだったかなどを旅行記と共にまとめたいと思います。

旅費

旅費は合計約77,026円でした。

以下、詳細をまとめます。
今回は八丈島での観光費用は省きますが、八丈島までの往復分と八丈島での宿泊費は含めて計算します。

交通費フェリー(竹芝桟橋から八丈島)12,976円
ヘリコプター(青ヶ島往復)23,500円
ヘリコプター超過手荷物料金1,840円
飛行機(八丈島から羽田空港)15,410円
レンタカー(青ヶ島)4,000円
小計57,726円
宿泊費八丈島宿泊費約5,000円
青ヶ島宿泊費11,000円
小計16,000円
観光費サウナ代300円
青酎2本約3,000円
小計3,300円

ヘリコプター代が高いですが、これはもうどうしようもないですね。
船ではなく朝早く八丈島に着く飛行機を探すことで、八丈島での宿泊費を抑えられそうです。
しかし、せっかくなので八丈島も観光したいですよね・・・?

青ヶ島とは

青ヶ島は都心から358kmの距離にある伊豆七島の中でも1番遠く離れている島です。

島は断崖絶壁に囲まれていて、ビーチなどが無いのは当たり前、船の接岸も難しく就航率がとても低いことで有名です。船で行った場合、青ヶ島に1,2週間取り残されるのはよくあることらしいです。このことから、青ヶ島は「絶海の孤島」「選ばれたものだけが行ける島と呼ばれているようです。

また青ヶ島は海外からも注目されていて、米国の環境保護NGOが発表した「死ぬまでに見るべき世界の絶景13」にも選ばれました。

そんな青ヶ島ですが、3つのことで有名です。

1つ目は、二重カルデラです。
青ヶ島には1785年の噴火でできた二つの火口があります。内輪山は丸山と呼ばれて、お鉢を一周することができます。外輪山の最高地点である大凸部(おおとんぶ)にも行くことができて、ここは青ヶ島の自然を一望できる絶景スポットとなっています。

2つ目は、ひんぎゃを利用した施設や特産物です。
ひんぎゃとは火山の地熱蒸気の噴き出し口のことを言います。実際に丸山を歩いていると、火口の方から熱が伝わってきますし、蒸気が上がっているのを見ることもできます。このひんぎゃを使ったサウナ塩(ひんぎゃの塩)を青ヶ島では楽しむことができます。

3つ目は、幻の焼酎「青酎」です。
ほとんど手作りのため作られる数は少なく、なかなか青ヶ島の外で飲むことができません。癖の強い焼酎と言われていますが、私が青ヶ島で飲んだ青酎は美味しく、お土産として買っていったらお酒好きな大学の恩師にも大絶賛されました。

その他にも、星空が綺麗なことなど青ヶ島には魅力がたくさんあります。

行き方

青ヶ島に行くためには、まず八丈島に行かなければなりません。八丈島から青ヶ島へは2通りの方法で行くことができます。

その方法とは、ヘリコプターです。それぞれの良い点と悪い点をまとめていきます。

まず船で行く場合についてです。八丈島から青ヶ島丸という船に乗って青ヶ島に行くことができます。しかし、最初にも書きましたが船での就航率が非常に低いです。そのため、せっかく八丈島まで行ったのに青ヶ島行きの船がなかなか就航しないことや、行くことができても帰りの船がなかなか就航せずに青ヶ島に取り残されてしまうことがあります。就航率は年平均で50%から60%と言われていますが、時期によっては全く就航しないことも珍しくありません。

料金所要時間
大人2,810円, 子供1,420円約3時間

次にヘリコプターです。八丈島には空港があり東京愛らんどシャトルのヘリコプターで青ヶ島に行くことができます。このヘリコプターは1日に9人しか青ヶ島に連れて行くことができません。更に、このヘリコプターは青ヶ島に住んでいる方々も利用するため、予約は争奪戦になります。予約は1ヶ月前からできるので、忘れないようにしましょう。ヘリコプターは船と違い圧倒的に青ヶ島へ行ける確率は高いです。確か年間で80%程だったと思います。そのため、ヘリコプターに乗る体験もできるので私はこちらをオススメします。

料金超過手荷物料金所要時間
大人11,750円, 子供8,230円240円/1g約20分

まとめます

  • 青ヶ島へは八丈島から船とヘリコプターで行くことができる
  • 船での就航率は年間50%程なので、青ヶ島に取り残されるリスクがある
  • ヘリコプターでの就航率は年間80%程だが、予約は争奪戦になる
  • ヘリコプターでの予約は1ヶ月前から可能

観光記録

それでは、私が青ヶ島へ旅した時の記録を日記形式で記載いたします。

まずは、八丈島

青ヶ島への旅は大学時代の研究室の友人と行きました。

1度船での渡航で失敗しているので、この旅はリベンジマッチになります。
しかし、雲行きは悪く、台風が接近していました😇

いつも通り浜松町の竹芝桟橋で集合して橘丸に乗船し、まずは八丈島を目指します。

約11時間の船旅を終えて、八丈島に到着

八丈島に到着する時間的に、その日のうちに青ヶ島行きのヘリコプターに乗ることはできないので、八丈島を観光しました。

八丈島の旅行記は別の記事にまとめようと思います。

絶海の孤島へ

翌日、8:30に八丈島の空港へ向かいます。
風が強くヘリコプターが飛ぶか分からないと言われ「今回もダメか😭」と思いましたが、無事に離陸です!
しかし、青ヶ島まで行って引き返すかもしれないと言われてしまいました。

念願の青ヶ島が見えてきました。

段々と近づいていきます。
空から見ると、青ヶ島が断崖絶壁に囲われていることがよくわかります。

無事に青ヶ島に着陸しました!!!
ヘリコプターが八丈島へ帰って行くのを見届けます。

青ヶ島は急な道が多いため、レンタカーを予約しました。
今回お世話になったのは、青ヶ島レンタカーさんです。
多分ですが、旅人のほとんどがこのレンタカー屋さんのお世話になると思います。

車種1日料金半日料金
軽自動車(4人乗り)4,000円2,500円
小型貨物車(5人乗り)5,000円3,000円
普通乗用車(10人乗り)8,000円5,000円
青ヶ島レンタカーの料金表

レンタカー屋さんに着いた旨を連絡し、ヘリポートで待ちます。
ヘリポートにあった地図を見ていると、青ヶ島にたどり着けた実感が湧いてきました。

まずは、今晩宿泊するあおがしま屋さんにまずは挨拶にいきます。

フレンドリーな女将さんが宿と部屋の案内をしてくれて、お昼ご飯も持たせてくれました。
このお昼ご飯、あるところで温めて食べるのですが後のお楽しみです。

観光開始

青ヶ島に来たら絶対に行きたかったところに向かいます。
大凸部(おおとんぶ)です!!!
ここはヘリポートから車で5分程度で行けるところで、宿からも近いところにありました。

車を停めて歩いて行くと、鳥居が見えてきました。まるで冒険のようでワクワクします😤

案内板があるので、案内に従って歩いていきます🚶

長い階段が見えてきました😳
普段研究室に篭っているは果たして登る体力があるのか😇

思っていたよりも短く、無事に登ることができました😤
普段引きこもっている私でも問題なく登れたので安心してください!!!!!

そして・・・

・・・

・・・

ずっと憧れていた景色を見ることができました😆

ここからは青ヶ島の二重カルデラを一望できます。
中央の内輪山は丸山と呼ばれています。

私は竹藪の中でのかくれんぼを想定した服を着ています👘

友人も目に焼き付けてました。
この友人のスタイルは探検家って感じですよね👍
島に溶け込んでいました!

大凸部も満足したので、次は青ヶ島ならではのスポットに向かいます🚗

それは地熱のサウナです🧖
青ヶ島にはひんぎゃと呼ばれる水蒸気を噴出する穴がたくさんあります🌋
その熱を利用したサウナが楽しめるふれあいサウナに向かいます。

ふれあいサウナは丸山のふもとにあるため、車を丸山の方に進めます。

到着しました!

写真に見える白い建物がふれあいサウナです。

脱衣所で別のお客さんからこう言われました。

「やばい」

やばいってなんだ😳
気持ちいいのか?熱いのか?など色々考えました🤔

熱いという情報を聞いていたので、もしかしたら熱すぎてやばいのかもしれないです🤔
ぶっちゃけその話も大袈裟だなぁくらいに思っています。

ここはサウナ施設なので、お風呂などの浴槽はありません。
そのため、熱いシャワーを浴びて、サウナへ移動します🧖

・・・・・

・・・・・

・・・・・

「アッツ!!!!!」

5分もしないうちに限界です🔥

友達「やばいやばいやばい🥵早く水風呂に入りたい🥵」

私たちは急いでサウナから水風呂に向かいました🏃💨

「アッツ!!!!!」

水風呂かと思っていたものは、ひんぎゃの熱で温められて熱湯になっていました😳

水風呂が熱湯なら冷水シャワーを浴びるしか無いので、冷たい側に捻りシャワーを出します。

「アッツ!!!!!」

来た時には気づきませんでしたが、冷たい側に捻っても熱湯しか出ません😇

タオルで体を拭いて、脱衣所に出ました。

あれれれれ・・・・・脱衣所がサウナじゃん☺️

逃げ場を無くした私たちは脱衣所に付いていたクーラーの前に立って体を冷やしました⛄️

最初にいただいた忠告はこういうことだったんですね・・・
熱々でしたが、ひんぎゃの熱を感じられましたし、外に出たらとても気持ちよかったです☺️

サウナを出た後はあおがしま屋の女将さんからいただいたお昼ご飯の準備です🤤

何をするかというと、地熱窯でふかします。
入れ方があっているかは分かりませんが、宿の女将さんからいただいた飛び魚と卵とお野菜を突っ込みます。

多分これであっています😤
異論は認めます😤

蒸すまでに時間がかかるため、その間に丸山遊歩道を散策します🚶
実は丸山の周りを20分ほどで一周することができるのでちょうど出来上がることに戻ることができます。

その丸山遊歩道は地熱窯からすぐ近くにあります。
まずは、坂道を一生懸命に登ってきました。

道はこんな感じで、草木が生い茂っています。

少し進むと鳥居を発見。

段々と道もひらけてきました。
友人が意気揚々と歩いています。
このスタイルがはまっていて面白いです。

火口側?を見下ろせる場所にきました。
ここにいると下から熱気が上って来るのが分かります🔥
もわもわしていました😳

そしてそして、我らが地熱窯が見えてきました。
あとは降りるだけ!お腹はぺこぺこです。

早速、地熱窯を開けて中身を確認。

良い感じに火も通ってそうなので、網を外に出しておにぎりと一緒にいただきます!

初めての飛び魚、美味でした🤤

このあと、向かうは尾山展望公園です。
ここからも青ヶ島と周りの景色を楽しむことができます。

途中の道で信号機を発見。
これは島で唯一の信号機で、島で生まれた子ども達に信号機を教えるために作られたらしいです。
確かに本州や隣の大きな八丈島に行った時にルールを知らないと大変ですよね。

ちなみに信号機の近くには青ヶ島小中学校があります。

尾山展望公園につきました!
しかし、台風も迫っていることもあり、雨が降り始めてしまいました😢

曇っていなければ、ここからも景色を楽しめるようです😢

最後に時間があったので、ヘリポートの奥の方へ行ってみました。

探検です。

すると、ヘリポートよりも更に低いエリアがあることがわかりました。
予期せずいい感じの景色が見えるスポットに到着です。

更に進んでいくと、断崖絶壁に出ました。これ以上は無理です。

日も暮れ始め、天気も悪くなってきたので、宿に戻ります。

あおがしま屋

夕食の時間になり、座敷で海の幸をいただきました🤤

どれも美味しい・・・!
あの、幻の青酎も飲み放題でした😆

夕飯を食べ進めていると、女将さんが島寿司を持ってきてくれました!

カンパチらしいです🐟
お腹もいっぱいになり大満足です!

部屋に戻り友人とテレビを見ていました。
青ヶ島のテレビにはどうやら港のライブカメラの映像を見ることができるようで、「明日帰れるかなー」とテレビを見ながら心配をしていました。

翌日朝起きると生憎の天気でした。レンタカー屋さんの前にあった十一屋酒店で、青酎を購入。

この商店には食べ物や飲み物など色々売っています。猫もたくさんいました🐈🐈🐈🐈

レンタカーを返却した後、レンタカー屋さんがヘリポートに私たちを連れて行ってくれました🙏

そして、ヘリコプターが到着。

数名、ヘリコプターから降りてきました。
テンションが高い若者の姿もあり、これから青ヶ島を冒険する方なんだろうなと思いました。

台風から逃げるように

ヘリコプターが八丈島へ行く準備が終わった時、まさかの出来事が起こりました。
なんと、一気に雲がなくなり、青空が顔を出しました。
帰り際に晴れるんじゃない😇なんて思っていませんよ?

無事に離陸し、青ヶ島を後にします。

友人と「ここは帰ってくるところだね」と話していました。
また、機会があれば青ヶ島に帰りたいと思っています。
次も、もちろんあおがしま屋さんにお世話になりたいです。

八丈島に着いてからもゆっくりはできませんでした。

本来乗る予定であった飛行機を待つと、台風の影響で欠航になってしまうと言われてしまいました😇

幸運なことに一つ早い便に空席があったみたいなので、乗る便を変更していただけました🙏

無事に八丈島も脱出です。

今回の旅では終始運が味方についてくれました☺️

最後に

今回は友人との青ヶ島リベンジ旅でした。

ネットで見つけた青ヶ島の写真がきっかけでいつか行ってみたいと思っていたので、無事にいけてよかったです。

島のみんなが暖かく、また是非ここに来たいと思えるようなところでした。

ヘリコプターを予約すれば到達できる可能性は高いので、みなさんも是非この絶海の孤島へ訪れてみてください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。

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