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トルコのカッパドキアにはレッドツアーやグリーンツアーというものがあるらしいけど、
初めてだからどれに参加したらいいのか分からない・・・
比較やツアーの内容を詳しく知りたいな?
この記事ではそんな疑問に答えるため、カッパドキアのレッドツアーとグリーンツアーについて体験談を元に徹底解説します!
- カッパドキア観光について
- レッドツアーとグリーンツアーの概要
- レッドツアーとグリーンツアーに含まれる観光スポット
- レッドツアーとグリーンツアーの注意点
こんにちは!エンジニアの旅記録です。
今回はトルコのカッパドキアで年越しをしてきました!
本記事ではキノコのような形の奇岩や気球で有名なカッパドキアで開催されている、レッドツアーとグリーンツアーについて、実際に参加した時の体験談を元に解説します!
ツアーで訪れる場所はどこも人気な観光スポットなので、
これからカッパドキアに行こうとしている方やツアーの参加に悩んでいる方の参考になれたら嬉しいです!
カッパドキアについて
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カッパドキアはトルコ中部に位置し、ネヴシェヒル(Nevşehir)という地域に属しています。
日本から行く場合はトルコのイスタンブールを経由して、トルコの国内線や陸路でカッパドキアに向かう必要があります。
そんなカッパドキアは世界遺産の中でも文化遺産と自然遺産両方の条件を満たす珍しい複合遺産に登録されている貴重な場所でもあります。
まずは、そんなカッパドキアの特徴を3つ紹介します。
1つ目は、キノコなどの形をした奇岩や特異な地形です。
この不思議な地形はエルジェス山(3917メートル)とハッサン山(3268メートル)という火山の活動による堆積物が長い年月をかけて侵食されたことによりできたようです。
この奇岩や地形はカッパドキアの観光スポットとしても有名で、妖精の煙突やラブバレーなどの人気の観光スポットはレッドツアーやグリーンツアーにも含まれています。
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2つ目は、まだまだ謎に包まれている地下都市です。
カッパドキアには数多くの地下都市があり、迫害や外からの攻撃から逃れるために地下に街を作り暮らしていたそうです。
驚くことに、その広さは大きなものだと地下80m以上で、2万人以上の人が暮らしていたようです。
その中でもデリンクユやカイマクルの地下都市は内部見学が可能で、人気の観光スポットになっています。
地下都市には寝室やリビングだけでなく、ワインの醸造所や学校や教会もありますが、どのように作られたかなどは未だに謎のままのようです。
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3つ目は、気球です。
カッパドキアと聞くと気球を思い浮かべる方も多いと思いますが、気球がたくさん飛んでいることには理由があります。
それはカッパドキアには日の出ごろに安定した気流が流れるために、安定して奇岩の間を縫うような地上付近の特別なフライトができるからです。
この気球は天候により飛ばないこともありますが、カッパドキアの素晴らしい絶景を空から見渡すことができるので、是非気球ツアーにも参加してみてください。(グリーンツアーやレッドツアーとは別のツアー予約が必要です)
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言語 | トルコ語 |
通貨 | トルコリラ(TRY) |
レート | 1トルコリラ(TRY)=約4.90円 ※2024/01/18現在 |
日本からのアクセス | 日本→イスタンブール→カッパドキア |
日本との時差 | -6時間 |
コンセントタイプ | Cタイプ |
ベストシーズン | 4月から9月 ※冬は気球の欠航が多い |
おすすめ滞在日数 | 2日から3日 ※フライトを考えると3泊がおすすめ |
レッドツアーとグリーンツアーの概要について
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カッパドキアの観光ツアーはレッドツアーとグリーンツアーの2つのツアーに分かれていて、どちらもカッパドキアの歴史的な名所や綺麗な風景を見れる名所を巡ります。
大きな違いはどの地域を観光するかであり、レッドツアーはカッパドキアの北部、グリーンツアーはカッパドキアの南部を巡ります。
ここではレッドツアーとグリーンツアーの比較と、それぞれのツアーの行程についてまとめます。
レッドツアーとグリーンツアーの比較
レッドツアーとグリーンツアーの比較をします。
料金やツアーの時間やどこに行くかはツアー会社によって若干異なります。カッパドキアの現地にもツアー会社がありますが、私は宿泊したホテルのオーナーの知り合いにツアーを頼みました。
そのため、下記の比較表はあくまで目安だと思って参考にしていただけると嬉しいです。
レッドツアー | グリーンツアー | |
観光する地域 | 北部 | 南部 |
料金 | €50〜(昼食付き) | €50〜(昼食付き) |
ツアー時間 | 9時~18時 ※ツアーや時期によって若干異なる | 9時~18時 ※ツアーや時期によって若干異なる |
観光スポット | ・ウチヒサール城 ・ラブバレー ・ギョレメ野外博物館 ・妖精の煙突 ・想像の谷 ・陶器工芸見学 | ・ギョレメ・パノラマ ・ピジョンバレー ・カイマクルの地下都市 ・ウフララ渓谷 ・セリメ修道院 ・トルコ石免税店 |
コメント | 定番コースを観光します | ウフララ渓谷やセリメ修道院に 個人で行くのは難しいです |
よく言われているのが、グリーンツアーの方が移動距離が長く、レッドツアーに比べて体力が必要ということです。
しかし、地下都市はレッドツアーに含まれないので、地下都市に行きたい場合はグリーンツアーに参加することになります。
レッドツアーとグリーンツアーの行程
レッドツアーとグリーンツアーの行程はガイドやその日の都合によって変わります。
そのため、今回は目安として私が参加したレッドツアーとグリーンツアーの行程を表にしてまとめます。
レッドツアー
時刻 | イベント |
10:00 | ホテルピックアップ |
10:20-10:40 | ウチヒサール城 |
10:50-11:50 | ギョレメ野外博物館 |
12:10 | 昼食 |
13:15-13:35 | ラブバレー |
13:50 | 陶器工芸見学 |
14:20-14:50 | 妖精の煙突 |
15:00-15:20 | 想像の谷 |
16:00 | ギョレメ市内到着 |
グリーンツアー
時刻 | イベント |
10:00 | ホテルピックアップ |
10:10-10:20 | ギョレメ・パノラマ |
10:30-10:40 | ピジョンバレー |
11:40-12:10 | カイマクルの地下都市 |
13:10-13:30 | ウフララ渓谷 |
13:30-14:20 | 昼食 |
14:40-15:10 | セリメ修道院 |
16:30 | ギョレメ市内到着 |
レッドツアーとグリーンツアーに含まれる観光スポットについて
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レッドツアーとグリーンツアーそれぞれのツアーで訪れる観光スポットについてまとめます。
入場料がかかる場所もありますが、私が参加したツアーは入場料全て込みでした。
また、年々入場料が上がっているようで、こちらに記載している料金は古くなる可能性があります。
レッドツアー
レッドツアーはカッパドキアの北部を観光するツアーです。
カッパドキアの定番のツアーで、いわゆるカッパドキアらしい美しい景色を楽しむことができます。
ウチヒサール城(Uchisar Castle)
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ウチヒサール城はカッパドキアにある岩の要塞の一つで、岩に空いている穴は全て窓や部屋への入り口です。
狭い入り口で入るのが大変ですが、実際に中に入れる部屋もあります。
私も一つだけ部屋に入ってみましたが、子どもの頃のようなワクワク感が込み上げてきました。
また、道のような場所はすべて歩くことができるので自分の好きなように見ることができますが、立ち入り禁止区域には入らないように注意が必要です。
ウチヒサール城は上まで登ることもできるようですが、私が参加したツアーでは約15分の観光時間しかもらえなかったため、登っている時間はないと思います。
名称 | ウチヒサール城(Uchisar Castle) |
入場料 | 120TL(約600円) |
住所 | Tekelli, 50240 Uçhisar/Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ |
営業時間 | 朝から日没まで |
コメント | 写真で見るよりも大きく、圧倒されます! |
ラブバレー(Love Valley)
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ラブバレーはギョレメの街から徒歩で1時間ほどの場所にある谷で、複数キノコ状の奇岩を見ることができます。
妖精の煙突に似ていますが、ここの奇岩の方が大きかった印象です。
ラブにちなんでいるのか、ここには周りをハートで切り取られた椅子やブランコなどがありました。
ラブバレーではハイキングや乗馬ができるようですが、ツアーではラブバレーのパノラマが見れる場所に連れて行ってもらえました。
名称 | ラブバレー(Love Valley) |
入場料 | 無料 |
住所 | 50180 Göreme/Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ |
営業時間 | 特になし |
コメント | ここはギョレメの街から近いためか、観光客が多く、人気スポットのようでした! |
ギョレメ野外博物館(Göreme Open Air Museum)
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ギョレメ野外博物館は修道士が奇岩の中につくった教会群です。
奇岩の中の教会や嘗て使用されていた岩のテーブルなどを見ることができますが、私の思う見どころは教会の中に描かれている美しいフレスコ画です。
暗闇教会と呼ばれる別途入場料が必要となる教会には他とは比べ物にならないほど綺麗なフレスコ画が描かれていました。
130TL(2024年1月時点)と少し高めですが、私は見て良かったと思っています。
以前はフレスコ画の写真撮影や動画撮影ができたようですが、現在は禁止されていたので、注意してください。
名称 | ギョレメ野外博物館(Göreme Open Air Museum) |
入場料 | 480TL(約2500円) |
住所 | 50180 Göreme/Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ |
営業時間 | 8:30~19:00(ハイシーズン) 8:30~17:00(ローシーズン) |
コメント | 暗黒教会はとても綺麗にフレスコ画が残されていて、別料金なのは納得できました |
妖精の煙突(Paşabağ Valley)
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妖精の煙突もカッパドキアで人気のスポットの一つで、キノコ型の奇岩の近くを散策することができます。
この地形は火山噴火により堆積した火山灰や溶岩が長い年月をかけて削りとられてこのような不思議な形になったそうです。
また、この奇岩は修道士の隠れ家として使われていた歴史があり、中に入ることもできます。
名称 | 妖精の煙突(Paşabağ Valley) |
入場料 | 280TL(約1400円) |
住所 | Zelve Yolu, 50500 Çavuşin/Avanos/Nevşehir, トルコ |
営業時間 | 8:00~17:00(チケット売り場は16時ごろ閉まります) |
コメント | 奇岩の内部に入れました!日本の大学が研究しているのもびっくりしました。 |
想像の谷(Devrent Valley)
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想像の谷にはラクダに見える岩や人に見える岩など様々な形の奇岩を見ることができます。
「これはあれに似ている」などの想像を掻き立てることから、想像の谷と呼ばれているようです。
私的にはラクダに見える岩は本当にラクダに見えました!
この観光スポットは自分の好きなように散策できるため、奥の方まで歩いて行くと人も少なかったりするので、観光客が映らない写真をたくさん撮ることができます。
道が特に無く自由に行動ができるため、怪我をしないよう十分に注意が必要です。
名称 | 想像の谷(Devrent Valley) |
入場料 | 無料 |
住所 | devrent mevkii no:1, 50500 Aktepe/Avanos/Nevşehir, トルコ |
営業時間 | 特になし |
コメント | 奥の方に行くと観光客が少なくなるので、写真撮影が捗ります! (もちろん十分に注意をしてください) |
陶器工芸見学(Pottery Handicraft)
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ここでは、トルコの伝統的な陶器工芸の作り方や体験、陶器工芸の購入ができます。
街中のお土産屋さんでも良く見る陶器工芸を作っているところを実際に見れたのは貴重な経験でした。
私が参加したツアーでは1人だけ体験ができましたが、手が泥だらけになるので、体験したい方はウェットティッシュなどを持っていくといいかもしれません。
名称 | 陶器工芸見学(Pottery Handicraft) |
入場料 | 無料 |
住所 | – |
営業時間 | – |
コメント | 陶器を買うと割れないようにラッピングしてくれます!割引もありました! |
グリーンツアー
グリーンツアーはカッパドキアの南部を観光するツアーです。
移動時間が多くグリーンツアーの名前の由来であるウフララ渓谷を歩くので、レッドツアーよりも体力が必要になります。
しかし、レッドツアーでは行かない地下都市に行けるツアーなので、グリーンツアーもおすすめです。
ギョレメ・パノラマ(Göreme Panorama)
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ギョレメ・パノラマはカッパドキアの有名なキノコの形をした奇岩とギョレメの街を見渡せるビューポイントです。
朝早くに来れば気球と共に景色を楽しむことができます。
この場所はギョレメの街から徒歩でのアクセスが可能なので、ツアーでなくても訪れることができます。
名称 | ギョレメ・パノラマ(Göreme Panorama) |
入場料 | 無料 |
住所 | Nevşehir Yolu Üzeri 1. Km., 50180 トルコ |
営業時間 | 特になし |
コメント | 綺麗な景観を見れる場所、ギョレメの街から徒歩でアクセス可能 |
ピジョンバレー(Pigeon Valley)
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ピジョンバレーとはその名の通り鳩に関連した絶景スポットで、約4kmにも渡る人工的に作られた鳩の巣と奇岩の絶景を見ることが場所です。
カッパドキアでは岩をくり抜いて作られた鳩小屋をたくさん見ることができるのですが、これは鳩の糞を肥料として利用されているからです。
ピジョンバレーを眺めることができる高台にはお土産屋さんもあり、もちろん鳩もたくさんいました。
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名称 | ピジョンバレー(Pigeon Valley) |
入場料 | 無料 |
住所 | Göreme No:24, 50180 Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ |
営業時間 | 特になし |
コメント | 名前に負けないくらい鳩がいてびっくりしました!景色も綺麗です! |
カイマクルの地下都市(kaymakli underground city)
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カイマクルの地下都市は地下10階の深さがある巨大な地下都市で、嘗て人が生活していた寝室や調理場だけでなく、教会やワイナリーまであります。
そんなカイマクルの地下都市ですが、未だ全容が解明されていなく誰がどのくらいの年月をかけてつくったのかなどの謎が多く残っています。
地下都市の中はとても暗いだけでなく狭く、まるで迷路のように道が続いていて、ここはガイドがいないと迷ってしまうなと感じました。
名称 | カイマクルの地下都市(kaymakli underground city) |
入場料 | 300TL(約1600円) |
住所 | Cami Kebir Mahallesi yeraltı şehri Belediye Caddesi, 50760 Nevşehir, トルコ |
営業時間 | 特になし |
コメント | 謎の多い地下都市と聞くだけでテンションがあがりましたが、 中も迷路のようになっていてワクワクの連続でした! |
ウフララ渓谷(Ihlara Valley)
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ウフララ渓谷はグリーンツアーの名前の由来にもなっている渓谷で、緑が美しい自然の景色を楽しむことができます。(私が訪れた冬には緑はありませんでした。)
ここは今となっては小さくなったメレンディズ川によって削り取られてできた渓谷で、グリーンツアーではこの渓谷をハイキングします。
ツアーではこの渓谷にある川床風のレストランでランチを食べました。
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名称 | ウフララ渓谷(Ihlara Valley) |
入場料 | 無料 |
住所 | 68500 Ihlara/Güzelyurt/Aksaray, トルコ |
営業時間 | 特になし |
コメント | ここは緑が生い茂る季節に来るのが良いと思いました! ハイキング中に見る断崖絶壁は絶景です! |
セリメ修道院(Selime Katedrali)
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セリメ修道院には岩山をくり抜いて造った大聖堂があります。
この大聖堂には昔この地域に暮らしていた修道士たちが礼拝や儀式にやってきていたそうです。
くっきりとは見えませんが、内部には絵画が描かれていることがわかります。
また、この場所はスターウォーズのロケ地となったと噂されていますが、似ているだけでロケ地ではないらしいです。(撮影の許可が降りなかったらしい?)
しかし、言われてみればエピソード1でみたことのあるような景観でした。
名称 | セリメ修道院(Selime Katedrali) |
入場料 | 無料 |
住所 | 68500 Yaprakhisar/Güzelyurt/Aksaray, トルコ |
営業時間 | 8:00-17:00 |
コメント | 岩山を切り抜いた部屋がいくつもあり、部屋の窓からは綺麗な景色がみれました! |
レッドツアーとグリーンツアーの注意点
一つ一つの観光スポットに滞在できる時間が短い
レッドツアーとグリーンツアー共に1日たくさんの観光スポットに行きます。
朝集合のため一つ一つの観光スポットで過ごせる時間が長いと思っていましたが、15分しか滞在できないこともありました。
私自身もゆっくりと写真撮影をしたり色々見たりしたい人間のため不完全燃焼感がありました。
ツアーで立ち寄る場所には興味がない場所もあると思うので、ツアーに参加せずに個人で行きたいところに行くこともいいと思います。
ユーロでの支払いを求められる
トルコの通貨はトルコリラであり、飲食店やお土産屋さんではトルコリラでの支払いをします。
しかし、ツアーの支払いはユーロを求められることがあります。
もちろんクレジットカードで支払うこともできますが、もし手元にユーロが余っているのであれば、ここで使ってしまうのも手かもしれません。
ユーロでの支払いが必要かどうかはツアーの予約時にメールなどで教えてくれるので、確認してみてください。
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