※本ページは広告が含まれています。
トルコのイスタンブールから隣のブルガリアに移動したい。
せっかくだから寝台列車で行きたいんだけど、どうすればいいんだろう?
実際に寝台列車で入国した人の話を聞きたいな!
この記事ではそんな疑問に答えるため、イスタンブールからブルガリアに寝台列車で移動する方法について、実体験を元に解説します!
こんにちは!エンジニアの旅記録です。
今回はトルコのイスタンブールからブルガリアのプロブディフまで寝台列車で移動しました。
チケットの購入方法や出発駅の情報やチケットコントロールなどについて体験談を元に解説します!
陸路での国境移動は飛行機での移動とは異なり、景色を見たり普段と違う経験ができるので、おすすめです!
イスタンブールからブルガリアまでの移動の概要
トルコのイスタンブールからブルガリアのソフィアやプロブディフへは寝台列車で行くことができます。ここでは、移動行程の概要、料金、時刻表について紹介します。
移動行程の概要
海外の寝台列車とは言っても日本と行程は同じなので、難しいことはありません。
寝台列車に乗る前の行程が2つ、乗ってからの行程が2つあります。
・チケットを購入する
・時間になったら列車に乗車する
・出国&入国手続きをする
・目的の駅で降りる
チケットを購入する
チケットの購入はイスタンブール市内にあるシルケジ駅(Sırkecı駅)でできます。
出発駅であるハルカル駅(Halkalı駅)で以前は購入ができたようですが、現在は出来ないようです。
ハルカル駅(Halkalı駅)とシルケジ駅(Sırkecı駅)は距離がありますので、チケット購入にシルケジ駅(Sırkecı駅)に戻るのは大変です。
時間になったら列車に乗車する
出発駅のハルカル駅(Halkalı駅)で列車に乗車します。
荷物検査があるため少し早めに着くことをおすすめします。
また、駅は小さく駅周辺にも売店などがないので注意してください。
出国&入国手続きをする
国境の駅に着くと駅員に起こされ、一度列車を降りて出国手続きを行います。
入国手続きも駅員が起こしてくれるため、忘れるということはないと思います。
目的の駅で降りる
目的駅近くになると駅員が起こしに来てくれました。
私はプロブディフで下車予定だったので、駅に着く15分前くらいにドアをノックされました。
駅員が管理していると思いますので、乗り過ごす心配はあまりないと思います。
料金
2024年1月時点での料金についてまとめます。
料金表 | |||
---|---|---|---|
駅名 | 寝台付き | リクライニングシート | |
ダブルルーム | シングル利用 | ||
Çerkezköy | – | – | 15.20€ |
ALPULLU | – | – | 20.00€ |
EDiRNE | – | – | 22.40€ |
KAPIKULE | 28.20€ | 54.80€ | 23.20€ |
SVILENGRAD | 29.00€ | 56.00€ | 24.00€ |
DIMITROVGRAD | 31.60€ | 60.00€ | 26.60€ |
PLOVDIV | 35.60€ | 66.00€ | 30.60€ |
SOFIA | 41.40€ | 74.60€ | 36.40€ |
時刻表
2024年1月時点での時刻表についてまとめます。
乗車前には荷物検査などがあるため、出発時刻よりも早くハルカル駅(Halkalı駅)についていることをおすすめします。
時刻(トルコ発) | 駅名 | 時刻(ブルガリア発) |
20:00 | HALKALI | 06:34 |
22:02 | Çerkezköy | 04:53 |
23:43 | ALPULLU | 03:36 |
00:47 | EDiRNE | 02:45 |
02:20 | KAPIKULE | 02:30 |
03:25 | SVILENGRAD | 00:17 |
04:24 | DIMITROVGRAD | 22:45 |
06:30 | PLOVDIV | 21:31 |
09:20 | SOFIA | 18:40 |
イスタンブールからブルガリアまでの寝台列車のチケットの購入方法
イスタンブールからブルガリアまでのチケットはイスタンブール市内にあるシルケジ駅(Sırkecı駅)で購入することができます。
ハルカル駅(Halkalı駅)は市内から遠かったため、私はシルケジ駅(Sırkecı駅)でチケットを購入しました。
シルケジ駅(Sırkecı駅)に入って、左側にチケットを購入するためのカウンターがあります。
入って直ぐ左側にあるのは国内線のチケットカウンターですので、奥にあるインターナショナルの方へ行ってください。
日本と違い購入の順番を守る人がいなかったので、強い意志を持ってチケットを購入します。
英語が伝わらないという噂もありますが、私を対応してくれた方は英語を分かってくれました。
下記のことを伝えられれば無事にチケットを購入できると思います。
・目的の駅名
・乗車日時
・人数
・等級
チケットの購入にはパスポートが必要だったので、忘れずに持っていくように気をつけてください。
出発時刻や到着時刻、料金についてはこのカウンター横にも書かれていました。
イスタンブールからブルガリアまでの寝台列車での移動の行程
イスタンブールからブルガリアまでの寝台列車での移動の行程について紹介します。
まずは、出発駅となるハルカル駅(Halkalı駅)までイスタンブール市内からバスや列車で向かいます。
イスタンブール市内のバスは時間通りに来ないため、早めにハルカル駅(Halkalı駅)を目指すことをおすすめします。
私はイスタンブール市内からバスでハルカル駅(Halkalı駅)へ行こうとしましたが、30分バスがこなかったため、急いで電車に切り替えました。
ハルカル駅(Halkalı駅)についた後は、時刻表があるのでまず時刻をしっかり確認しておきます。
ハルカル駅(Halkalı駅)には待合室もあるため、出発までに時間があればここで待ちます。
もちろんお手洗いもあります。
出発時間が近くなると乗車のための荷物検査に呼ばれます。
私の時は20:00出発で19:30に荷物検査と乗車が始まりました。
荷物検査の後はそのままホームへ向かい、列車に乗車することになります。
自分の客室はチケットをみれば書かれていますが、分からなければホームにいる係員に聞けば教えてもらえます。
乗車した後は自分の客室に向かい、就寝します。
深夜1:30ごろになりブルガリア国境のKapikule駅に着くと、出国手続きのため係員がドアをノックして起こしてくれます。
全員一度列車を降りて、出国手続きのために駅の建物へ向かいます。
深夜なので冬場だととても寒いです。
建物までも少し外を歩かなければいけないため、防寒具など暖かい格好で向かうことをお勧めします。
出国手続きが終わった後は、列車に戻ります。
割と遅れ気味で列車を降りたのですが、1:50には列車に戻れました。
手続きはパスポートを渡すだけで、特に何かあるわけではありませんでした。
列車に戻って30分後ほど経つとブルガリア入国のために警官と車掌が部屋をノックしてくるので、パスポートを渡します。
さらに30分後にパスポートが返却されます。
このトルコ出国手続きからブルガリア入国手続きまでは乗客の人数で時間が前後するようですが、2時間以上かかる場合もあるそうです。
全ての手続きを終えて平穏な睡眠時間がやってきます。
そういえばですが、私が寝台列車で移動した時は何故か良く分からない駅で1時間以上停車していて、到着がしっかりと遅延しました。
外が明るくなり目が覚めると、今まで見れなかった外の風景が見れるようになっていました。
そして、目的地であるブルガリアのプロブディフ駅付近になると、車掌さんが起こしてくれました。
基本的に何かある時は起こしに来てくれるので寝過ごす心配はなくて安心だなと思いました。
イスタンブールからブルガリアまでの寝台列車の内装
イスタンブールからブルガリアに向かう寝台列車の内装について紹介します。
今回私はダブルルームのチケットを購入したので、ダブルルームの内装の紹介になります。
海外の寝台列車と聞くと、乗客がごちゃ混ぜになっているイメージがありましたが、まさかの綺麗な個室でした。
座席を前に倒して、上にかけてあるベッドを下ろすと、ベッドが2つ出来上がります。
ベッドメイキングはもちろん自分でやることになりますが、上にかけてあるベッドを下ろすのが少し大変でした。
次に棚の紹介です。棚の上には枕カバーとシーツと掛け布団との間に敷くシーツが置かれています。
棚の上にフックもあるので、バッグや上着をかけることができます。
この棚の取手を引くと机にもなるので、PC作業などもできちゃいます。
さらに、下には冷蔵庫も入っているので、持ってきた飲み物などを入れておくことができます。
そして、驚くことに洗面台があり、洗面台にはコンセントが一つ付いています。
コンセントは流石にないだろうと思っていたので、びっくりしました。
コンセントの横のボタンでは洗面台のライトをつけることができます。
次に個室の外についてです。個室の外は通路になっていて、車両の前後にはお手洗いがありました。
お手洗いは洋式と和式があり、両方とも掃除されていてとても綺麗です。
イスタンブールからブルガリアまでの夜行列車の注意点
何度も起こされる
国境を跨ぐので3回ほど起こされます。
1回目は出国時、2回目は入国時、3回目はパスポートの返却でした。
寝続けられると思っている方は注意が必要です。
出発駅のハルカル駅周辺にお店が無い
出発駅となるハルカル駅の周辺にはお水や食べ物を買えるようなお店がありませんでした。
私自身調査不足で「国を跨ぐ列車の出発駅なのだから、何かしらあるでしょう」と思っていたら、駅にも駅のまわりにも何もなくお水が買えませんでした。
もちろん列車の中にも車内販売のようなものはないので、必要なものはハルカル駅に行く前に買っておくことをおすすめします。
列車にはシャワーがない
あることの方が珍しい気がしますが、もちろん列車にシャワーは付いていません。(シャワー室はありましたが、物置状態)
そのため、シャワーにどうしても浴びたい方は出発前にホテルでシャワーを浴びておくといいかと思います。
コメント