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カイロは2日間でも観光できる?
どんなスケジュールにすれば効率よく観光できるかな?
注意点もあるって聞いたから、実際に観光した人の声を聞いてみたい!
そんな疑問に答えるため、この記事では実際に私がカイロに7日間滞在した経験をもとに、おすすめ観光地やモデルコース、宿泊情報などを分かりやすく紹介します。
- カイロ観光の2日間モデルコース
- カイロの観光スポットの見どころ
- カイロの観光スポットの所要時間
- カイロ観光の注意点
こんにちは!エンジニアの旅記録です!
現在はフリーランスエンジニアとして働きながら海外を旅しており、これまでに37ヵ国を訪れました。
世界一周中に7日間エジプトのカイロに滞在し、ギザの三大ピラミッドや新しく出来た博物館のGEMなど観光してきました。
今回の記事では、実際に私が観光したルートをベースに「2日間でカイロを楽しむ」モデルコースをご紹介します。
旅行前のスケジュール計画のお役に立てると嬉しいです!
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エジプトの基本情報

エジプトは世界最古の文明のひとつを育んだ国で、ピラミッドやスフィンクスなど古代遺跡が数多く残る一方、首都カイロには活気ある市場やモダンな街並みも広がっています。
歴史好きはもちろん、異文化体験を楽しみたい方にも人気の旅行先です。
まず、ここではカイロ観光を楽しむうえで知っておきたいエジプトの基本情報をまとめました。
ビザの取得方法や通貨、言語、治安情報や気候の特徴など、旅の準備に役立つポイントをチェックして、旅の計画を立てて見てください。
エジプトってどんな国?
エジプトはアフリカ大陸の北東端に位置し、地中海と紅海に面した砂漠の国です。
国土の約95%がサハラ砂漠に覆われている一方で、南北を貫くナイル川沿いには古代から続く豊かな文明が花開いてきました。
人口は約1億人で、その大部分がナイル川流域とデルタ地帯に集中しています。
首都カイロは中東・アフリカ地域最大の都市圏を形成し、「中東のパリ」とも呼ばれる文化的中心地として栄えています。
エジプトといえば多くの人がピラミッドやファラオを思い浮かべますが、現代のエジプトは約90%がイスラム教徒の国です。
1日5回の礼拝の時間になると、街中のモスクから美しいアザーン(礼拝の呼びかけ)が響き渡り、敬虔なムスリムたちが祈りを捧げる光景を目にすることができます。
経済面では観光業が非常に重要な位置を占めており、ピラミッドやルクソール、アスワンなどの古代遺跡群は世界中から訪れる観光客にとって憧れの地となっています。
通貨・言語・気温などの基本データ
エジプトの基本データをまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
公用語 | アラビア語 ※観光地では英語もある程度通じます |
通貨 | エジプト・ポンド(EGP) ※2025年8月時点で1EGP ≒ 3.3円 |
時差 | マイナス7時間 ※日本のほうが7時間進んでいます(サマータイム時はマイナス6時間) |
気温 | 夏(5〜9月):25〜40℃以上と非常に暑い 冬(12〜2月):10〜20℃前後で過ごしやすい |
雨季 | ほとんど雨が降らず、年間を通じて乾燥している |
服装 | 夏:日差し対策に薄手の長袖・帽子がおすすめ 冬:朝晩は冷えるため軽いジャケットが必要 |
ビザ | 日本国籍の場合、観光目的での入国はビザが必要(到着時にアライバルビザ取得可、または事前にe-Visa申請) |
コンセントタイプ | Cタイプ・Fタイプ(丸ピン2本) |
日本からのフライト時間 | 直行便あり(東京〜カイロ:約12〜13時間) |
治安 | 一部地域で注意が必要(外務省の危険情報レベルあり) ※観光地ではスリ・ぼったくりに注意 ※詐欺や案内すると言って別の場所へ連れて行こうとされることもあります |
カイロってどんな街?

カイロはエジプトの首都であり、ナイル川のほとりに広がる中東最大級の都市です。
ピラミッドやスフィンクスといった古代エジプトの象徴から、イスラム建築が並ぶ旧市街、近代的なショッピングモールまで、歴史と現代が共存する活気あふれる街です。
見どころは、ギザの三大ピラミッド、考古学博物館、イスラム地区のモスク群、そして活気あるハーン・ハリーリ市場などがあります。
どれも市内中心部からアクセスしやすく、短期間の滞在でも多彩な観光を楽しめます。
街は車と人で常ににぎやかなので、観光にはタクシーや配車アプリ(Uber)の利用が便利です。
歩き回る際は日差し対策をしっかりして、快適に観光を楽しむのがおすすめです。
ビザについて
エジプト入国にはすべての日本人にビザが必要です。
観光目的でも必須となっています。
取得必須度合い:観光・ビジネス問わず全員必要
滞在可能期間:30日以内
パスポート残存期間:6ヶ月以上必要
ビザの取得方法は3つありますが、アライバルビザが最も簡単に取得できます。
また、大使館申請で観光ビザを取得したという方も聞いたことがありません。
さらに、eビザについても代理店で行うと手数料などを取られてしまう可能性があるため、外務省のページから公式のeビザ申請ページへ移動して申請することをおすすめします。
取得方法 | 料金 | 手続き期間 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
アライバルビザ | USD25(現金) | 到着時 | 最も手軽、現地で即取得 | 空港で待ち時間発生の可能性 |
eビザ(電子ビザ) | ・シングルUSD25 ・マルチプルUSD60 | 数日~1週間 | 事前取得で入国スムーズ | オンライン申請が必要 |
大使館申請 | 8,000円 | 数週間 | 確実性が高い | 時間とコストがかかる |

私はアライバルビザの取得で入国しました!
窓口で25ドルを渡したら何も確認されずビザが発行され、シールを受け取ります。
シールはパスポートに貼るのですが、心配だったので貼らずにそのまま持って入国審査へ向かいました。

観光についての注意点(経験談)
今回の旅を通じて、カイロ観光で様々な注意すべきことが分かりました。
自分の身を守るためにも十分に気をつけて観光をして欲しいと思います。
Uberの乗車でのトラブル
特にギザでのUberでトラブルが多く発生しました。
一つ目は、「クレジットカード支払い設定なのに乗車後の現金要求される」です。
Uberでは現金トラブルを避けるためににクレジットカード払いにする方が多いと思いますが、ギザでは追加で料金を支払うように言ってくるドライバーがいます。
もちろん、払う必要はありませんし、払ってしまった場合はUberに報告をするようにしてください。
二つ目は、「Uberに表示される金額よりも多く要求してくる」です。
Uberでは乗車前に金額を確認して、乗車予約を行います。
しかし、予約後にチャットで「20ドルなら乗せる」など言われることが多いです。
特にUberの予約した車がこちらへ向かってこない場合に多いですが、私はすぐにキャンセルようにしていました。
もちろん、応じる必要はありませんし、応じると「言えばくれる」と思われて被害が増えてしまうと思います。
ちなみにですが、エジプトの車のナンバーは東アラビア数字(インド数字)で書かれているため、以下の表を参考にしてみてください。
西アラビア数字 | 東アラビア数字(インド数字) |
---|---|
0 | ٠ |
1 | ١ |
2 | ٢ |
3 | ٣ |
4 | ٤ |
5 | ٥ |
6 | ٦ |
7 | ٧ |
8 | ٨ |
9 | ٩ |
「案内するよ」や「今そこは閉まっているよ」などの嘘
私が経験したのはハン・ハリーリ市場へ行った際に「案内するよ」とニコニコ声をかけられ、ハン・ハリーリ市場ではない別の場所へ連れていかれそうになりました。
事前にハン・ハリーリ市場の位置関係を把握していたので気づきましたが、知らずについて行ったらと思うと本当に怖いです。
さらに、考古学博物館へ向かっているときに「今考古学博物館はやっていないよ、1時間後にオープンするからこっちを見て行きな」と声をかけてくる人がいました。
もちろん嘘で、どこか怪し場所へ案内しようとしていたと思います。
ちなみに、流暢な日本語で話しかけられたので、騙されないように気をつけてください。
ぼったくり
これはどこでも起こりうる可能性がありますが、特にハン・ハリーリ市場ではぼったくり価格を提示してきます。
値札もない場所がほとんどなので、いくらかを聞いて他のお店の値段と比較してみてください。
私は買わないと言ったら腕を掴まれたり、店内で通せんぼされたり、追いかけられた経験もあるので、そのようなことが起こると思って注意してください。
入場チケットなどの料金
エジプト観光の全体的に観光に関する料金が改変されて高くなっている印象を受けます。
そのため、本ページ記載の料金はもちろんですが、ネット上に書かれている料金と異なっている可能性が非常に高いです。
予算を考える上でこのような事情を考慮すると、想定外の出費を抑えられると思います。
Uberの迎えが来れない(ドライバーが行きたがらない)エリアがある
ギザの三大ピラミッドの東側ゲート辺りは人が混雑しているため、Uberの到着が遅れたり、ドライバーが迎えに行きたくないというケースがあります。
そういう場合は大きな道まで出ることをおすすめします。
例えば、以下のような通りです。
ゲート前などでUberを探したり待っていると、トゥクトゥクなどの勧誘が本当にしつこいので気をつけてください。
2日間カイロ観光モデルコース

カイロ市内は観光スポットが点在しており、ピラミッドのあるギザや博物館、イスラム地区などは移動に時間がかかります。
それでも、2日間あれば主要な見どころを効率よく回ることは可能です。
実際に私が滞在した経験をもとに、観光にかかる時間の目安やおすすめの順路を含めたモデルコースを紹介します。
注意点として、カイロは治安が安定しているとは言えず、スリやぼったくり、偽ガイドの声かけなどのトラブルに注意が必要です。
Uberなどの配車アプリも安全とは限らず、事前にドライバーの評価を確認したするなど、Uberであっても信用せずに注意することが大切です。
また、夏場は非常に暑いため、水分補給や日焼け対策も忘れないようにしてください。
今回紹介するモデルコースは、私が実際にカイロを観光した体験をもとに、リスクを避けつつ効率よく観光できるルートを考えたものです。
モデルコース概要
このモデルコースでは、1日目はギザのピラミッドが見えるホテル、2日目も同じくカイロまたはギザのホテルに宿泊することを想定しています。
カイロはどちらかというと都会になるので、ギザに宿泊した方がエジプトに来た感じがすると思います。
さらに、ギザの三大ピラミッドの目の前のホテルではホテルの屋上から音と光のショーを見れたり、朝食を食べながらピラミッドを眺められるので非常におすすめできます。


僕が宿泊したホテルは「ガーディアン ゲスト ハウス」です!
2人分の部屋で1泊約7,000円(1人約3,500円)でした!
他にも宿からピラミッドが見れるドミトリーもあるので、是非探してみてください。
「1日目はギザのピラミッドと大エジプト博物館を観光」
1日目はギザの三大ピラミッドを中心に観光します。
ピラミッドの周辺やスフィンクスを見学した後は、大エジプト博物館(GEM)を訪れます。
夜はホテルのルーフトップからピラミッドのライトアップショーを鑑賞します。
「2日目はカイロ市内の歴史・文化スポットを観光」
2日目はカイロ中心部に移動し、まず考古学博物館を訪れます。
展示を見学した後は、地元グルメのこしゃりを昼食に食べて、モハメッド・アリ・モスクやハーン・ハリーリ市場などを巡ります。
市場ではお土産やスパイスなどの買い物も楽しめ、カイロの街歩きが満喫できます。
1日目
① 8:30
ギザの三大ピラミッドを観光
② 13:30
昼食
③ 14:30
大エジプト博物館を観光
④ 19:00
ギザの三大ピラミッドの音と光のショー鑑賞
2日目
① 9:00
エジプト考古学博物館を観光
② 12:00
昼食
③ 13:30
モハメッド・アリ・モスクを観光
④ 17:30
ハンハ・リーリ市場を観光
【1日目】ギザの三大ピラミッド・大エジプト博物館(GEM)観光
それでは、1日目のモデルコースを紹介いたします。
タイムラインの時間はあくまで目安だと思ってください。
- 08:30ギザの三大ピラミッドを観光
ギザの三大ピラミッドは、古王国時代第4王朝(紀元前2613年~2494年頃)の3人のファラオによって建造されました。
クフ王のピラミッド(大ピラミッド)、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッドの3つからなり、古代世界七不思議の中で唯一現存する約4500年前に建造された建造物として知られています。【入場について】
ギザの三大ピラミッドには2つの入り口がありますが、個人的にはスフィンクスやピラミッドを正面に見える「東側ゲート」がおすすめです。
その理由は北側ゲートからだと、クフ王のピラミッド以外が見えないため、正面の東側ゲートから行くよりも着いた時の感動が大きいと思うからです。
・北側ゲート(クフ王のピラミッド側)
・東側ゲート(スフィンクス側)観光は朝一がおすすめです!
昼過ぎになると観光客も増えますし、順番を守るという常識も通じないため、観光難易度が上がってしまいます。【チケットについて】
チケットはどちらのゲートでも購入ができ、「ギザの三大ピラミッドエリア入場チケット」と各ピラミッドの内部に入るためのチケットを購入することになります。
各ピラミッドの内部に入るためのチケットは必須ではないので、予算と相談して入るか入らないかを判断してください。
入場後も内部に入るためのチケットは購入できますが、電波が非常に悪いので入り口で買うことをおすすめします。
注意点として、公式サイト以外に掲載されている入場料が当てにならないということがあります。
エジプト観光全体に言えることなのですが、値上がりが激しく、「聞いていた値段と違う!」となりかねないです。料金表を見て笑ってしまったんですが、エジプトの方の料金は観光客の1/10でした。
観光客でも学生割引があるようなので、学生の方は活用してみてください!【スフィンクス】
入場したらまず正面に見えるスフィンクスを観光します。
スフィンクスは守護神としてピラミッドの正面にある、ライオンの体に人間の頭を持つ全長73.5m、高さ20m巨大な石像です。
長い間砂に埋もれており、完全に発掘されたのは1925年らしいです。
さらに、カフラー王のピラミッドの正面にあることなどから、カフラー王の顔をモデルにしたと考えられています。【キャメルライド&パノラマビューポイント】
次にキャメルライドを体験しながら、パノラマビューポイントへ向かいます。
このパノラマビューポイントは歩いて行くこともできるので、ラクダは別に乗らなくていいという方は歩いて向かってください。
場所は正面から見て左にあるメンカウラー王のピラミッドの裏側に広がる砂漠を歩いて行くとあります。キャメルライドには注意点がいくつもあります。
1点目:
最初はぼったくり価格を提示してくるので、値下げ交渉を試みてください
2点目:
乗った後も追加料金などを請求されるケースが非常に多いため、最初に内容と料金の確認をしっかりとるようにしてください。(それでもモメることがあります)
3点目:
勧誘が非常にしつこいです。乗る予定がない方は、無視をしたり、既に乗ったといいきっぱり断ってください。悩んだりするそぶりを見せるとヒートアップします。【メンカウラー王のピラミッド】
パノラマビューを見た後は通ったメンカウラー王のピラミッドを観光します。
内部観光不要な方はカフラー王のピラミッドへ向かってください。
メンカウラー王のピラミッドはギザの三大ピラミッドの中で最も小さく高さは65mあります。
このピラミッドが最も小さい理由として以下のようなことが考えられているようです。
・財政が逼迫していたため建設費用を節約したとの説
・メンカウラー王はより穏やかな統治を行ったとされているため、民衆に負担をかける巨大建設を避けた説
・ピラミッド建設に対する考え方や技術的アプローチが変化していった説ピラミッドの内部は高さが狭く、蒸し蒸しとしています。
どのピラミッドも内部に入ると不思議な雰囲気が漂っているので、ぜひどれか一つには入ってみてください。
最新部には警備員のような方が居て、写真を撮ってあげると言ってきますが、その後お金を請求してきます。【カフラー王のピラミッド】
メンカウラー王のピラミッドを観光した後は正面に見えていたカフラー王のピラミッドへ向かいます。
カフラー王のピラミッドは高さ143.5mで頂上部分に化粧石が残っているのが特徴的な2番目に大きなピラミッドです。
第4王朝第4代ファラオのカフラー王はクフ王の息子(または兄弟)とされていて、スフィンクスとの位置関係から、このピラミッドの主がスフィンクスのモデルという説が有力になっています。【クフ王のピラミッド】
最後に訪れるのがギザの三大ピラミッドの中で1番大きなクフ王のピラミッドです。
クフ王のピラミッドは高さ146.5m(現在は頂上部分が失われ138.8m)、底辺約230mという圧倒的なスケールを誇る古代世界最大の建造物です。
約4600年前の建設当時から1311年にリンカーン大聖堂が建設されるまでの約3800年間、世界で最も高い人工建造物でした。
内部には「王の間」「女王の間」「地下玄室」という3つの部屋があり、特に王の間には何も装飾のない花崗岩の石棺が佇んでいます。クフ王のピラミッドの内部見学料金は1番高いですが、その料金を支払ってでも入る価値があると思います。
狭くて長い坂道を頭をぶつけないように進んでいくと、突然大回廊という開いた道が出てきます。
素粒子を用いてこの大回廊の上に未知の空間があることを名古屋大学とCEAの研究グループが見つけるなど、近年でも解明が進められていてロマンがあります。内部観光の最終地点である王の間には石棺がありますが、ここにも警備員が居て「写真を撮ろうか?」と尋ねてきますが、お願いすると撮った後にお金を請求されます。
ギザの三大ピラミッドについて・所要時間:2時間〜4時間
・入場ゲート:
・北側ゲート(クフ王のピラミッド側)
・東側ゲート(スフィンクス側)← おすすめ
・料金:エリア入場料 一般EGP700(約2,100円)
学生EGP350(約1,10円)クフ王のピラミッド 一般EGP1,500(約4,600円)
学生EGP750(約2,300円)メンカウラー王のピラミッド 一般EGP280(約850円)
学生EGP140(約430円)カフラー王のピラミッド 一般EGP280(約850円)
学生EGP140(約430円)メレサンク3世女王の墓 一般EGP200(約610円)
学生EGP100(約300円)・注意点:
・お昼頃から団体観光客が増えて来るので、朝一がおすすめです
・ラクダの勧誘がかなりしつこいので、乗らない場合はきっぱりと断るようにしましょう
・キャメルライドは最初ぼったくり価格を提示してくるので、値下げ交渉をするようにしましょう
・キャメルライドは途中で追加料金などを請求されるので、乗る前に内容と料金の合意を取っておきましょう
・ピラミッド内部の最終地点では警備員が居て写真を撮ってあげると言われますが、撮った後にお金を要求されます
・ピラミッドエリア入場ゲート前では商人やドライバーが待ち構えていて、しつこく声をかけてきます - 13:30お昼ご飯
ギザの三大ピラミッドを観光した後、大エジプト博物館(GEM)を観光する前にお昼ご飯を食べておきます。
おすすめのレストラン①:Khufu’s Restaurant
・ピラミッドエリア内にあるレストランで、ピラミッドを眺めながら食事ができます
・伝統的なエジプト料理を現代風にアレンジしたメニューが特徴です
・公式サイト:https://khufus.com/khufus/
おすすめのレストラン②:Zeeyara
・ここは北側ゲートの外側にあるエジプトの家庭料理を楽しむことができます
・公式サイト:https://www.ashranda.com/
おすすめのレストラン③:KFC
・スフィンクスの正面にあるということで、トリビアの泉という番組で紹介され有名になったケンタッキーです
・スタッフの対応があまり良くないですが、話の話題になると思います - 14:30大エジプト博物館(GEM)を観光
大エジプト博物館(Grand Egyptian Museum、通称GEM)は、ギザのピラミッドから約2kmの場所に位置する世界最大級の考古学博物館です。
正式名称は「Grand Egyptian Museum」で、これは単一文明を扱う博物館としては世界最大規模となることに由来しています。
大エジプト博物館は現在「プレオープン」期間として一部施設が公開されており、2025年7月3日に予定されていた正式開館は再び延期され、年内のオープンを目指しているものの正式な日程は現時点では未定となっています。
まさにエジプト観光の新たなハイライトとなる施設です。現在カイロ市内のタハリール広場にあるエジプト考古学博物館から、多くの貴重な展示品がGEMへ順次移転されています。
エジプト考古学博物館に所蔵されているツタンカーメンコレクションを含む10万点を超す貴重な文化遺産が展示・収蔵される予定で、特にツタンカーメン関連の展示品は大きな注目を集めています。入場の際には厳しい荷物検査があり、GoProなどの伸ばし棒は全て管理室へ預けなければいけません。
まず、入場すると広い空間が広がっていて、巨大なラムセス2世像が迎えてくれます。また、大エジプト博物館の建設と運営には、日本が大きく貢献しています。
JICAが2008年からこの博物館に隣接する大エジプト博物館保存修復センターの人材の育成などに携わり、日本の多くの専門家や企業と協力し、古代エジプトの文化遺産保存に取り組んできました。
エスカレーターまたは階段を登り、展示エリアへ向かいます。
この階段にも多くの展示品が置かれているので、往復どちらかは階段を使ってみてください。現在は12の展示ギャラリーがオープンしているので、興味のあるギャラリーを楽しんでみてください。
さらに、博物館内にもお土産屋さんやカフェなどの飲食店があります。
休憩の際に立ち寄ってみてください。スターバックスもありました。大エジプト博物館について・所要時間:1.5時間~2時間
・料金:EGP1,270(約4,000円)
・アクセス:
・ギザの三大ピラミッドからタクシーで約10分
・注意点:
・GoProなどの伸ばし棒は持ち込めず、管理室に預ける必要があります
・料金は変動する可能性があります
・公式サイト:https://grandegyptianmuseum.org/ - 19:00ギザの三大ピラミッドの音と光のショー鑑賞
カイロ観光1日目の締めくくりはギザの三大ピラミッドの光と音のショーです。
ショーではスフィンクスが語り手となって、古代エジプト文明の歴史や王たちの物語が語られます。
その物語に応じてカフラー王のピラミッドを背景に、クフ王のピラミッドやスフィンクスがライトアップされます。
ショーの鑑賞は料金を支払ってピラミッドエリアから見ることもできるのですが、宿泊しているホテルの屋上や屋上が開放されているレストランを探して見ることをおすすめします。ショーが実施されるかどうかや、開始の時間帯はあやふやなため、宿泊しているホテルのスタッフに事前に聞いておくと安心できると思います。
(※Booking.comなどでは予約した宿の方とアプリでチャットができます。)ショーをやると思われていた日にいくら待っても始まらなかったので、宿の人に聞いたら「今日はなんかやらないらしい」と言われました。
その代わり、宿の前で行われている別のイベントのライトアップを見ることができました。ギザの三大ピラミッドの音と光のショーについて・所要時間:約1時間
・料金:USD20(約3,000円)、ホテルやレストランからなら無料
・注意点:
・私の感想ですが料金を支払ってまで中で見るほどではないと思ったので、レストランで食事を楽しみながらやホテルの屋上から見ることをおすすめします
【2日目】カイロ市内観光
それでは、2日目のモデルコースを紹介いたします。
2日目はギザを離れてカイロの観光をします。
ギザからカイロまではUberで約30分ほど、渋滞があるともっと時間がかかるので注意してください。
タイムラインの時間はあくまで目安だと思ってください。
- 09:00エジプト考古学博物館を観光
エジプト考古学博物館(Egyptian Museum)はカイロ市内に位置する世界有数の古代エジプトコレクションを誇る博物館です。
1902年に開館した歴史ある建物で、100年以上にわたり世界中の研究者や観光客がここを訪れてきました。
展示品は10万点以上といわれ、その圧倒的な規模から「古代エジプト文明の宝庫」と呼ばれています。1つ目の見どころは、「ツタンカーメン王の黄金のマスクと副葬品」です。
ツタンカーメン王は紀元前14世紀頃の少年王で、わずか9歳で即位し、19歳という若さで亡くなりました。
歴史的には短命で政治的な功績もほとんどありませんが、彼が一躍有名になった理由は「王墓が奇跡的に未盗掘のまま発見された」からです。
1922年、イギリスの考古学者ハワード・カーターによって王墓が発見され、そこから見つかった黄金のマスクが世界中に衝撃を与えました。
黄金のマスクは、純金をベースにラピスラズリやカーネリアンなどの宝石で装飾され、ツタンカーメンの若き顔を理想化して表現しています。
注意点として、ツタンカーメン王関連の展示は写真撮影などが禁止されています。2つ目の見どころは、「クフ王、カフラー王、メンカウラー王の像」です。
カイロ観光1日目に訪れたギザの三大ピラミッドを築いた王たちの像が、この博物館に展示されています。
・クフ王の像は、実はピラミッドの規模とは対照的に非常に小さく、座像はわずか数十センチほどのサイズです。
最大のピラミッドを築いた王の像が最も小さいという意外性が印象的です。・カフラー王の像は、隼の神ホルスが背後で王を守る姿が彫られており、王権の強さと神との結びつきを象徴しています。
・メンカウラー王の像は、女神と並んで立つ姿が有名で、王の力だけでなく神との調和を表す点で芸術的にも高い評価を受けているらしいです。
3つ目の見どころは、「ハトシェプスト女王、ラムセス2世の像」です。
これからアスワンやルクソールへ向かう方にとって、是非予習しておきたい展示です。
・ハトシェプスト女王は、古代エジプトで数少ない女性ファラオのひとりであり、ルクソール近郊に壮大な葬祭殿を築いたことで知られています。
博物館には彼女を表す像があり、男性ファラオのようにあごひげをつけた姿で表現されている点が特徴的です。・ラムセス2世は「偉大な建築王」と呼ばれ、アブ・シンベル大神殿をはじめ数々の神殿や建造物を残したことで有名です。
博物館に展示されているラムセス2世の像は、その力強い表情や風格から「古代エジプトの栄華の象徴」とも言える存在感を放っています。
このラムセス2世の像は博物館に入ってすぐ左の場所にあります。
大エジプト博物館(GEM)のエントランスにもラムセス2世の大きな像があることから、特別な王だったことがよくわかります。4つ目の見どころは、「ミイラ室(Royal Mummy Room)」です。
ここではラムセス2世やセティ1世をはじめとする歴代ファラオのミイラが展示されています。
実際に3000年以上前の王の姿を間近に見ることができ、その保存状態の良さには驚かされます。
ファラオたちの顔立ちや髪、歯までもが残されています。【注意事項①】
ここを訪れるときに
「今の時間は考古学博物館はエジプト人限定公開中だから、1時間後に訪れた方がいいよ。それまでの間こっちの市場を案内するよ」
と、声をかけられましたが嘘で、高額はお土産屋さんに案内しようとしていたようでした。
最初「こんにちは」と声をかけてきたので、反応してしまいましたが、この記事を読んでいただいた方も注意していただきたいです。
【注意事項②】
お手洗いが無料で使えますが、トイレットペーパーなどは無いため観光中はポケットティッシュなどを持ち歩くことを推奨します。
また、無料ですがお金を要求してくる人がいます。渡さなくて大丈夫です。エジプト考古学博物館について・所要時間:2時間〜3時間
・アクセス:
・カイロ国際空港からタクシーで約45分〜1時間
・ギザのピラミッド地区からタクシーで約30分
・料金:
・大人:EGP550(約1,680円)
・子ども:EGP275(約840円)
・注意点:
・お手洗いはありますがトイレットペーパーはないと思った方がいいです
・お手洗いは無料ですがお金を要求してくる人がいます
・ツタンカーメン王のエリアなど一部撮影に制限があります
・公式サイト:https://egyptianmuseumcairo.eg/ - 13:30お昼ご飯
エジプト観光でぜひ一度は食べてほしいのが、国民食ともいえる「こしゃり(Koshari)」です。
こしゃりは、ご飯・マカロニ・レンズ豆・ひよこ豆といった炭水化物&豆類をベースに、フライドオニオンをのせ、さらにトマトソースやにんにく風味のビネガーソース、ピリ辛のチリソースをかけて食べる料理です。もともとは庶民のファストフードとして愛されてきましたが、今では街角の食堂から高級レストランまで、エジプト中どこでも食べられる定番料理になっています。
特にご飯とマカロニを一緒に食べるという、日本ではなかなか見かけないスタイルでびっくりすると思います。
ボリューム満点でお腹も満たされるため、観光の合間のランチにおすすめです。おすすめのレストラン①:Koshary Abou Tarek
・1950年代創業の老舗で、地元の人々から観光客まで幅広く愛されている人気店
・ガイドブックやテレビでも紹介されることが多く、「カイロでコシャリを食べるならここ」と言われる定番中の定番
・メニューはこしゃりと飲み物のみKoshary Abou Tarekについて・アクセス:
・エジプト考古学博物館から徒歩約10分
・料金:
・こしゃり:EGP60(約184円)
・注意点:
・意外とお腹がいっぱいになります - 13:30モハメッド・アリ・モスクを観光
モハメッド・アリ・モスク(Mosque of Muhammad Ali)はカイロのシタデル(城塞)内に建つ壮麗なモスクで、「アラバスター・モスク」とも呼ばれています。
19世紀にオスマン帝国からエジプトの独立を進めたモハメッド・アリによって建てられたモスクで、彼自身の墓もここに収められています。このモスクは白いアラバスター石で覆われた外観が特徴で、遠くからでもひときわ目を引く存在です。
内部は豪華なシャンデリアや色鮮やかな装飾が施され、荘厳な雰囲気を漂わせています。
オスマン帝国のイスタンブールにあるブルーモスクを参考に設計されており、大きな中央ドームと2本の高いミナレットがシンボルとなっています。モハメッド・アリ・モスクについて・所要時間:30分〜1時間
・料金:
・大人:EGP450(約1,370円)
・学生:EGP230(約700円)
・アクセス:
・Koshary Abou Tarekからタクシーで約20分
・注意点:
・モスク内は靴を脱いで入場する必要があります
・露出度の高い服装は避け、女性はスカーフなどで頭を覆うのが望ましいです
・シタデル(要塞の)ゲート付近でタクシーを下ろされます - 17:30ハンハ・リーリ市場を観光
ハーン・ハリーリ(Khan el-Khalili)は、カイロ旧市街に広がるエジプトで最も有名なバザール(市場)です。
14世紀に建設された隊商宿を起源としており、昔はシルクロードを往来する商人たちの重要な拠点でした。
現在も迷路のように入り組んだ路地に数百軒の店舗が並び、香辛料やランプ、アクセサリー、衣類、香水、工芸品など、エジプトらしい品々が溢れています。そんなハンハ・リーリ市場はエジプトのお土産を買うのに絶好の場所になります。
お土産として人気が高いものを紹介します。
お土産の相場も紹介しているので、買い物の時の参考にしてみてください。
(※もっと安い場所があったらすいません)【カルトゥーシュ】
カルトゥーシュとは古代エジプトで王の名前を囲んでいた楕円形の枠のことです。
ファラオの権力と永遠を象徴するもので、古代の碑文や神殿の壁画にも数多く残されています。
お土産用のカルトゥーシュは、シルバーやゴールドのペンダントトップとして販売されていることが多く、名前をヒエログリフで刻んでもらえるのが特徴です。
私はEGP600(約1,800円)ほどでしたが、素材や文字数などによって料金は変動するようでした。【エジプトっぽいキーホルダー】
ピラミッドやスフィンクス、ツタンカーメンの黄金のマスク、ヒエログリフなど、デザインはたくさんあり、ひと目で「エジプトに行ってきた!」と分かるのがおすすめポイントです。
相場はEGP10(約30円)くらいだと思います。【Tシャツ】
ヒエログリフ文字やエジプト関連のプリントがされているTシャツはとても可愛く、私自身も旅行の時や寝巻きで使っています。
普段使えるエジプト土産なのでおすすすめです。
相場はEGP85(約260円)くらいだと思います。【パピルス】
パピルスとは古代エジプトで使われていた紙の原料で、ナイル川沿いに自生するパピルス草の茎を加工して作られます。
世界最古の紙ともいわれ、古代の文書や壁画の写本に用いられてきました。
お土産用のパピルスには、ツタンカーメンやネフェルティティ王妃、神話に登場するホルス神やアヌビス神などが描かれていて、インテリアとしても飾ることができます。
値段も手頃なものから高級品まで幅広く、軽くて持ち帰りやすい点も観光客に人気の理由です。ハンハ・リーリ市場での注意点について体験談を含めて紹介します。
【注意事項①】
ほとんどがぼったくり価格です。
値札がないお店は全て言い値のため、絶対に値段を聞いてください。
さらに、その料金は相場の5倍以上の可能性が高いので値段交渉を試みてください。
1店だけ値札がついていてとても安いお店があったので紹介します。
店名は「JORDI」で、場所は建物の2階にあります。
お店の人もしつこくなくて穏やかなので、びっくりするほどゆっくり店内を見ることができます。
こちらが2階へ向かう階段の入り口です。登っていくと真ん中がひらいている場所にでるのですが、「JORDI」という看板を目印に歩けば見つけられると思います。
こちらがお店の入り口です。
ここでも頼めばカルトゥーシュを作ってくれます。【注意事項②】
お店に入れようと腕を掴む人やきっぱり断らないと追いかけてくる人もいます。
その理由は私の想像ですが、はっきり断らないということは「この人は買いたいけど何かで悩んでるのかな?」と思われてしまうからかもしれません。
日本では「買わないことを察して」と濁す言い方をする方もいると思いますが、エジプトは日本とは異なるため断る時ははっきりと伝えるようにしてください。
「ミルダケ ダイジョウブ」など言われても大丈夫ではないので注意です。
【注意事項③】
私はタクシーでハンハ・リーリの手前で下ろされたのですが、別の市場に私を案内しようとしてくる人がいました。
親切だなと思わず、ハンハ・リーリとの位置関係を把握して気をつけるようにしてください。
【注意事項④】
ハンハ・リーリ市場はこのランプが綺麗な場所が有名だと思いますが、逆に綺麗なのはここくらいです。
他に探してもここよりも綺麗な場所は見つかりませんでした。
さらに、ここで写真を撮っていると「写真代を頂戴」と言われますが、無視して大丈夫です。写真を撮るのにお金は不要です。ハンハ・リーリ市場について・所要時間:1時間〜2時間
・アクセス:
・モハメッド・アリ・モスクからタクシーで約15分
・カイロ中心街からタクシーで約20分
・注意点:
・ほとんどがぼったくりなので、値段交渉をおすすめします
・人が多いくて道も狭いのでスリのリスクがあります
・「ミルダケ」「ヤスイヨ」には気をつけて、断る時ははっきりと伝えてください
よくある質問
- Qカイロでは英語は通じますか?
- A
観光地やホテル、レストランでは英語が通じる場所が多いです。
ただし、街中のタクシーやローカルな商店ではアラビア語しか通じないこともあります。
最低限のアラビア語フレーズを覚えておくと便利です。よく使うアラビア語
日本語 アラビア語 発音(カタカナ) こんにちは مرحبا (Marhaban) マルハバン ありがとう شكراً (Shukran) シュクラン すみません عفواً (Afwan) アフワン はい/いいえ نعم / لا ナアム / ラー いくらですか? بكم؟ (Bikam?) ビカム? わかりません لا أفهم (La afham) ラー・アフハム
- Qカイロの治安は大丈夫ですか?
- A
カイロは大都市で人も多く、観光客を狙ったスリやぼったくりがよく発生します。
危険なエリアに近づかなければ身の危険を感じることは少ないですが、財布やスマホの管理には注意してください。
また、夜遅くの一人歩きは避けるのが無難です。
- Qエジプトポンドは現地で両替した方が良いですか?
- A
はい、基本的には現地での両替がおすすめです。
日本や欧米で両替するよりも、カイロ市内や空港の銀行・両替所の方がレートが良いことが多いです。
ただし、到着直後に必要な分(ビザ代や空港から市内までの移動費)は、あらかじめ少額を両替しておくと安心です。
さらに、現地ではユーロやドルでのレートが高いため、エジプトポンドよりもユーロやドルを持って行くと得をすることがあります。
まとめ
カイロはエジプト文明の歴史を感じられる観光スポットが数多く点在する都市です。
ピラミッドや博物館など、限られた2日間でも効率よく観光すれば十分に楽しむことができます。
今回ご紹介したモデルコースは、実際に私が現地を訪れた経験をもとに作成しました。各スポットの滞在時間や移動手段、注意点も参考に、ご自身のペースや興味に合わせてアレンジしてみてください。
それでは、良い旅を
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