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ルクソール観光はどのエリアを回るべき?
2日間でどんなスケジュールにすれば効率よく観光できるかな?
王家の谷やカルナック神殿、見どころを全部押さえたい!
そんな疑問に答えるため、この記事では実際に私がルクソールに3日間滞在した経験をもとに、おすすめ観光地やモデルコース、宿泊情報などを分かりやすく紹介します。
- ルクソール観光の2日間モデルコース
- ルクソールの観光スポットの見どころ
- ルクソール観光の注意点とコツ
- 実際にかかった費用
- ルクソールでおすすめの宿泊施設
こんにちは!エンジニアの旅記録です!
現在はフリーランスエンジニアとして働きながら海外を旅しており、これまでに37ヵ国を訪れました。
世界一周中に3日間エジプトのルクソールに滞在し、王家の谷やカルナック神殿、ルクソール神殿など古代エジプト文明に関する観光スポットを巡ってきました。
今回の記事では、実際に私が観光したルートをベースに「2日間でルクソールを満喫する」モデルコースをご紹介します。
特に東岸・西岸それぞれの効率的な回り方や、チケット予約のコツも詳しく解説するので、旅行前のスケジュール計画のお役に立てると嬉しいです!
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ルクソール観光の基本情報

ルクソール観光のモデルコースをご紹介する前に、まずはルクソールの基本情報について詳しく解説します。
気候や観光の特徴を事前に把握しておくことで、より充実した旅行計画を立てることができます。
ルクソールってどんな街?

ルクソールは「世界最大の屋外博物館」と称されるエジプト南部の古代都市で、古代エジプトの都テーベがあった場所で、現在も数多くの遺跡が残っている歴史的な観光都市です。
街はナイル川によって分断されており、日が昇る方角であるナイル川の東岸にはカルナック神殿やルクソール神殿など生を象徴する建物が、日が沈む方向のナイル川西岸には死を象徴する王家の谷や王妃の谷などがあるのが特徴的です。
古代エジプト新王国時代、この地は太陽神アメン=ラー(Amon-Ra)の都市テーベとして栄えました。
第11王朝時代に重要な都市となって以降、古代エジプト文明の中心地として華麗さを極めた歴史を持っています。
現在でも3000年以上前の神殿や墳墓が驚くほど良い保存状態で残されています。
特に王家の谷にはツタンカーメン王の墓があることで世界的にも有名です。
現代のルクソールは古代遺跡と現代生活が共存する街で、ナイル川沿いには観光客向けのホテルやレストランが立ち並び、地元の人々の暮らしも見ることができます。
街の規模はコンパクトで観光しやすく、東岸と西岸をそれぞれ1日ずつかけて巡ることで2日あれば主要な観光スポットを訪れることができます。
ルクソール観光のベストシーズン
ルクソールは典型的な砂漠気候で夏は非常に暑く、冬は比較的穏やかな気候が特徴です。
年間を通じて雨はほとんど降らず、ほぼ快晴の日が続きます。
そんなルクソール観光のベストシーズンは11月から3月で、おすすめしないシーズンは5月から9月です。
月 | 平均最高 (°C) | 平均最低 (°C) | 月間平均 (°C) | 観光適性 |
---|---|---|---|---|
1月 | 23 | 5 | 14.0 | ◎ |
2月 | 26 | 7 | 16.5 | ◎ |
3月 | 30 | 10 | 20.0 | ◎ |
4月 | 35 | 15 | 25.0 | ○ |
5月 | 40 | 21 | 30.5 | × |
6月 | 41 | 21 | 31.0 | × |
7月 | 41 | 23 | 32.0 | × |
8月 | 41 | 23 | 32.0 | × |
9月 | 39 | 21 | 30.0 | × |
10月 | 37 | 19 | 28.0 | △ |
11月 | 31 | 12 | 21.5 | ◎ |
12月 | 25 | 7 | 16.0 | ◎ |
ルクソール2日間観光モデルコース

実際に私がルクソールで3日間滞在した体験をもとに考えた2日間のモデルコースをご紹介します。
限られた時間でルクソールの見どころを効率よく回れるよう、東岸・西岸の特性や移動時間、観光の所要時間も含めて詳しく解説します。
モデルコース全体概要
ルクソール観光のモデルコースの概要です。
ルクソールはナイル川を挟んで東岸と西岸に分かれており、それぞれ異なる特色を持った観光エリアになっています。
「1日目は東岸を観光」
1日目はルクソール東岸を中心に観光します。
この日はカイロやアスワンからルクソールへ移動してくることを想定していて、ルクソール到着後にルクソール神殿とカルナック神殿を観光します。
東岸は「生者の世界」として古代エジプト時代から神殿が建設されたエリアで、比較的アクセスしやすく初日の観光に適しています。
「2日目は西岸を観光」
2日目はナイル川西岸を丸一日使い観光します。
西岸は「死者の世界」として王族や貴族の墓が造られたエリアで、王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、メムノンの巨像などの重要な遺跡が点在しています。
西岸観光のアクセスは個人では難しいので、ツアーに参加することをおすすめします。
さらに、早朝の気球ツアー参加後に西岸観光ツアーへ参加することもできます。
1日目
① 9:00
ルクソールに到着
② 10:00
ルクソール神殿を観光
③ 12:00
昼食を食べる
④ 13:30
カルナック神殿を観光
2日目
① 4:00
気球ツアー
② 8:00
宿を出発
③ 09:40
メムノンの巨像を観光
④ 10:00〜11:30
ハトシェプスト女王葬祭殿を観光
⑤ 11:50〜12:00
お土産屋さん
⑥ 12:10〜13:50
王家の谷を観光
⑦ 14:30〜15:00
ラムセス3世葬祭殿を観光
【1日目】ルクソール東岸(ルクソール神殿・カルナック神殿)を観光

それでは、1日目のモデルコースを紹介いたします。
1日目はカイロまたはアスワンからルクソールへ移動してきた後に、東岸観光をします。
タイムラインの時間はあくまで目安だと思ってください。
- 09:00ルクソールに到着
カイロまたはアスワンからルクソールへ移動します。
どちらからも便によりますが、この時間にルクソールに到着することは可能です。
しかし、1日目の観光予定地は2箇所だけなので、ゆっくり到着しても問題なく観光することができます。
移動手段については以下のような手段があります。
アスワンから向かう場合はホルス神殿などに寄りながらルクソールへ向かうツアーをおすすめします。
このツアーは丸一日かけて移動するため、ルクソールの到着は夕方ごろになるため、観光は次の日からになります。ルクソールへのアクセスカイロからルクソール
・飛行機:
・所要時間:約1.5時間
・料金:約6,000円〜約20,000円
アスワンからルクソール
・電車:
・所要時間:約3時間〜約4時間
・料金:約2,000円〜約3,000円
・電車移動が好きな方におすすめです
・バス:
・所要時間:約3時間~約4時間
・料金:約2,000円〜約4,000円
・Go Busでの予約がおすすめです
・ツアー:
・料金:EGP1000(約3,000円)
・ホルス神殿などを訪れながらルクソールへ移動できます - 10:00ルクソール神殿を観光
ルクソール神殿(Luxor Temple)は紀元前14世紀頃、新王国時代のアメンホテプ3世によって建設が始まり、その後ラムセス2世ら歴代ファラオによって増築された神殿です。
テーベの大祭「オペト祭」と深い関わりを持つ宗教的中心地として知られています。神殿はアメン神を祀っており、昔はカルナック神殿とスフィンクス参道で結ばれていました。
現在は夜間ライトアップが行われていて、夜間に改めて訪れてみることもおすすめです。
1つ目の見どころは、「巨大なラムセス2世の座像と第一塔門」です。
神殿入口には高さ20メートルを超える塔門と、ラムセス2世の巨大な座像が並び、2本あったオベリスクのうち1本は現在パリのコンコルド広場に移設されています。2つ目の見どころは、「スフィンクス参道」です。
カルナック神殿とルクソール神殿を約3kmにわたって結ぶ参道で、両脇には数百体のスフィンクス像が並んでいます。
カルナック神殿まで歩けるかと思ういそうですが、途中で通行止めになっているので注意してください。3つ目の見どころは、「列柱廊(コロネード)」です。
ルクソール神殿の列柱廊は高さ約16m、両側に24本ずつの巨大な柱が並ぶ壮大な通路で、柱にはファラオや神々のレリーフが彫られています。
この列柱廊とは、多数の柱が規則的に並んで空間を仕切る建築構造のことで、古代エジプトでは神殿の神聖な通路や礼拝空間を表現するために使われました。ルクソール神殿は広く入り口はチケット売り場のあたりにあります。
注意点として、Google Mapで検索する時に「ルクソール神殿」で検索して向かうと別の場所へ連れていかれるので、「ルクソール神殿チケット売り場」で検索して向かうことをおすすめします。チケット購入後にすぐ近くにあるルクソール神殿の入り口から入場します。
ここでは簡単な荷物検査を行います。ルクソール神殿について・所要時間:1時間〜1.5時間
・料金:EGP550(約1,600円)※2025年時点
・アクセス:
・ルクソール市内中心部に位置し、ナイル川沿いから徒歩圏内
・カルナック神殿から車で約10分
・注意点:
・夜間ライトアップあり(追加料金なしで入場可)
・観光シーズンは混雑するため朝か夕方が狙い目
・周辺でタクシーなどの勧誘が多いです
・地図アプリで「ルクソール神殿」で検索すると入り口ではない場所へ案内されてしまいます【感想】
列柱廊などスケールに圧倒されますが、個人的にはスフィンクス参道の不思議な雰囲気が魅力的でした。
両サイドに小さなスフィンクス像が並んでいるのですが、3kmも続いていると思うと何か恐ろしいものを感じます。
どこもそうですが、お昼を過ぎると観光客も増えてくるので、朝早めの観光をおすすめします! - 12:00昼食を食べる
ルクソール神殿の観光を終えたら、近くでゆっくり昼食をとるのがおすすめです。神殿はルクソール市内の中心部に位置しているため、徒歩圏内にはレストランやカフェが点在しています。
特におすすめなのが、ルクソール神殿を見ながら食事ができるレストランです。おすすめのレストラン①:Aboudi Coffee Break
・ルクソール神殿の目の前に位置し、2階のバルコニーからは神殿やナイル川を一望できます
・料金目安:
・ドリンク:EGP30〜(約150円〜)
・食事:EGP60〜(約300円〜)
おすすめのレストラン②:Al Sahaby Lane Restaurant
・1930年創業の老舗レストラン
・エジプト風に装飾された屋上テラスで、ナイル川や神殿を楽しみながら食事ができます
・料金目安:
・ドリンク:EGP90〜(約270円〜)
・食事:EGP150〜(約750円〜)観光地に近い場所では観光客向けのカフェも多く、ピザやパスタなどの軽食から本格的なエジプト料理まで幅広く揃っています。
価格は観光地価格でやや高めですが、エアコンの効いた屋内席もあるので、真昼の暑さを避けたい方には安心です。 - 13:30カルナック神殿を観光
カルナック神殿(Karnak Temple)は神殿複合体で、新王国時代(紀元前16世紀〜紀元前11世紀)にアメンホテプ1世からラムセス3世まで、歴代ファラオによって建設・増築されました。
ルクソール神殿と同様に、テーベの宗教的中心地として重要な役割を果たしました。カルナック神殿はアメン神を中心に祀る神殿で、広大な敷地内には神殿本体の他、付属する小神殿や礼拝施設、オベリスク群などが点在しています。
その規模は約30ヘクタールにも及び、古代エジプト最大級の宗教建築として知られています。
1つ目の見どころは、「入口のスフィンクス参道と第一塔門」です。
カルナック神殿の入口に並ぶスフィンクス像は、通常の人間やライオンの頭ではなく、アメン神の聖獣である羊(ヤギ)頭を持つスフィンクス(クリオスフィンクス)です。2つ目の見どころは、「大列柱室(Great Hypostyle Hall)」です。
広さ約5,000平方メートルに及ぶ大列柱室には、134本の巨大な石柱が林立しています。
これらの柱の柱頭はパピルスの花をかたどっており、つぼみの形(閉じている形)と、花が開いた形の2種類があります。
これは「ナイルの豊穣」や「再生」を象徴しており、神聖な意味を持っていました。3つ目の見どころは、「オベリスク」です。
オベリスクとは四角柱を上へ伸ばし、先端がピラミッド型になった石の記念碑で、太陽神ラーを象徴するとされています。
エジプトでは神殿の入口や広場に立てられ、神に捧げるモニュメントとして機能しました。
カルナック神殿には複数のオベリスクが建てられ、その中でも特に有名なのはハトシェプスト女王のオベリスクで、高さ約29メートル、重量は約320トンにも及びます。カルナック神殿はルクソール神殿よりも賑わっている印象があり、チケット売り場はルクソール神殿よりもわかりやすいと思います。
注意点として、ルクソール神殿からスフィンクス参道を通ってカルナック神殿へ行くことはできません。【感想】
ルクソール神殿と比較にならないほど広い神殿です。
実際に観光する前に何を見たいか、何があるかなど目星をつけておくことをおすすめします。カルナック神殿について・所要時間:2時間〜3時間
・料金:EGP 600(約1,900円)※2025年時点
・アクセス:
・ルクソール市内中心部から車で約10分
・ルクソール神殿から車で約10分
・注意点:
・広大な敷地のため歩きやすい靴と帽子、飲料水持参がおすすめ
・一部復元作業中のエリアあり
・スフィンクス参道を歩いてルクソール神殿と行き来することはできません
【2日目】ルクソール西岸(王家の谷・ハトシェプスト女王葬祭殿)を観光

それでは、2日目のモデルコースを紹介いたします。
2日目は西岸の観光ツアーに参加することを想定しています。
タイムラインの時間は私がツアー参加した時のものです。
あくまで目安だと思ってください。
- 04:00気球ツアー
ルクソールには気球ツアーがあり、上空から朝日と遺跡を眺めることができます。
ツアー料金もUSD50(約8,000円)とリーズナブルなので、是非ツアーに参加してみてください。
予約は私が宿泊したOasis hotelでも出来ますし、代理店からの予約もできます。 - 08:00宿を出発
今回の西岸観光はツアーを想定しています。
私が宿泊したOasis hotelではUSD5(約800円)でツアーの申し込みができました。
ガイドによる解説付きでUSD5はとてもリーズナブルだと思うので、おすすめです。 - 09:40メムノンの巨像を観光
メムノンの巨像(Colossi of Memnon)は高さ約18メートル、重さ700トンを超える2体の巨大な座像です。
紀元前14世紀頃、新王国時代のアメンホテプ3世によって建設された葬祭殿の入口に立っていました。かつて背後には葬祭殿が広がっていましたが、現在は地震や洪水で失われ、この2体だけが残されています。
紀元前1世紀には石像がひび割れ、朝になると「歌う」ような音を発したことから、ギリシャ・ローマ時代には神秘的な存在として崇拝され、「メムノンの歌う像」と呼ばれました。【感想】
写真では伝わらないくらい大きな巨像でした。
ただ、それ以上でもそれ以下でもないので所要時間は20分ほどです。
ここに大きな葬祭殿があったとは思えないほど、巨像以外無かったです。メムノンの巨像・所要時間:20分〜30分
・料金:無料 ※2025年時点
・アクセス:
・王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿へ向かう途中に立ち寄り可能
・ルクソール東岸から車で約15分〜20分
・注意点:
・遺跡自体は屋外にあるため日差しが強い時間帯は帽子や日焼け対策が必要
・観光時間は短いので、他の西岸スポットと組み合わせて訪れるのがおすすめ - 10:00ハトシェプスト女王葬祭殿を観光
ハトシェプスト女王葬祭殿(Mortuary Temple of Hatshepsut)は、断崖絶壁のふもとに建つ壮麗な葬祭殿で、新王国時代第18王朝のハトシェプスト女王によって紀元前15世紀頃に建設されました。
エジプト唯一の女性ファラオとして知られるハトシェプスト女王の権威と美意識を象徴する建造物で、古代エジプト建築の傑作のひとつとされています。1つ目の見どころは、「ハトシェプスト女王自身の立像」です。
本来女性であるハトシェプストが「男性ファラオの姿」で表現されています。
特にファラオの象徴である偽髭(ひげ)をつけていることや、王権の象徴「ネメス頭巾」をかぶっていることが分かると思います。
これは、当時「ファラオ=男性であるべき」という価値観が強かったため、女性であるハトシェプストが権威を正統化するために、あえて男性の姿で神殿の像を作らせたと考えられています。2つ目の見どころは、「壁画に描かれた交易の記録」です。
内部の壁画には、プント国(現在のエチオピア・ソマリア周辺)との交易遠征の様子が描かれており、古代エジプトの海外交流を知る貴重な史料となっています。3つ目の見どころは、「内部に残る彩色壁画」です。
葬祭殿内部には鮮やかな彩色が残る壁画があり、青や赤、黄色など古代エジプトの色彩感覚を感じることができます。
天井には星空を模した文様、壁面には神々や儀式の様子が描かれ、当時の宗教観や王権思想を知る手がかりとなります。
約3,500年前の絵画がこれほど鮮やかに残っているのは非常に貴重なようです。ハトシェプスト女王葬祭殿に入ると何故か葬祭殿の目の前まで連れていってくれる車に乗せられるのですが、EGP20を現金で取られます。
ツアーでは強制的に払うことになるので、現金は持って行くようにしましょう。実は、ハトシェプスト女王葬祭殿では、1997年に過激派によるテロ事件(ルクソール事件)が発生し、観光客を中心に60名以上が犠牲となりました。
現在は厳重な警備が敷かれており、入場ゲートや遺跡周辺には警察や観光警備員が常駐しているため、治安は大きく改善しているように感じました。
ただし歴史的背景として、この事件があったことは知っておくと良いと思います。【感想】
長い階段(スロープ)があることなど、これまで見てきた神殿と異なるのでわくわくしながら観光ができました。
天井に描かれた星空も綺麗で、古代エジプト時代から残っていると考えると不思議な気持ちになりますね。ハトシェプスト女王葬祭殿について・所要時間:1時間〜1.5時間
・料金:EGP450(約1,380円)※2025年時点
・アクセス:
・王家の谷から車で約10分
・ルクソール東岸からはフェリー、車で約30分〜40分
・注意点:
・日差しを遮る場所がほとんどないため、帽子や水の持参は必須です
・なぜか車代でEGP20を現金で払わされるので、現金を持っていってください - 11:50お土産屋さんを観光
ツアーあるあるかと思いますが、西岸ツアーでもお土産屋さんに寄ります。
欲しいものがあれば値段交渉して購入できますし、私は特に欲しいものがなかったので早々とお土産屋さんから外へ出ました。 - 12:10王家の谷を観光
王家の谷(Valley of the Kings)は、新王国時代のファラオたちの王墓が集中する場所です。
古代エジプト初期のファラオの墓はギザなどの平地に巨大なピラミッドとして建設されていましたが、新王国時代になると墓の場所を秘密にする必要が高まり、盗掘を防ぐためにナイル川西岸の渓谷に墓を作るようになりました。
この場所には紀元前16世紀から紀元前11世紀にかけて、第18王朝から第20王朝の王や高位の人物がここに埋葬されています。
岩山を掘り抜いた墓の内部には、死者の書や神話が描かれ、古代エジプトの宗教観や死生観を感じることができます。王家の谷の観光では、1枚の入場チケットで3つのお墓を見学できます。
入場チケットで入れる主な墓- ラムセス1世の墓
- ラムセス3世の墓
- ラムセス4世の墓
- ラムセス9世の墓
- セティ2世の墓
- メルエンプタハの墓
- トトメス3世の墓
また、日によって入れる墓が異なるようでした。
私が訪れた時はすべての墓が公開されていましたが、どのように公開非公開が決まるのかはよくわかりません。ただし、ツタンカーメン王墓など人気のある墓は、このチケットでは入場できず、別途チケットの購入が必要です。
一度入場してしまうと追加でチケットを購入できないため、事前にどのお墓を見学したいかを決めておくことをおすすめします。別途入場料が必要な墓- アイの墓:EGP200(約600円)
- セティ1世の墓:EGP2000(約6,100円)
- ツタンカーメンの墓:EGP700(約2,100円)
- ラムセス5世・6世の墓:EGP220(約670円)
入り口は混雑していることもあり、別途入場料を払おうか悩む時間はありますが、事前に情報を調べて行くと当日に焦って知らなくて済むと思います。
ラムセス3世の墓について
ラムセス3世は新王国第20王朝のファラオで、在位中はエジプトの国家防衛に力を入れ、特に海の民の侵攻を撃退したことで知られています。
彼の治世は比較的安定しており、経済や文化も栄えました。
ラムセス3世の墓は王家の谷でも最大級で、複雑な通路と豪華な装飾が特徴です。ラムセス4世の墓について
ラムセス4世は、第20王朝のファラオで、父ラムセス3世の治世を引き継ぎ、国内の安定維持に努めた王です。
在位期間は比較的短く、王権の象徴や宗教儀礼の維持が重要でした。
ラムセス4世の墓の特徴は、保存状態の良い壁画に加え、棺が置かれた部屋の天井が美しい青色で塗られている点です。
この青い天井は、星空や天空神ヌトを象徴しており、死者が冥界に旅立つ空間を演出しています。入ってまっすぐ続く道から見える石棺も見どころで、近づくにつれてその巨大さがわかります。
ツタンカーメンの墓について
ツタンカーメンは、第18王朝の若きファラオで、わずか9年間の在位期間しかなく、王として大きな政治的・軍事的業績はほとんどありません。
しかし、この王が世界的に有名になったのは、1922年にハワード・カーターによって発見された墓の状態が非常に保存状態が良く、発掘時にほぼ手つかずの財宝が残されていたからです。
黄金のマスクや副葬品、精緻な装飾の数々は、古代エジプトの王権や信仰を直接伝える貴重な資料となっています。さらに、ここにはツタンカーメンのミイラがガラスケースに入れられていて、見ることができます。
是非世界的にも有名なファラオにご対面しにいってみてください。【感想】
まさかツタンカーメンのミイラがここにあるとは思っていなかったので驚きました。
さらに、この部屋が別のお墓に続いているという最新の研究があるらしく、そのような未だ研究が進められている場所に行けてよかったです。
EGP700と値段がありますが、私はおすすめします。ラムセス3世葬祭殿について・所要時間:1時間〜1.5時間
・料金:EGP750(約2,300円)
・アクセス:
・ルクソール東岸からはフェリー、車で約30分〜40分
・注意点:
・日差しを遮る場所が少ないため、帽子や水の持参は必須
・一部の人気の墓は別途チケットが必要なので、事前に計画を立てることをおすすめします
・エリア内にも飲み物や軽食を買うところがありますが、考えられないほど高いので持参することをおすすめします
・なぜか車代でEGP20を現金で払わされるので、現金を持っていってください - 14:30ラムセス3世葬祭殿を観光
ラムセス3世葬祭殿(メディネット・ハブ)は新王国時代第20王朝のファラオ、ラムセス3世によって建設されました。
この神殿はラムセス2世の影響を受けつつも独自の特徴を持ち、古代エジプト建築の傑作とされています。1つ目の見どころは、「凱旋門と戦闘のレリーフ」です。
神殿の入口に立つ第1塔門には、ラムセス3世がリビア人や海の民に勝利する様子が描かれています。
このリビア人は当時の西方の民族で、海の民は地中海沿岸の複数の集団で、エジプトの領土や富を狙って侵入してきました。
戦闘レリーフは王の勇敢さや当時の戦術を知る貴重な史料になっています。2つ目の見どころは、「多柱式ホールと彩色レリーフ」です。
中庭の先に広がる24本の柱が並ぶホールには、柱や壁、天井に鮮やかな彩色レリーフが施されています。
他の神殿では色彩が摩耗している場合が多い中、ラムセス3世葬祭殿では保存状態が良く、神々への奉納や儀式の様子を鮮明に感じることができます。チケットは神殿から少し離れたところで購入します。
ツアーであればみんなで買いに行くのと、どのチケットを購入すればいいのかわかりやすくて安心できます。チケット購入後は車でラムセス3世葬祭殿の入り口まで移動し、先ほど購入したチケットを提示して入場します。
ラムセス3世葬祭殿について・所要時間:1時間〜1.5時間
・料金:EGP220(約700円)
・アクセス:
・王家の谷から車で約10分
・ルクソール東岸からはフェリー、車で約30分〜40分
・注意点:
・日差しを遮る場所が少ないため、帽子や水の持参は必須 - 15:30宿に帰宅
夕方前に宿に戻ります。
私のツアーでは最後にレストランへ行こうとしましたが、ツアーで寄るレストランは観光用で高いことをみんな分かっていたようで、無しにしてもらいました。【ツアーの感想】
全体を通して参加して大満足できました。
特にガイドの方がまとまってくれないツアー客に一生懸命解説したり、先導していたのが印象的でした。
チップを渡そうと思っていたのに、気づいたらいなくなっていて渡せなかったの心残りなほどです。
以上で、2日間のルクソール観光は終わりになります。
ルクソールからカイロに戻ることもできますが、私はフルガダという街を訪れることをおすすめします。
ルクソールからバスで約1,000円で訪れられるフルガダは紅海に面した街で、マリンアクティビティを楽しむことができます。

ルクソールでおすすめの宿泊施設
実際に私が滞在した経験と現地での情報収集をもとに、予算別におすすめの宿泊施設をご紹介します。
【予算重視】Oasis hotel(バックパッカー向け)

料金目安: 1泊1,500円〜(1室)
Oasis hotelはバックパッカーに人気の宿泊施設で、日本人旅行者にもよく利用されており、私が宿泊した際も何人か日本人の方が滞在していました。
この宿でも西岸ツアー(USD5)や気球のツアーを予約することができます。

ここのスタッフのおじいちゃんが本当にフレンドリーで会うたびに「お茶飲むか?」と聞いてきてくます。
さらに、goBusのバス停の場所を丁寧に教えてくれたり、美味しいご飯屋さんを教えてくれたり、本当に親切にしてくれました。
エジプト観光は何かとトラブルが多かったので、本当にオアシスのような宿でした!
- 立地:
ルクソール市内中心部にあり、ルクソール神殿やカルナック神殿などの主要観光地へ徒歩でアクセス可能です。
ナイル川や市場にも近く、食事や買い物にも便利な立地です。 - 施設:
宿はシンプルながら清潔な客室を備え、共用スペースでは旅仲間と交流が楽しめます。
ただし、私の部屋では無料Wi-Fiが入らず、共有スペースで作業などをしていました。

- 雰囲気:
宿のおじいちゃんがとても親切で、お茶を出してくれたり、エジプト料理を分けてくれたりします。
日本語を少し話せる方もいて、ニコニコしながら話しかけてきてくれます。
温かくアットホームな雰囲気で、世界中のバックパッカーと交流しながら滞在できる一方、客室は静かで休息もしっかり取れる環境です。
【快適重視】ネフェルティティ ホテル(Nefertiti Hotel Luxor)
料金目安: 1泊6,000円〜(ツインルーム、朝食込み)
ネフェルティティ ホテルは、ルクソールの歴史的な地区に位置する3つ星ホテルで、観光地へのアクセスが良好です。
ルクソール神殿まで徒歩約3分、カルナック神殿までタクシーで約7分の距離にあります。
ルクソール観光でかかった実際の費用
実際に私が2日のモデルコースで観光した際にかかった費用を紹介します。
3日間滞在しましたが、ここでは純粋に観光に使った2日分の費用のみをご紹介します。
実際にかかった2日分の費用の総額は約20,301円でした。
項目 | 料金 |
---|---|
食費 | 2,357円 |
交通費 | 3,377円 |
宿泊費 | 3,213円 |
観光費 | 11,293円 |
生活費 | 61円 |
食費について
観光地ですが昼食と夕食をレストランで食べても安く済みました。
交通費について
私はアスワンから約3,000円のツアーでルクソールへ移動しました。
アスワンから移動する場合はツアーがおすすめです。
宿泊費について
宿泊はルクソール神殿まで徒歩で行ける立地のoasisに宿泊して、1泊あたり約1,600円でした。
観光費について
やはり高くて節約ができないのが観光費です。
ただ、西岸観光については宿で予約した1日ツアーがUSD5(約800円)とかなりお手頃でした。
生活費について
こちらはお手洗い代です。
海外はどこもお手洗いが有料の場所が多く、特に観光系にお金がかかるエジプトのお手洗いはどこもお金がかかりました。
よくある質問
- Qルクソールは何日間の滞在がおすすめですか?
- A
2〜3日間がおすすめです。
1日目でルクソール神殿とカルナック神殿、スフィンクス参道など市内の観光地を巡り、2日目で王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿、メムノンの巨像など西岸の遺跡を見学するプランが基本です。
時間に余裕があればナイル川クルーズや地元市場巡りも楽しめます。
- Qルクソールの治安は大丈夫ですか?
- A
主観が含まれますが、私が過ごした限りでは昼間の観光地やホテル周辺は比較的安全です。
ただし、人混みではスリやぼったくりに注意が必要です。
ローカルタクシーに乗る場合も絶対に値段交渉と確認を最初に行うようにしてください。
また、夜間の一人歩きや人気の少ない路地は避けるのがおすすめです。
- Qルクソール神殿とカルナック神殿は歩いて移動できますか?
- A
可能ですが、距離は約3kmあります。
私は節約のために歩きましたが、特に暑い日など徒歩だと体力を消耗するので、タクシーがおすすめです。
- Q英語は通じますか?
- A
観光地やホテルでは基本的な英語が通じます。
ただ、個人的にはカイロよりも英語が通じにくい印象でした。
まとめ
ルクソールはカルナック神殿やルクソール神殿、王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿など、多くの有名な観光スポットが集中する街です。
ナイル川沿いの風景やスフィンクス参道、屋上テラスからの眺めも含め、見どころがたくさんありますが、2日間でも効率よく回れば十分に楽しめます。
今回ご紹介したモデルコースは、私が実際にルクソールに3日間滞在した経験をもとに作成しました。
各スポットの所要時間やアクセス方法、注意点、昼食やおすすめレストランなども記載していますので、ご自身のペースや興味に合わせてアレンジしてみてください。
それでは、良い旅を
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