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リスボン観光はどのエリアを回るべき?
2泊3日でどんなスケジュールにすれば効率よく観光できるかな?
せっかくなら見どころを全部押さえたい!
そんな疑問に答えるため、この記事では実際に私がリスボンに10日間滞在した経験をもとに、市内のおすすめ観光地やモデルコース、宿泊情報などを分かりやすく紹介します。
- リスボン観光の2泊3日モデルコース
- リスボンの観光スポットの見どころ
- リスボンの観光スポットの注意点
- リスボンの観光スポットの所要時間
こんにちは!エンジニアの旅記録です!
現在はフリーランスエンジニアとして働きながら海外を旅しており、これまでに37カ国を訪れました。
世界一周中に10日間ほどポルトガルの首都リスボンに滞在し、歴史あるアルファマ地区や大航海時代の雰囲気が残るベレン地区、そして美しいトラムが走る坂の街をたくさん歩いてきました。
今回の記事では、実際に私が観光したルートをベースに「2泊3日でリスボンを楽しみ尽くす」モデルコースをご紹介します。
旅行前のスケジュール計画のお役に立てると嬉しいです!
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ポルトガルの基本情報

ヨーロッパの中でも比較的コンパクトで周遊しやすいのがポルトガルです。
首都リスボンは歴史的な街並みと現代的なカルチャーが融合した魅力的な都市です。
初めての方でも歩いて回れるエリアが多く、2泊3日でも充実した観光が可能です。
ここでは、リスボン観光を楽しむうえで知っておきたいポルトガルの基本情報をまとめました。
通貨や言語、気になる治安情報や物価の目安など、旅の準備に役立つポイントをチェックして、旅の計画を立てて見てください。
ポルトガルってどんな国?
ポルトガルはヨーロッパの南西端に位置し、大西洋に面した温暖な気候と、美しい町並みが特徴です。
歴史的には大航海時代に栄えた国で、美しい街並みや世界遺産も多く、近年は観光地として注目を集めています。
物価は西ヨーロッパの中では比較的リーズナブルで、グルメ(海産物)やワインも楽しめるのがポイントで、治安も良く、旅行者に対してフレンドリーな国民性もあり、初めての海外旅行でも安心して観光を楽しむことができます。
通貨・言語・気温などの基本データ
ポルトガルの基本データをまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
公用語 | ポルトガル語 ※英語も広く通じます |
通貨 | ユーロ(EUR) ※2025年7月時点で1EUR ≒ 170円 |
時差 | マイナス9時間 ※日本のほうが9時間進んでいます(サマータイム時はマイナス8時間) |
気温 | 夏(6〜9月):20〜35℃ 冬(12〜2月):5〜15℃ |
雨季 | 特に明確な雨季はなし ※冬季は雨の日がやや多め |
服装 | 夏:半袖・半ズボンでOK 冬:薄手のジャケットやセーターが必要 |
ビザ | 90日以内の観光滞在であればビザ不要(日本国籍の場合) |
コンセントタイプ | Cタイプ(ヨーロッパ2ピン) |
日本からのフライト時間 | 直行便なし(乗継含めて約16〜18時間) |
治安 | 比較的良好(外務省の危険情報レベルなし) ※観光地ではスリ・置き引きに注意 |
リスボンってどんな街?

リスボンはポルトガルの首都であり、7つの丘に広がる風景が特徴的な港町です。
トラム28番に乗って石畳の街を巡ったり、展望台からテージョ川を眺めたりと、街歩きそのものが観光になるほど魅力にあふれています。
見どころは、歴史あるアルファマ地区、ベレンの塔やジェロニモス修道院、エッグタルト発祥のパステイス・デ・ベレンなど。
どれもリスボン中心部からアクセスしやすく、短期間でも効率よく巡れます。
また、坂が多い地形のため歩きやすいスニーカーがおすすめです。
2泊3日リスボン観光モデルコース
リスボン市内は観光スポットがエリアごとにまとまっているため、2泊3日あれば主要な見どころをしっかり楽しむことができます。
実際に私が滞在した際の経験をもとに、観光にかかる時間の目安やおすすめの順路を含めて、効率よく巡れるモデルコースを紹介します。
注意点として、リスボンは坂道が多く、エリアによっては階段や石畳が続く場所もあります。
歩きやすい靴を選び、水分補給を忘れないように気をつけてください。
特に夏場は日差しが強いため、サングラスや日焼け対策グッズがあると安心です。
モデルコースとは少し異なりますが、実際に私がリスボン市内を観光した時のYoutube動画があります。
観光の雰囲気を知りたい方はこちらも是非ご覧ください。
今回紹介するモデルコースはこちらの実体験を元により良い観光ルートを考えたものになります。
モデルコース概要
このモデルコースでは、リスボン中心部にあるバイシャ地区の宿泊を想定しています。
観光地へのアクセスが良く、レストランやショップも充実しているエリアなので、初めてのリスボン旅行にもおすすめです。
「1日目はアルファマ地区を観光」
アルファマ地区はリスボン最古のエリアで、石畳の坂道やレトロなトラムが走る、昔からの景色がそのまま残る歴史の深い街並みが魅力です。
展望台からの景色やリスボン大聖堂など、街歩きそのものが楽しめます。
「2日目はベレン地区を観光」
大航海時代の歴史が色濃く残るベレン地区には、ベレンの塔やジェロニモス修道院などの世界遺産が点在しています。
名物のエッグタルト「パステル・デ・ナタ」の本家があることでも有名です。
「3日目はシントラを観光」
リスボンから電車で日帰りできる人気の街で、カラフルなペーナ宮殿やRPGの世界のようななレガレイラ宮殿など、まるでおとぎ話の世界のような景観が広がります。
以下がモデルコースの概要です。
1日目
① 9:30
トラム28番に乗車してグラッサ展望台へ
② 10:00
グラッサ展望台を観光
③ 10:40
サンタ・ルジア展望台を観光
④ 11:00
カフェ休憩
⑤ 11:40
リスボン大聖堂を観光
⑥ 12:30
昼ごはん
⑦ 13:30
コメルシオ広場を散策
⑧ 14:00
アウグスタ通りを観光
⑨ 16:00
サンタ・ジュスタのリフトを観光
⑩ 17:00
ビカのケーブルカーを観光
⑪17:30
Time Out Marketで夕飯
2日目
① 9:00
バイシャ地区出発(バスでベレン地区へ)
② 9:30
ジェロニモス修道院を観光
③ 11:00
パステイシュ・デ・ベレンで名物エッグタルトを食べる
④ 12:00
ベレンの塔を観光
⑤ 13:30
発見のモニュメントを観光
⑥ 14:00
昼食
⑦ 15:00
Passeio Carlos do Carmoを散策
⑧ 15:30
LX Factoryを観光・ショッピング
⑨ 16:30
バイシャ地区へ移動・帰宿
⑩ 18:00
ホテル周辺で夕食
3日目
① 07:41
ロシオ駅(Rossio Train Station)を出発
② 08:24
シントラ(Sintra)に到着
③ 09:00
ペーナ宮殿を観光
④ 11:00
ムーアの城跡を観光
⑤ 12:00
シントラ市内へ移動
⑥ 12:30
シントラ市内でお昼ご飯
⑦ 13:30
レガレイラ宮殿を観光
⑧ 15:41
シントラ市内を出発
⑨ 16:21
ロカ岬を観光
⑩ 18:00
ロカ岬からリスボンのロシオ駅へ移動
モデルコース詳細(1日目)
それでは、1日目のモデルコースを紹介いたします。
タイムラインの時間はあくまで目安だと思ってください。
- 09:30トラム28番に乗車してグラッサ展望台へ
リスボン観光の定番といえば、レトロな黄色いトラム28番(Eléctrico 28)です。
石畳の坂道をゆっくりと走るこの路面電車は、リスボンの下町情緒を感じられる人気の交通手段です。
観光客だけでなく地元の人も利用していて、リスボンの風景の一部になっています。まずは、この28番トラムに乗ってグラッサ展望台(Miradouro da Graça)を目指します。
バイシャ地区にあるIgreja Sta. Maria Madalenaから乗車し、展望台最寄りのGraçaで降ります。乗車にはNavegante(ナヴェガンテ)と言う交通系ICカードがお得です。
地下鉄やキオスクで購入することができるので、事前に購入またはチャージしておきましょう。
トラムが到着したら、前方のドアから乗り込み、車内の機械にカードをタッチします。
降りる際は車内のボタンを押して「降ります」サインを出し、後方のドアから降車します。
停留所の名前は車内アナウンスがないため、Googleマップなどの地図アプリを見て現在地を確認しながら乗車するのが安心です。トラム28番について・グラッサ展望台まで:
・乗車停留所:Igreja Sta. Maria Madalena
・下車停留所:Graça
・料金:
・1回券(Navegante):EUR1.8(約310円)
・1回券(車内現金購入):EUR3.1(約530円)
・注意点:
・満員の場合は乗車拒否をされる場合があります
・停留所の名前のアナウンスはありません
・乗る時は前方、降りる時は後方からベルを鳴らして降ります - 10:00グラッサ展望台を観光
グラッサ展望台(Miradouro da Graça)はリスボン市内にある人気の展望スポットの1つで、「グラッサの丘」とも呼ばれる高台に位置しています。
正式名称は「Miradouro Sophia de Mello Breyner Andresen」で、これはポルトガルの著名な詩人の名に由来していて、展望台の片隅には彼女の胸像と詩の一節が刻まれた石碑も残されています。
グラッサ展望台はリスボンの街並みとテージョ川を一望できる絶好のビューポイントで、特に朝と夕方の光が美しい時間帯に訪れるのがおすすめです。
遠くにはサン・ヴィセンテ・デ・フォーラ修道院や、アルファマの赤い屋根が連なる風景が広がり、リスボンらしい景色を楽しむことができます。近くにはグラッサ教会(Igreja da Graça)もあり、時間があれば立ち寄ってみるのもおすすめです。
グラッサ展望台(Miradouro da Graça)について・所要時間: 20分〜30分
・料金:無料
・アクセス:
・トラム28番「Graça」停留所から徒歩約3分
・丘の上にあるためトラム利用がおすすめです - 10:40サンタ・ルジア展望台を観光
サンタ・ルジア展望台(Miradouro das Portas do Sol)はアルファマ地区の高台にある人気の展望スポットです。
名前の「ポルタス・ド・ソル(太陽の門)」は、かつてこの場所に城門があったことに由来していて、現在は開放感あふれるテラスからリスボン旧市街の絶景が楽しめる場所として有名です。ここから眺める赤い屋根の連なる街並みとテージョ川の風景は、ジブリ映画『魔女の宅急便』の舞台モデルのひとつと言われています。
また、展望台のテラスにはアズレージョ(ポルトガルの伝統的なタイル画)が飾られていて、周辺にはベンチやカフェ、小さなお土産屋さんも並んでいます。
午前中は観光客も少なめで、静かな時間を過ごしたい方には特におすすめです。グラッサ展望台からは徒歩約10分の距離なので、坂を下りながら街歩きとセットで訪れるのがおすすめです。
サンタ・ルジア展望台(Miradouro das Portas do Sol)について・所要時間:20分〜30分
・料金:無料
・アクセス:
・グラッサ展望台から徒歩約10分
・トラム28番「Portas do Sol」停留所からすぐ - 11:00カフェ休憩
サンタ・ルジア展望台(Miradouro das Portas do Sol)にはいくつか小さなカフェがあります。
展望台からの景色を見ながらコーヒータイムを楽しんでください。
朝のこの時間帯であれば空いているので席も確保しやすいです。 - 11:40リスボン大聖堂を観光
リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)はリスボン最古の教会であり、ポルトガルの歴史と信仰の象徴とも言える存在です。
12世紀に建設が始まり、イスラム勢力から奪還した後の「キリスト教の勝利の象徴」として建てられました。
建築様式はロマネスク様式を基調としつつ、その後の改修でゴシックやバロック、マヌエル様式などが混在しているのも特徴です。入場料EUR5(約870円)で内部見学が可能です。
高い天井と石のアーチが美しく、中世の雰囲気が色濃く残る空間が広がっています。現在もカトリックのミサが行われているため、観光として訪れる際も教会内では静かに行動するよう気をつけてください。
サンタ・ルジア展望台から徒歩約5分の距離なので、こちらもグラッサ展望台から坂を下りながら街歩きとセットで訪れるのがおすすめです。リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)について・所要時間:30分〜45分
・料金:EUR5(約870円)
・アクセス:
・サンタ・ルジア展望台から徒歩約5分
・トラム28番「Sé」停留所からすぐ
・注意点:神聖な場所のため、教会内では静かに行動するように気をつけてください - 12:30お昼ご飯
午前中の観光を終えたら、バイシャ地区でランチがおすすめです。
観光地の中心にありながらも、手頃な価格でポルトガルらしい料理を楽しめるレストランが多く、地元グルメをカジュアルに味わいたい方にもぴったりです。ポルトガルは新鮮な魚介類を使った料理が豊富で、バカリャウ(干し鱈)料理やグリルサーディン、ポルトガル風リゾットなどが定番です。
リスボンならではの海の幸をランチでも食べてみてください。おすすめのレストラン①:Uma
・海鮮リゾットの専門レストラン
・公式サイト:https://umamarisqueira.com/
おすすめのレストラン②:Maria Catita
・タコのリゾット(Arroz de Polvo)やバカリャウ・ア・ブラス(干し鱈とポテトの炒め料理)などポルトガル各地の郷土料理が食べられる
・公式サイト:https://mariacatita.pt/ - 13:30コメルシオ広場を散策
コメルシオ広場(Praça do Comércio)はテージョ川に面して広がる広場で、かつては王宮が建っていた歴史ある場所です。
地元では「テレイロ・ド・パソ(Terreiro do Paço)」とも呼ばれ、18世紀の大地震後に再建されて以来、リスボンの政治・経済・交通の中心として栄えてきました。
中央にはポルトガルの英雄・ジョゼ1世の騎馬像が立っています。
ジョゼ1世は18世紀のポルトガル国王で、1755年のリスボン大地震の後、リスボンの都市再建を指導した人物として知られています。もう一つの見どころは、広場北側にあるアウグスタ通りの凱旋門(Arco da Rua Augusta)です。
ここは上部に登ることができて、テージョ川や旧市街の景色を楽しむことができます。リスボン大聖堂から徒歩約10分で訪れることができます。
コメルシオ広場(Praça do Comércio)について・所要時間: 30分〜45分(凱旋門の見学を含める場合)
・料金:
・広場の散策:無料
・凱旋門入場:EUR3(約500円)
・アクセス:
・リスボン大聖堂から徒歩約10分
・地下鉄「Terreiro do Paço」駅すぐ - 14:00アウグスタ通りを観光
バイシャは18世紀のリスボン大地震後に再建されたエリアで、碁盤の目状の美しい街並みが特徴です。
リスボンのダウンタウンとも言えるエリアで、観光・ショッピング・カフェ巡りがすべて徒歩圏内で完結します。
特にアウグスタ通り(Rua Augusta)を中心に、おしゃれな雑貨屋さんやローカルブランドのブティック、お土産ショップがずらりと並び、ぶらぶら歩くだけでもポルトガルらしさを感じられます。 - 16:00サンタ・ジュスタのリフトを観光
サンタ・ジュスタのリフト(Elevador de Santa Justa)は1902年に完成したリスボン旧市街バイシャ地区と、バイロ・アルトを結ぶ縦型エレベーター型の展望台です。
設計を手がけたのはエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの弟子ラウル・メスニエ・デ・ポンサールです。
そのためか、パリの鉄塔を思わせる繊細な鉄骨構造と美しいネオ・ゴシック様式のデザインが特徴です。高さ約45メートルのリフトを上がると、リスボンの街並みとテージョ川を一望できる展望デッキに到着します。
サンタ・ジュスタのリフト(Elevador de Santa Justa)について・所要時間:30分〜45分(展望デッキでの滞在含む)
・料金:EUR6.1(約1,050円)
・アクセス:
・コメルシオ広場から徒歩約10分
・最寄り駅は地下鉄「Baixa-Chiado」または「Rossio」 - 17:00ビカのケーブルカーを観光
ビカのケーブルカー(Bica – Lg. Calhariz)はリスボンを代表する風景のひとつとして、ポストカードやSNSでも頻繁に登場するスポットです。
正式名称は「エレヴァドール・ダ・ビカ(Elevador da Bica)」です。
急坂の多いリスボンの街を移動するために作られた登坂ケーブルカーのひとつで、1892年に運行が開始されて以来、現在で利用されている公共交通機関です。全長は約250メートルと短くて乗車時間も2〜3分と短いですが、ゴトゴトと進む感覚はレトロなアトラクションのような面白さがあります。
ビカのケーブルカー(Bica – Lg. Calhariz)について・所要時間:約15〜20分(写真撮影+乗車含む)
・料金:EUR3.8(約)
・アクセス:
・サンタ・ジュスタのリフトから徒歩約10分
・地下鉄「Cais do Sodré」駅から徒歩約5分 - 17:30Time Out Marketで夕飯
1日の観光を締めくくる夕食は、リスボンのグルメが集まる「Time Out Market(タイムアウト・マーケット)」で楽しみましょう。
Time Out Market(タイムアウト・マーケット)はリスボンの老舗「リベイラ市場」を改装して作られた、フードホール形式のグルメスポットで、地元の人気レストランやシェフがプロデュースした店舗が多く並んでいます。40を超える店舗があり、伝統的なポルトガル料理はもちろん、アジア料理やバーガー、スイーツ、ワインバーまで幅広く揃っています。
1人旅でもグループでも、好みに合わせて好きなものを選べるため、「何を食べようか迷ったとき」にぴったりの場所です。特に人気のあるのは、以下のような料理です。
・「Chef Marlene Vieira」のタコのリゾット(Arroz de Polvo)
・「Croqueteria」のバカリャウ・クロケット(Pastéis de Bacalhau)
・「Manteigaria」のエッグタルト(Pastel de Nata)
・「O Prego da Peixaria」のツナステーキ・サンド(Prego de Atum)混雑する時間帯(19時〜20時頃)は席取りが難しくなることもあるため、18時台の少し早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。
Time Out Marketについて・営業時間:10時00分~0時00分
・アクセス:
・ビカのケーブルカーから徒歩約5分
・Cais do Sodré駅から徒歩約1分
モデルコース詳細(2日目)
次に、2日目のモデルコースを紹介いたします。
タイムラインの時間はあくまで目安だと思ってください。
- 09:00バイシャ地区出発(バスでベレン地区へ)
2日目はリスボン市内でも特に歴史的建築が集まる人気観光エリア「ベレン地区」を巡ります。
まずは、バイシャ地区からバスを使ってベレンへ向かいましょう。
バイシャ地区からベレンへは、Pç. Comércio停留所まで徒歩で移動し、そこから728番に乗車します。
ここからMosteiro Jerónimos停留所までは約20分ほどで到着します。
Pç. Comércioは1日目に寄るコメルシオ広場の前にあるので、事前に確認しておくとスムーズかもしれません。 - 09:30ジェロニモス修道院を観光
ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)はポルトガルのベレン地区にある修道院で、16世紀初頭に建設が始まったマヌエル様式の傑作として世界遺産にも登録されています。
ポルトガルの大航海時代を象徴する建造物として知られ、ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路を発見した偉業を称えて建てられました。教会部分と修道院本体に分かれており、教会部分は無料で入場できますが回廊などの修道院本体へはチケットが必要です。
1つ目の見どころは、「ヴァスコ・ダ・ガマの石棺がある教会」です。
教会内部には大航海時代を代表する航海者ヴァスコ・ダ・ガマと、国民的詩人ルイス・デ・カモンイスの石棺が安置されています。
天井まで続くゴシック様式の柱や美しいステンドグラスが印象的です。2つ目の見どころは、「彫刻が美しい修道院本体」です。
マヌエル様式を代表する装飾豊かな回廊を見学できます。
柱やアーチには海や植物をモチーフにした繊細な彫刻が施されており、どこを切り取っても絵になります。ジェロニモス修道院までのアクセスはMosteiro Jerónimosから徒歩約2分です。
ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)について・所要時間: 1時間〜1.5時間(回廊と教会部分の見学を含めて)
・料金:
・教会:無料
・修道院本体:EUR18(約3,100円)
・アクセス:
・Mosteiro Jerónimosから徒歩約2分
・注意点:
・月曜定休
・繁忙期は混雑するためオンライン予約がおすすめ
・GoProなどの自撮り棒禁止
・チケット売り場は離れた場所にあります
・公式サイト:https://www.museusemonumentos.pt/pt/museus-e-monumentos/mosteiro-dos-jeronimos-e-capela-de-sao-jeronimo - 11:00パステイシュ・デ・ベレンで名物エッグタルトを食べる
パステイシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)はベレン地区にあるポルトガルを代表する老舗のエッグタルト専門店で、1837年から伝統の味を守り続けています。
エッグタルトはポルトガル発祥のスイーツで、その歴史は18世紀にまでさかのぼります。リスボンのジェロニモス修道院の修道士たちが卵白を衣類の洗濯に使い、残った卵黄を無駄にしないために生み出したのが始まりとされます。
これがポルトガル全土に広がり、特にパステル・デ・ナタとして親しまれています。パステイシュ・デ・ベレンのエッグタルトは外はサクサクのパイ生地、中はとろけるような濃厚なカスタードクリームが特徴で、独自のレシピは秘伝として厳重に守られています。
パステイシュ・デ・ベレンはジェロニモス修道院から徒歩約5分の距離にあります。パステイシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)について・所要時間:15分〜30分(飲食と軽く休憩を含む)
・料金:パステル・デ・ナタ(1個):EUR1.5(約260円)
・アクセス:ジェロニモス修道院から徒歩約5分
・注意点:人気店のため、特に週末は行列ができることが多いです。
・公式サイト:https://pasteisdebelem.pt/en/ - 12:00ベレンの塔を観光
ベレンの塔(Torre de Belém)はテージョ川の河口近くに立つリスボンを代表する歴史的な要塞で、16世紀初頭に建てられたマヌエル様式の美しい建築物です。
ポルトガルの大航海時代にリスボン港の防衛拠点として建てられ、航海者たちの安全を守る重要な役割を果たしました。
その歴史的価値と独特の建築様式が評価され、ユネスコの世界遺産にも登録されています。1つ目の見どころは、「マヌエル様式」です。
ベレンの塔はポルトガル独自の「マヌエル様式」と呼ばれる建築様式が随所に見られる貴重な建物です。
これは大航海時代の繁栄を象徴する豪華で装飾的なスタイルで、ロープや球体、植物、海洋生物など航海に関連するモチーフが、石彫として細かく施されています。2つ目の見どころは、「水牢」です。
塔の内部にはかつて水牢として使われていた地下空間があり、満潮時には水が入り込むことから囚人たちにとっては非常に過酷な環境だったと伝えられています。
防衛拠点であると同時に、監獄・税関・灯台としての役割も果たした多機能な施設でした。ベレンの塔はパステイシュ・デ・ベレンから徒歩約20分の距離にあります。
ベレンの塔(Torre de Belém)について・所要時間:30分〜60分(待ち時間と観光時間を含む)
・料金:EUR15(約2,600円)
・アクセス:パステイシュ・デ・ベレンから徒歩約20分
・注意点:
・混雑時は30分ほど並ぶこともあるため、チケットの事前購入がおすすめ
・当日チケットを買う場合、チケット売り場とベレンの塔の入場列が別の場所にあるため注意してください
・公式サイト:https://torrebelem.com/en/私はチケットをベレンの塔入場列の先で買えると思い、30分ほど並んだ後に、チケットが別の場所に売られていて買ってから並ばないといけないことに気がつきました…
幸いにも後ろの人が買ってきていいよと言ってくださったので、買って戻ることができました! - 13:30発見のモニュメントを観光
発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)はポルトガルが世界の海へ乗り出した「大航海時代」を記念して建てられた巨大な記念碑です。
テージョ川沿いに位置し、1960年にエンリケ航海王子の没後500年を記念して再建されました。
高さ52メートルもあり、写真などで見るよりも大きく圧倒されます。1つ目の見どころは、「航海王子と歴史的人物の像」です。
モニュメントの先端には、帆船の舳先を模した形状の上にエンリケ航海王子が立ち、その後ろにはヴァスコ・ダ・ガマ、マゼラン、カモンイスなど歴史に名を残した33人の彫像が並びます。
歴史の教科書で人気の高いフランシスコ・ザビエルもいるので、探してみてください。ベレンの塔からテージョ川を沿って徒歩約10分で到着します。
発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)について・所要時間:20分〜30分
・料金:無料
・アクセス:ベレンの塔から徒歩約10分 - 14:00お昼ご飯
遅くなりましたが、お昼ご飯休憩をしましょう。
発見のモニュメントの近くにも「Portugália Cervejaria Belém」などのレストランもありますが、朝に立ち寄ったパステイシュ・デ・ベレンの近くにもレストランがあります。 - 15:15Passeio Carlos do Carmoを散策
Passeio Carlos do Carmoはポルトガルの名バリトン歌手カルロス・ド・カルモに由来する名前で、川沿いの散策路として地元でも親しまれている場所です。
風が心地よく、川沿いを歩きながら発見のモニュメントやベレンの塔を遠望でき、ベンチで軽く休憩するのに適しています。
通路沿いにはタイル作品やカフェワゴンなどもあり、散策中の軽食やお土産探しにも便利です。Passeio Carlos do Carmoについて・所要時間: 15分~30分(散策と休憩を含む)
・料金:無料
・アクセス:発見のモニュメントから徒歩約20分 - 16:00LX Factoryを観光・ショッピング
LX Factoryは元工場跡地を再開発したアート複合施設です。
かつての繊維工場や印刷所が、今では個性的なショップ、カフェ、レストラン、ギャラリーへと生まれ変わり、地元の若者から観光客まで多くの人々に人気のスポットになっています。壁画アートが建物中に描かれており、フォトスポットもたくさんあります。
本屋「Ler Devagar(レール・デヴァガール)」は特に有名で、吹き抜けの大空間に本がずらりと並ぶ光景は読書好きやアート好きにはたまらない場所です。また、雑貨やアパレルを扱うセレクトショップ、リスボンの若手デザイナーによるポップアップストア、ベジタリアン向けレストランなどもたくさんあります。
LX Factoryについて・所要時間:1時間〜2時間
・料金:入場無料
・アクセス:Passeio Carlos do Carmoから徒歩約20分
・公式サイト:https://lxfactory.com/en/homepage-en/ - 17:00バイシャ地区へ移動
LX Factoryを満喫したらバイシャ地区へ移動して、夕飯の時間を待ちます。
徒歩でも帰ることができますが、暗くなっていたら念の為バスやUberなどを使うようにしましょう。LX Factoryからバイシャ地区への移動についてバス利用の場合
・Alcântara Mar停留所からバス「728」に乗車し、「Praça do Comércio(コメルシオ広場)」付近で下車
・所要時間:約25分〜30分
Uberなどの配車アプリ利用の場合
・約10〜15分でバイシャに到着
・料金は5〜8ユーロ程度
徒歩の場合
・距離は約4km、坂道を避けてテージョ川沿いを歩けば約1時間ほど
・暗い場合はおすすめしません - 18:00バイシャ地区で夕食
バイシャは観光地の中心にありながら、地元料理からモダンポルトガル料理まで幅広いグルメが味わえるエリアです。
おすすめのレストラン:Granja velha
・伝統的なポルトガル料理を提供する老舗レストラン
モデルコース詳細(3日目)
3日目は、リスボン郊外の人気観光地「シントラとロカ岬」への日帰り旅行をします。
おとぎ話に出てくるようなカラフルなペーナ宮殿や断崖絶壁に立つユーラシア大陸最西端のロカ岬など、ポルトガルの自然と歴史が詰まったエリアです。
こちらのルートは、別記事にて詳しく紹介しています。
シントラ観光の注意点や移動手段、各スポットの見どころなどを写真付きでまとめているので、ぜひ下記リンクからご覧ください。
▷【2025年最新】リスボンから日帰りで行ける!シントラ&ロカ岬モデルコースを紹介!
よくある質問
- Qリスボンは英語が通じますか?
- A
はい、観光地やレストラン、ホテルでは多くのスタッフが英語を話すことができます。
ただし、あいさつ程度のポルトガル語を覚えておくと、より現地の人と良い関係が築けると思います。よく使うポルトガル語
日本語 ポルトガル語 発音の目安 こんにちは Olá オラ おはよう Bom dia ボン・ディア こんばんは Boa noite ボア・ノイチ ありがとう Obrigado(男性)
Obrigada(女性)オブリガード/オブリガーダ すみません/失礼します Desculpe デシュクルペ はい/いいえ Sim / Não シン / ナォン わかりません Não entendo ナォン・エンテンド 英語を話せますか? Fala inglês? ファラ・イングレース?
- Qトラムやバスの乗り方が不安です。初心者でも使えますか?
- A
リスボンの公共交通は観光客にもわかりやすく、事前に交通ICカード「Navegante(ナヴェガンテ)」を購入して利用すれば、トラム・地下鉄・バスを簡単に利用することができます。
特に人気なトラム28番は混雑する時間帯もあるので、朝早めの時間帯の利用がおすすめです。また、車内放送は基本的にないため、Googleマップなどを確認しながら乗ると安心です。
- Qリスボン観光は2泊3日で十分楽しめますか?
- A
十分楽しめます。
リスボンの観光スポットは市内中心部に集まっており、トラムや徒歩でも効率よく観光できます。
さらに1日を使えば、シントラやロカ岬といった近郊スポットへの日帰り観光も可能なので、初めてのリスボン旅行に2泊3日はおすすめの日程です。
また、私は急足でアルファマ地区とベレン地区を1日で観光することも出来ました。
- Qチップは必要ですか?
- A
ポルトガルではチップは必須ではないため、求められることも渡さなくて嫌な顔をされることもありません。
ただし、サービスが良かったと感じた時は渡すといいかもしれません。
(※少額だと逆効果になりかねないので注意してください)
まとめ
リスボンは歴史ある街並みとモダンなカルチャーが融合したポルトガルを代表する観光地です。
坂道や路面電車など、歩くだけでもヨーロッパの雰囲気を楽しむことが出来て、2泊3日でも十分に見どころを観光することができます。
今回ご紹介したモデルコースは、実際に私が現地を観光した際の体験をもとに構成しています。
所要時間や移動の目安も記載しているので、ご自身の旅のスタイルやペースに合わせて、自由にスケジュールをアレンジしてみてください。
それでは、良い旅を
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