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ケープタウンって何日あれば観光できるの?
治安は大丈夫?
ツアーだと安全に観光ができるって本当?
この記事では、私の8泊9日の実体験をベースに【3日で満喫できるモデルコース】を、治安/費用目安/入国条件/モデルコースまで丸ごと解説します。
- ケープタウン観光におすすめの3日間モデルコース
- ケープタウンの見どころ(テーブルマウンテン/ケープポイント/ボルダーズビーチのペンギン/ライオンズヘッド)
- ケープタウン旅行の費用の目安(航空券・宿・現地移動・観光)
- ケープタウンの宿泊エリアの選び方とおすすめホテル
- ケープタウンの入国条件・治安対策・注意点(2025年最新)
こんにちは!エンジニアの旅記録です!
現在はフリーランスエンジニアとして働きながら海外を旅しており、これまでに38ヵ国を訪れました。
世界一周中に南アフリカのケープタウンに9日間滞在し、テーブルマウンテンからボルダーズビーチなどを観光してきました。
今回は、その時の実体験をもとに「3日間でケープタウンを満喫する」モデルコースをご紹介します。
観光ルートの組み方に加えて、ツアー予約や費用の目安もまとめたので、旅行計画の参考にしていただければ嬉しいです。
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ケープタウン観光の基礎知識
ケープタウン旅行を計画する際に欠かせないのが、観光に必要な日数、入国条件、ベストシーズン、そして移動手段についての情報です。
ここではケープタウン観光の基本知識について紹介します。
入国条件
ケープタウン(南アフリカ)観光を計画する際にまず確認しておきたいのが、入国に必要な条件です。
パスポートの残存有効期限やビザ要否、黄熱ワクチン証明の要否など、事前準備を整えておくことでスムーズに入国できます。
- 入国条件の基本情報(日本国籍・観光想定)
・パスポート有効期限:出国予定日から30日以上/査証欄2ページ以上
・ビザ:日本籍は観光90日以内ビザ不要
・往復航空券:出国を証明できるチケットの提示を求められる場合があり
・黄熱ワクチン証明(イエローカード):黄熱流行国からの入国、または当該国での12時間超トランジット時はイエローカード提示が必要の可能性あり - 現地での注意点
・移動手段:治安の問題で空港〜市内移動はホテル手配の送迎や配車アプリの利用が安心
・天候による運休:テーブルマウンテンのケーブルカーは強風や年次メンテナンスで運休になる可能性あり
注意:
入国条件や治安情報は変わる可能性があります。必ず最新情報を外務省海外安全ホームページや在日南アフリカ大使館公式サイトで確認してください。
👉 外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/
👉 在日南アフリカ大使館ホームページ: https://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
ベストシーズン(地中海性気候)
ケープタウンの気候は地中海性気候に属し、夏(12〜3月)は乾燥して日照が多く、冬(6〜8月)は降雨が増えて涼しくなります。
夏季は南東風が強まる日があり、冬季は降水量が増える傾向です。
気候と観光適性の目安
月 | 平均最高(°C) | 平均最低(°C) | 月間平均の目安(°C) | 観光適性 |
---|---|---|---|---|
1月 | 27 | 17 | 22.0 | ◎ |
2月 | 27 | 17 | 22.0 | ◎ |
3月 | 26 | 15 | 20.5 | ○ |
4月 | 23 | 13 | 18.0 | ○ |
5月 | 20 | 11 | 15.5 | △ |
6月 | 18 | 9 | 13.5 | △ |
7月 | 18 | 8 | 13.0 | △ |
8月 | 18 | 9 | 13.5 | △ |
9月 | 19 | 10 | 14.5 | ○ |
10月 | 22 | 12 | 17.0 | ○ |
11月 | 24 | 14 | 19.0 | ○ |
12月 | 26 | 16 | 21.0 | ◎ |
結論として、初めてのケープタウン旅行は3〜5月または9〜11月のショルダーシーズンがおすすめです。
ビーチや快晴重視なら12〜2月、費用を抑えたい場合は6〜8月が選択肢になります。
日本からのアクセス
日本からケープタウンへは直行便はありません。
主な行き方は、中東(ドーハ/ドバイ)経由、アフリカ(アディスアベバ)経由、またはシンガポール経由+ヨハネスブルグ経由です。
所要時間と運賃は経由地・曜日・シーズンで大きく変わるため、予算・快適性・乗継回数のバランスで選ぶのがポイントです。
日本から最もお手ごろに行く方法
アフリカ経由(エチオピア航空)が総額で安く出やすい傾向です。
基本ルートは、成田(NRT)→ 仁川(ICN)→ アディスアベバ(ADD)→ ケープタウン(CPT)です。
アディスアベバ→ケープタウンは直行便で約6時間30分が目安です。
- 火〜木出発を中心に比較(一般的に週末より安く出やすい傾向)。
- 月表示の料金カレンダーを活用して、最安週を先に特定する(例:Trip.comの月カレンダー)。
- 往復日程の前後ずらしや乗継時間長めの便も試す(総所要は延びるが安くなることあり)。
- 成田 → 仁川 → アディスアベバ:約14〜17時間 + 乗継
- アディスアベバ → ケープタウン:約6時間30分
- 総所要時間:約23〜30時間(乗継待ち・季節ダイヤで変動)
日本から最も早く快適に行く方法
中東経由(カタール航空/エミレーツ航空)が定番で、いずれも乗継1回でケープタウンに到着できます。
カタール航空(ドーハ経由)
日本(羽田・成田・関空など)→ ドーハ(DOH) → ケープタウン直行。
ドーハ → ケープタウンは約9時間50分。
総所要時間は約22〜25時間が目安。
エミレーツ航空(ドバイ経由)
日本各地 → ドバイ(DXB) → ケープタウン直行。
ドバイ → ケープタウンは約9時間40分。
総所要時間は約22〜27時間。
経由地別まとめ
経由地別に表をまとめました。
経由地 | 航空会社 | 総所要時間 | 運賃目安 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
アディスアベバ | エチオピア航空 | 23〜30時間 | ¥80,000〜 | ★★★★★(コスパ最高) |
ドーハ | カタール航空 | 22〜25時間 | ¥150,000〜 | ★★★★☆(快適性重視) |
ドバイ | エミレーツ航空 | 22〜27時間 | ¥150,000〜 | ★★★★☆(快適性重視) |
結論
・予算重視ならエチオピア航空(往復8万円台〜)
・快適性重視ならカタール航空またはエミレーツ航空(往復15万円〜)
ケープタウン観光3日間モデルコース

ケープタウン観光は3日間あれば、テーブルマウンテン、喜望峰、ボルダーズビーチのペンギン、そしてライオンズヘッドといった主要な観光スポットを無理なく回ることができます。
ただし、テーブルマウンテンのロープウェイは風や霧の影響で運休することがあるため、日程に1日程度の余裕を持たせておくと安心です。
さらに、プラス1日あればワイナリーツアー、ロベン島観光なども楽しめます。
今回紹介する3日間のモデルコースは、ケープタウン到着の翌日から観光をスタートし、3日目の観光後、翌朝または翌日の便で帰国する想定で組んでいます。
1日目はテーブルマウンテンで絶景を堪能し、V&Aウォーターフロントでショッピングと食事を楽しみます。
2日目は終日ツアーで喜望峰・ケープポイント・ボルダーズビーチを効率よく巡り、ケープ半島の自然を満喫します。
3日目はライオンズヘッド登山で絶景を鑑賞し、カラフルなボ・カープ地区を散策した後、シグナルヒルで夕日を鑑賞して旅を締めくくります。
もし4日目の出発便まで時間がある場合は、以下の追加観光がおすすめです:
- 午前便出発の場合:前日にお土産購入を済ませ、当日は空港へ直行します
- 午後便出発の場合:キャンプスベイビーチでのんびり過ごす、またはV&Aウォーターフロントで最後のショッピングがおすすめ
- 夕方便以降の場合:半日ワイナリーツアー、ロベン島ツアー(要事前予約)に参加できます
ここでは実際の体験をベースに、時間ごとのスケジュールと観光のポイントを紹介します。
日程 | 時間 | 行程 | 備考 |
---|---|---|---|
1日目 | 8:30 | テーブルマウンテンを観光 | ロープウェイ往復・山頂散策 |
14:00 | V&Aウォーターフロントを観光 | ショッピング・夕食 | |
2日目 | 9:45 | City Sightseeingのバスツアーのピックアップ | 終日ツアー |
11:30 | ケープポイントを観光 | 灯台へのハイキング | |
13:30 | 喜望峰を観光 | アフリカ大陸最南西端 | |
15:20 | ボルダーズビーチでペンギン観賞 | ケープペンギンを鑑賞 | |
3日目 | 10:00 | ライオンズヘッド登山 | 往復3-4時間 |
10:30 – 11:30 | ボ・カープ地区を散策 | カラフルな街並み | |
17:00 – 18:30 | シグナルヒルを観光 | 夕日とパダグライダー |
※テーブルマウンテンのロープウェイが運休した場合は、1日目と3日目を入れ替えるか、代わりにキルステンボッシュ植物園やワイナリー日帰りツアーを検討してください。
1日目(テーブルマウンテンとV&Aウォーターフロントを観光)
1日目はケープタウン観光のハイライトであるテーブルマウンテンからスタートします。
標高1,085mの山頂から眺める360度のパノラマビューは圧巻で、ケープタウン市街、ライオンズヘッド、大西洋が一望できます。
午前中の早い時間帯は天候が安定しやすく、ロープウェイの混雑も避けられるため、8:30頃の出発がおすすめです。
テーブルマウンテン観光後は、V&Aウォーターフロントでショッピングや食事を楽しみます。
ここはケープタウンで最も治安が良いエリアの一つで、警備員が常駐しているため安心して過ごせます。
夕食もこのエリアで済ませてから、Uberで宿へ戻るのが安全でおすすめです。
8:30 テーブルマウンテンを観光
テーブルマウンテンは、ケープタウンのシンボルとも言える標高1,085mの山で、山頂が平らなテーブル状になっていることからこの名前が付けられました。
頂上からは360度のパノラマビューが広がり、ケープタウン市街、ライオンズヘッド、大西洋、そして天候が良ければロベン島まで一望できます。

ロープウェイとチケット購入
山頂へはロープウェイ(ケーブルカー)で約5分で到着します。
ロープウェイの中は回転式になっており、乗車中も360度の景色を楽しめる設計です。
なので、どっち側に乗るのがおすすめなどはないので安心してください。

【体験談】
ロープウェイの中が回転することを知らずに最初驚きました。
一部窓が空いていますが、床が回転するので手や顔を出すと危険なので気をつけてください。
チケットは事前購入がおすすめ:
現地購入も可能ですが、ハイシーズン(12〜3月)は1時間以上の待ち時間が発生することもあります。
事前にオンラインでチケットを購入しておけば、専用レーンからスムーズに乗車できます。
→ GetYourGuideでテーブルマウンテン優先入場チケットを予約
ハイキングで登ることも可能:
往復3〜4時間かかり、途中急な登りもあるため、体力に自信がある方向けです。
治安面を考慮し、できるだけ複数人で登るか、ガイド付きツアーに参加することをおすすめします。

訪問のベストタイミング
ベストタイミングは求める内容によって異なります。
もし、天候の安定を求め、混雑を避けたい場合は午前中の早い時間帯(8:30〜9:00頃)が最もおすすめです。
理由:
- 天候が安定している:
特に夏季(12〜3月)は午後になると強風が吹き、ロープウェイが運休するリスクが高まります - 混雑を避けられる:
10時を過ぎるとツアー客が増え、待ち時間が長くなります
しかし、テーブルマウンテンは午後に登るとロープウェイの値段が下がります。
そのため、なるべく安く行きたいという方には午後にいくことをおすすめします。

天候の状況でロープウェイが運休している可能性があるため、事前に公式サイト(https://www.tablemountain.net/)やホテルで運行状況を確認してから向かうことを推奨します。

山頂での過ごし方
山頂には複数の展望ポイントがあり、自由に散策できます。
平坦な遊歩道が整備されているため、歩きやすい靴であれば問題ありません。
所要時間は山頂での滞在を含めて2〜3時間が目安です。

【体験談】
想像以上に広くて私も全ては歩けなかったです。
ロープウェイへ戻る時間も考えて、どのあたりまで散策するか考えることをおすすめします。

山頂にはカフェもあるので、景色を眺めながら休憩することもできます。
ただし、料金は高め(コーヒー1杯R50〜60程度)なので、水やスナックは事前に準備しておくと良いでしょう。
実際に訪れてわかったこと
服装について:
山頂は市街地より気温が5〜10℃低く、風も強いため、羽織るものを持参するのがおすすめです。
夏でも薄手のジャケットやウインドブレーカーがあると安心です。
日差し対策も重要:
山頂には日陰がほとんどなく、日差しが非常に強いです。
日焼け止め・帽子・サングラスは必ず持参してください。

トイレは山頂にあります:
綺麗なトイレがあり、下山前に済ませておくのがおすすめです。

テーブルマウンテンについて
項目 | 詳細 |
---|---|
所要時間 | 2〜3時間(ロープウェイ待ち時間・山頂散策含む) |
料金 | ・大人 往復 約R400〜490(約3,500〜4,000円) ・子供 往復 約R170〜250(約1,800〜2,000円) ※料金は変動します ※特に午後からは料金が安くなります |
アクセス | ・市内中心部からUberで約15〜20分(R100〜150程度) ・ロープウェイ乗り場住所:Tafelberg Road, Gardens, Cape Town |
運行時間 | ・通常 8:00〜20:00頃(季節により変動) ・天候不良時は運休あり |
持ち物 | ・羽織るもの(薄手のジャケット、ウインドブレーカー) ・飲料水 ・日焼け止め ・帽子 ・サングラス |
注意点 | ・強風や霧で運休になることがあるため、事前に運行状況を確認 ・午前中の早い時間が天候安定しやすい ・山頂は気温が低く風が強い ・ハイキングで登る場合は往復3〜4時間、複数人での行動推奨 |
公式サイト | https://www.tablemountain.net/ |
事前予約で待ち時間を短縮:
→ GetYourGuideで優先入場チケットを予約
14:00 V&Aウォーターフロントを観光
テーブルマウンテン観光の後は、ケープタウン随一のショッピング&レジャースポット「V&Aウォーターフロント」へ向かいます。
V&Aウォーターフロントは、1654年以降交易の中継地点として栄えた港を再開発した複合施設で、スーパー、お土産屋、飲食店、水族館、ホテルが揃っています 。
最大の特徴は、ケープタウンの中でも治安が良く、警備員が多数常駐しているため安心して過ごせる点です。
市内の他のエリアでは歩いての観光が推奨されない中、ここは比較的安全に散策できる貴重なエリアです。

ショッピングモールでお土産探し
V&Aウォーターフロントには世界を代表する高級ブランドから地元生まれのブティックまで、様々な魅力を備えた多くのショップが軒を連ねています 。
特に「ヴィクトリアワーフショッピングセンター」は地上2階・地下1階建ての大型施設で、400店以上のテナントが入っており、お土産探しに最適です。

ショッピングモールの外にも、アフリカ雑貨を扱う露店や専門店も点在しています。
モール内の洗練された商品とは違い、より現地らしい手作りの工芸品や民芸品が並んでおり、見ているだけでも楽しめます。



【体験談】
私が実際に行ってお土産購入&見るだけでも楽しいと感じたお店は「African Trading Port
」です。
お土産だけだなく、怪しい人形など見るだけでも面白いものが売られていました。

おすすめのお土産:
- 南アフリカ産ワイン
- ルイボスティー
- アフリカ雑貨
- チョコレート
- アマルーラ
港と海の景色を楽しむ
ショッピングモールを抜けると、目の前には港と海が広がります。
業務中の港を歩きまわる人の群れを見ながら、屋外で景色を楽しむことができます。

港沿いには遊歩道が整備されており、海風を感じながらのんびり散策できます。

【体験談】
港を歩いていると、カモメが飛び交い、ヨットやクルーズ船も見えました。
天気が良ければ、ベンチに座って海を眺めながら休憩するのもおすすめです。
私はここでぼーっと海を眺めていましたが、本当に気持ちが良かったです。
公園で地元の雰囲気を感じる
V&Aウォーターフロント内には小さな公園や広場もあり、週末には地元の家族連れで賑わいます。
子どもたちが外で遊んでいる様子からも治安が良いことがわかります。


【体験談】
V&Aウォーターフロント内の道では、時間帯によって様々なエンターテイメントが用意されており、アフリカンミュージックの迫力ある演奏 を間近で聴くことができます。
演奏を聴いていた時に「君も演奏しないか?」と誘われて、参加させてもらえました!

レストランで夕食
V&Aウォーターフロント内には80を越えるレストランがあり、ファーストフード、カフェ、カジュアルレストランから高級レストランまで選択肢が豊富です。
おすすめの料理:
- シーフード:新鮮な魚介類を使った料理が絶品
- ステーキ:南アフリカ産の牛肉は柔らかくて美味
- ケープマレー料理:スパイシーなカレーやサモサ
- 南アフリカワイン:料理に合わせて地元産ワインを
多くのレストランがテラス席を設けており、港の景色やテーブルマウンテンを眺めながら食事を楽しめます。

V&Aウォーターフロントについて
項目 | 詳細 |
---|---|
所要時間 | 3〜4時間(ショッピング・食事含む) |
営業時間 | 9:00〜21:00(店舗により異なる) レストランは深夜まで営業 |
料金 | 入場無料(施設内での買い物・食事は別途) |
アクセス | ・テーブルマウンテン麓からUberで約10〜15分(R80〜100程度) ・市内中心部からUberで約5〜10分 |
治安 | ケープタウンの中では最も安全なエリア 警備員が常駐し、24時間体制でセキュリティが確保されている |
注意点 | ・エリア内は安全だが、周辺の道路は夜間の徒歩移動を避ける ・帰りは必ずUberを利用する ・貴重品は常に身につけておく |
公式サイト | https://www.waterfront.co.za |
2日目(喜望峰・ケープポイント・ボルダーズビーチ/終日ツアー)
2日目は終日ツアーに参加し、ケープ半島の3大スポットを効率よく巡ります。
朝7:30に宿をピックアップされ、約10〜11時間かけて喜望峰・ケープポイント・ボルダーズビーチを回る充実のコースです。
レンタカーでも回れるルートですが、長距離運転(往復150km以上)と治安面を考えると、ツアー参加が断然おすすめです。
ガイドの解説を聞きながら、安全かつ効率的に観光できます。
特にボルダーズビーチのペンギンコロニーは、野生のケープペンギンを間近で観察できる貴重な体験ができます。
喜望峰では「アフリカ最南西端」の記念碑前で、旅の思い出に残る一枚を撮りましょう。
事前予約がおすすめ:
→ GetYourGuideで喜望峰ツアーを予約| Klookで喜望峰ツアーを予約
赤バスのツアーで実際にケープポイント・喜望峰・ボルダーズビーチへ行った時のYoutube動画があります。
観光の雰囲気を知りたい方はこちらも是非ご覧ください。
9:45 City Sightseeingのバスツアーのピックアップ
ケープ半島の観光は安全に効率よく観光スポットを回れるCity Sightseeingを利用することをおすすめします。
City Sightseeingとは
City Sightseeing世界100都市以上で展開している観光バスツアー会社です。
ケープタウンでは治安の良くない市内でも安全に観光できる手段として、多くの旅行者に利用されています。
City Sightseeingが安全な理由:
- 運転手とガイドが同行し、観光地での注意点を教えてくれる
- 2階建ての赤いバスで常に集団行動するため、狙われにくい
- 乗り降り自由(Hop-on Hop-off)ではなく、ツアー形式なので安心
- 主要な観光地を効率よく回れる
ケープタウンでは、個人で長距離移動するのは治安面でリスクが高いため、特に初めての訪問者にはツアー参加を強くおすすめします。

予約方法と集合場所
私は「City Sightseeing」の赤バスツアーをオンラインで事前予約しました。
予約時に出発地点を選択できるので、宿の近くや便利な場所を選びましょう。
※参考ページ:https://citysightseeing.co.za/



【体験談】
私は早めに集合場所に指定したCity Sightseeing Downtown Tour Officeに到着したのですが、お土産が売っていたりWi-Fiもあったので快適に待つことができました。
ツアーバスは2階建てで、好きな席に座れます。
私は景色を楽しみたかったので2階の窓側の席に座りました。
最初の目的地であるケープポイントへ向かう途中はケープタウンの街についての解説などもありました。
予約情報
予約方法は2つあります。
また、喜望峰国立公園入場チケット込みのツアーとそうでないツアーがあるので注意してください。
City Sightseeingの予約方法:
- 公式サイト(https://www.citysightseeing.co.za/)から予約可能
- またはGetYourGuide / Klookで日本語予約も可能
料金:
約R575〜(約5,000円〜)
※ツアーにはボルダーズビーチの入場料は含まれていないので注意
※ケープポイント(喜望峰国立公園)の入場料込みのチケットとそうでないチケットがあります
事前予約がおすすめ:
→ GetYourGuideで喜望峰ツアーを予約 | Klookで喜望峰ツアーを予約
当日の持ち物チェックリスト
終日ツアーのため、以下の持ち物を準備しておくと安心です。
必須の持ち物:
- 帽子(紐付き推奨):風が非常に強いため、紐がないと飛ばされます
- サングラス:日差しが強いため
- 日焼け止め:SPF50以上推奨
- 飲料水:途中で購入もできますが割高
- 現金またはカード:ボルダーズビーチ入場料(R215)、ランチ代など
あると便利な持ち物:
- 軽食(サンドイッチなど):ランチ代を節約したい場合
- お手拭き・ウェットティッシュ:風が強い日は喜望峰で海からの塩がかかるため
- 羽織るもの(薄手のジャケット):バスの中が冷房で寒いことも
- カメラ・スマホ:充電を忘れずに
- モバイルバッテリー:写真をたくさん撮るため
- ビニール袋:濡れたものや使用済みのウェットティッシュを入れる

【体験談】
私は帽子を紐なしの帽子を持って行ったのですが、ケープポイントの風で何度も飛ばされそうになり、結局リュックにしまいました。
また、喜望峰で強風で飛んでくる海水のしぶきを浴びたため、ベトベトして不快な思いをしました。
11:30 ケープポイントを観光
約2時間のドライブを経て、ケープポイントに到着します。
ケープポイントは南アフリカ共和国にある岬で、喜望峰の東側にあります 。
標高249mの岬の上には灯台があり、そこから見渡す大西洋とインド洋の絶景は圧巻です。
ツアーの流れ:
11:30に到着後、13:30の集合まで自由行動です。
この時間で灯台への登頂、ランチ、お土産購入を済ませます。

灯台への登り方
灯台までは徒歩(約20〜30分)またはロープウェイ(Flying Dutchman Funicular)で登れます。
ロープウェイは往復R95(約830円)と高額なため、体力に自信がある方は歩くことをおすすめします。
階段と坂道が続きますが、景色を楽しみながら登れるので、それほど苦ではありません。
往復料金 | 片道料金 |
---|---|
大人:R95(約830円) | 大人:R80(約700円) |
子ども:R52(約450円) | 子ども:R45(約390円) |

【体験談】
私は徒歩で登りました。
坂道自体は「大したことないかも」と思っていましたが、灯台に近づくにつれて風がかなり強くなりました。
帽子は確実に飛ぶレベルで、メガネも飛びそうになり、喋ることすら難しいくらいの強風でした。
帽子は紐付きのもの、またはリュックにしまっておくことをおすすめします。

ランチについて
私のツアーではここで各自ランチを取る時間が設けられていました。
ケープポイントの駐車場前にはレストランがありますが料金は高めです。
節約したい場合は事前にサンドイッチやスナックを持参することをおすすめします。

【体験談】
私はレストランでチキンをいただきました。
とても美味しかったのですが、R225(約2,000円)と世界一周中の旅人の私には大きな出費になってしまいました。
レストランの中も綺麗でスタッフの方々の対応も良かったです。

13:30 喜望峰を観光
13:30に指定された集合場所(駐車場付近)に集合し、ガイドの案内のもと喜望峰へ向けてケープポイントから歩いていきます。
喜望峰(Cape of Good Hope)は南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウンの南、喜望峰自然保護区内にある岬です。
アフリカ大陸最南西端に位置し、かつてヨーロッパからアジアへの航路を開拓する際の重要な目印となった歴史的な場所です。

ケープポイントから喜望峰までのハイキング
所要時間:約30〜40分
距離:約2km
難易度:初級〜中級
ガイドと一緒に、海岸沿いの遊歩道を歩いていきます。
常に絶景を見ながらのハイキングで、コースの難易度も高くありません。
平坦な道が多く、特別な装備は不要です。


【体験談】
喜望峰までは絶景が続き、ダチョウなどの野生動物を見ることもできました。
ところどころで撮影スポットがあり、ガイドさんが時間を作ってくれてゆっくり写真を撮ることもできました。

もちろん歩くことに自信がない方は、そのままバスに乗って喜望峰へ直接行くこともできます。
ガイドさんが事前に確認してくれるので、遠慮なく伝えましょう。
喜望峰の看板前で記念撮影
喜望峰に到着すると、有名な「Cape of Good Hope」の看板があります。
ここは記念撮影スポットとして大人気で、長蛇の列ができていました。


【体験談】
私が訪れた時は20人以上が並んでおり、写真を撮る時間もあまりありませんでした。
前の人が撮り終わったらすぐに次の人が入るという流れで、ゆっくり写真を撮ることができませんでした。

喜望峰も風がかなり強く、真横が海なので、海水のしぶきで身体中がベトベトになりました。
お手拭きやウェットティッシュがあると不快感が軽減されるので、持参することをおすすめします。
15:20 ボルダーズビーチでペンギン観賞
喜望峰からバスで約30分、ボルダーズビーチに到着します。
ボルダーズビーチは南アフリカのサイモンズタウンにある小さなビーチで、ケープペンギンのコロニーで有名です。
帰りの集合時間は16:30に駐車場のバスの前でした。
それまでは自由時間なので、ペンギン観賞、写真撮影、お土産購入などを楽しみましょう。
時間に余裕があれば、近くのカフェで休憩するのもおすすめです。
ケープペンギンについて
ケープペンギンはアフリカ大陸の南部沿岸に生息する唯一のペンギン種です。
1982年にボルダーズビーチで繁殖を始めたペンギンたちは、当初はわずか2ペアでしたが、2005年には約2,900羽にまで増加しました。
現在は絶滅危惧種に指定されており、保護活動が行われています。

入場方法と料金
私が参加したCity Sightseeingのツアーにはボルダーズビーチの入場料が含まれていませんでした。
ツアーバスに乗っている間にガイドさんが参加者に「ボルダーズビーチいきますか?」と聞いて回ってくれて、バス内でチケット代の支払いとチケットの受け取りができました。
入場料:
- 大人:約R215(約1,900円)
- 子供:約R105(約920円)
- 現金またはカードで支払い可能
- 公式サイト:https://www.sanparks.org/parks/table-mountain/rates-entry-fees
駐車場からボルダーズビーチの入口まで徒歩約5分です。
チケットを購入したら、木製の遊歩道を歩いてペンギンコロニーへ向かいます。

ペンギン観賞エリア
ボルダーズビーチへの遊歩道は2つに分かれていて、2つの場所からペンギンを鑑賞することができます。
私のおすすめはビーチ側の遊歩道を歩いて行った場所で、こっちの方が多くのペンギンを近くで見ることができました。


Boulders Beachでは砂浜を歩くペンギンや、波打ち際で泳ぐペンギンを見ることができました。
こんなに近くで野生のペンギンを見られる場所は珍しいらしく、本当に貴重な体験ができました。

3日目(ライオンズヘッド、ボ・カープ地区、シグナルヒル)
3日目はライオンズヘッド登山から1日が始まります。
頂上から眺めるテーブルマウンテン、大西洋、街並みは絶景です。
登山は往復3〜4時間かかり、途中には鎖場や梯子もあるため、歩きやすい靴と飲料水は必須です。
個人での登山も可能ですが治安面を考慮し、できるだけ複数人で登るか、ガイド付きツアーに参加することをおすすめします。
下山後は宿で朝食と休憩を取り、カラフルな街並みが魅力のボ・カープ地区を散策します。
ここはインスタ映えスポットとして人気で、30分〜1時間程度で回れる手軽な観光地です。
1日の締めくくりは、シグナルヒルです。
シグナルヒルはライオンズヘッドのライオンのお尻に位置する場所で、ここからはケープタウンの街並みや夕日を鑑賞することができます。
ライオンズヘッド登山のYoutube動画があります。
観光の雰囲気を知りたい方はこちらも是非ご覧ください。
10:00 ライオンズヘッド登山
ライオンズヘッドは、テーブルマウンテンの隣に位置する標高669mの岩山で、その姿がライオンの頭に似ていることからこの名前が付けられました。
頂上からは360度のパノラマビューが広がり、テーブルマウンテン、ケープタウン市街、大西洋、そして眼下に広がる街の明かりが一望できます。

登山口へのアクセスと事前準備
登山口までの移動は安全のためUberを強く推奨します。
登山口の住所は「Signal Hill Road, Cape Town」で、市内中心部から約10〜15分(R80〜120程度)で到着します。
私が訪れた時には登山口に飲み物やスナックを販売している露店が1軒ありましたが、営業していない場合や既に無くなっている可能性もあるため、事前にコンビニやホテルで水と軽食を準備しておいてください。
下山後も登山口でUberを呼ぶことができるので、帰りも安心です。

登山ルートと所要時間
所要時間は往復3〜4時間で、登山ルートは1本道なので迷うことはありませんが、中盤から岩場が始まり、終盤は断崖絶壁にかかった梯子を登ったりと危険も伴います。
往復所要時間:3〜4時間
- 登り:1.5〜2時間
- 山頂での滞在:30分〜1時間
- 下り:1〜1.5時間
登山の流れ:
前半(登山口〜中腹):歩きやすい坂道
最初の30〜40分は整備された坂道が続きます。
すでに高い位置にいるため、振り返るとケープタウンの街並みと海岸線が美しく見えます。

この区間は比較的歩きやすいですが、日を遮る場所がほとんどないため、帽子と水分補給は必須です。

中盤(中腹〜鎖場手前):岩場の始まり
徐々に岩場が増えてきます。
足元が不安定な箇所もあるため、しっかりとしたトレッキングシューズやスニーカーをおすすめします。

後半(鎖場〜山頂):鎖と梯子の難所
最後の300m程度は断崖絶壁にかかった鎖と梯子を登ります。
梯子はほぼ垂直で、高所恐怖症の方にはかなり厳しい区間です。
滑落する危険もあるので、十分に注意して登るようにしてください。

実際に訪れてわかったこと
鎖場・梯子について:
鎖と梯子は想像以上に急で、ほぼ垂直に立っています。
私が登った時は「絶対下を見ないように」と自分に言い聞かせながら1段ずつ登りました。
特に下山時の方が怖いです。足元が見えにくく、梯子の1段1段の高さもあります。
リュックが大きかったり重かったりすると、梯子にひっかかって身動きが取れなくなることもあるので、できるだけコンパクトな荷物で挑みましょう。

治安について:
観光地のライオンズヘッドも100%治安が良いとは言えません。
私は登山中に他の登山者に合流したり、ついて行ったりと常に複数人でいる状況を心がけました。
一人旅の方は近くの登山者に声をかけて一緒に登ることをおすすめします。
ガイド付きツアーに参加するのも安全です。
山頂からの絶景:
山頂に到着すると、360度のパノラマビューが広がります。
テーブルマウンテンを正面に、眼下にはケープタウンの街並み、そして大西洋が見られます。
終盤結構疲れていましたが、絶景を見れて登って良かったと思えました。


服装と持ち物:
日差し対策が必要です。
ライオンズヘッド登山中は日陰が少なく、直射日光を浴び続けることになります。
さらに、梯子や岩を登る場面もあるので、飲み水や軽食を持っていくことをおすすめします。
私は暑かったこともあり、水を持って行って良かったと思いました。
トイレについて:
登山口にも山頂にもトイレはありません。
登山前にホテルなどで必ず済ませておきましょう。
14:00 ボ・カープ地区を散策
ライオンズヘッド登山で疲れた体を休めた後は、カラフルな街並みで有名なボ・カープ地区を散策します。
ボ・カープは、南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウンにある地区で、以前は「マレー・クォーター」の名称で知られていました。
シグナル・ヒルの斜面に位置し、ケープマレーの文化の歴史的な中心地となっています。
ボ・カープの歴史
1760年代頃、このエリアはアフリカの他地域やマレーシア、インドネシアなどから奴隷としてやってきた人々が住んでいた地域でした。
当初の外壁は白一色で、「白でなければならない」という考えに起因し、自由のない街でした。
しかし、時が経ちこの規則が撤廃され、奴隷たちがその土地を買うことを許されると、住民達は自由になったことを表現するかのように、外壁をカラフルに塗り替えたという歴史があります。
散策のポイント
地域の特徴として、様々な色彩が壁に用いられた石製の家屋が建ち並ぶストリートでよく知られています。
ボカープは一般の住宅街なので、入場料の支払いなしで入場できます。
所要時間は30分〜1時間程度で、コンパクトに巡ることができます。
注意点:
- ボカープ地区は一般の住宅街なので、それぞれの家に居住している人がいます
- 決して治安が良い地域ではないので、写真撮影を見ず知らずの人にお願いすることは控え、日中に訪れることをおすすめします
- 貴重品の管理には十分注意してください
- アクセスはUberなど配車サービスがおすすめです
16:00 シグナルヒルを観光
3日目の締めくくりは、シグナルヒル観光です。
ケープタウンの街並みとテーブルマウンテン、ライオンズヘッドを一望できる絶景スポットです。
シグナルヒルとは
ライオンの頭部に相当する最も高い山頂部分をライオンズ・ヘッド、そしてライオンズ・ランプとも称されるお尻にあたる丘の部分を「シグナルヒル」と呼んでいます。
港町ケープタウンのこの丘は、かつてテーブルベイを運航する船のために信号旗を掲げていたことから、このように呼ばれるようになりました 。
標高約350mのこの丘からは、ケープタウン市街、テーブルマウンテン、ライオンズヘッド、そして大西洋の水平線まで見渡すことができます。

アクセス方法
シグナルヒルへはUberでの移動を強く推奨します。
市内中心部から約15〜20分(R100〜150程度)で到着します。
シグナルヒルは頂上には駐車場がありUberなどで行けるので、ライオンズヘッドと違い登山の必要はありません。
駐車場から展望スポットやパラグライダーの受付までは徒歩数分で到着します。
帰りもUberを呼べます:
携帯の電波は問題なく入るので、もしサンセットの時間まで居ても見終わった後にUberを呼んで帰ることができます。
ただし、シグナルヒルには建物も街灯も無くて暗いので、夜遅くに行くのは危ないとされているため、日没後はあまり長居せず、早めに帰ることをおすすめします。
シグナルヒルでの楽しみ方
シグナルヒルは景色だけでなく、パラグライダーを楽しむこともできます。
1. パラグライダー体験
シグナルヒルではパラグライダーができます。
天気の良い日には、パラグライダーが飛び立つ瞬間を見ることもできます。
私が訪れた時は「パラグライダーする?」と声をかけられたので、当日予約なしでも行けると思います。

2. ケープタウンの街並みを一望
シグナルヒルからはケープタウンの美しい街並みが一望できます。
昼間でも十分に美しいですが、夕方の時間帯は特におすすめです。

3. テーブルマウンテンとライオンズヘッドの絶景
シグナルヒルからはテーブルマウンテンとライオンズヘッドを正面に見ることができます。
朝登ったライオンズヘッドを、今度は反対側から眺めるのも感慨深いです。


【体験談】
私もUberでシグナルヒルの駐車場まで行きました。
多くの観光客が訪れて居て、軽食や飲み物を売っている出店がありました。
私が見た限りではパラグライダーを目的に訪れている人が多かった印象です。
シグナルヒルからライオンズヘッドを眺めてたら「あんな岩山に登ったのか…」という達成感を味わえました。
シグナルヒルについて
項目 | 詳細 |
---|---|
所要時間 | 30分〜1.5時間 |
料金 | 無料 |
アクセス | ・市内中心部からUberで約15〜20分(R100〜150程度) ・頂上まで車で行ける ・帰りもUberを呼べる |
標高 | 約350m |
ベストタイム | 夕方(サンセット時刻の30分前到着推奨) |
持ち物 | ・防寒着(ウインドブレーカー、薄手のジャケット) ・カメラ ・スマホ ・モバイルバッテリー |
注意点 | ・夜間の治安は悪化しているため、日没後は速やかに下山 ・ガイドブックには、「最近は頂上付近の治安が悪化してきたため、少人数や夜間に行くのは避けた方がいい」 と書かれています ・一人旅の場合は特に注意 ・街灯がないため暗くなる前に下山推奨 |
実際にかかった費用まとめ
実際に観光した3日間の滞在にかかった費用の総額は約104,463円でした。
※私は合計9日間滞在しましたが、ここでは実際に観光した3日分の費用を記載しています。
項目 | 料金 |
---|---|
食費 | 10,058円 |
交通費 | 72,308円 |
宿泊費 | 5,347円 |
観光費 | 13,965円 |
生活費 | 917円 |
通信費 | 1,868円 |
食費について
ケープタウンのレストランで食事をすると大体1,000円から2,000円は最低でもかかります。
私は何度か外食をしましたが、基本的には節約をするために朝ご飯はパンやバナナだけで済ませたりしていました。
交通費について
ケープタウンまではザンビアから飛行機で行き、航空券代は63,690円でした。
さらに、安全を考えて全てホテルからドア・ツー・ドアでUberを使っていました。
宿泊費について
宿は91 Loop Boutique Hostelに8泊9日して合計で14,259円だっため、3泊4日分で5,347円です。
ホテルの真裏に赤バスの出発場所があったこともあり、安くて便利な場所でした。
観光費について
観光費の内訳は大きくこちらになります。
赤バスツアー | 8,617円 |
ボルダーズビーチ入場料 | 1,659円 |
テーブルマウンテンのケーブルカー往復 | 3,689円 |
生活費について
シャンプーと石鹸がなくなったので、V&Aウォーターフロントで購入しました。
通信費について
AiraloのeSimを購入して使っていました。
ケープタウンでおすすめの宿泊施設
実際に私が滞在した経験と現地での情報収集をもとに、予算別におすすめの宿泊施設をご紹介します。
【予算重視】91 Loop Boutique Hostel(バックパッカー向け)

料金目安:1泊 約2,500〜(ドミトリー)/約7,000円〜(個室)
91 Loop Boutique Hostelは、バックパッカーに人気のホステルです。
1階にカフェが併設されており、宿泊者は自由に利用できる共用スペースとしても機能します。
ケープタウンを安全に観光できることで有名な赤バス(City Sightseeing)の集合場所まで徒歩約2分とアクセスが良いです。
ロッカーは各自の鍵(南京錠)を持参して使用する必要がある点に注意してください。
立地:
中心部にあり、ウォーターフロント方面やテーブルマウンテン行きの出発地点にも出やすいです。
赤バスの集合場所が近く、安全に観光できる定番ルートを取り入れやすいのが魅力です。
施設:
館内カフェと共用ラウンジが使いやすく、朝の計画立てやPC作業にも向いています。
ランドリー(有料)のサービスもあり、長期滞在でもコストを抑えて過ごせます。
雰囲気:
バックパッカー同士の交流が生まれやすく、情報交換しながら観光の予定を組みやすい環境です。
スタッフもフレンドリーで、周辺の治安情報や移動のコツを教えてくれます。
注意点:
ロッカーは自身の鍵が必要です(現地購入も可)。
夜間の徒歩での外出は避けて、配車アプリやホテル手配の送迎を利用するのが安心です。

【安全快適重視】Home Suite Hotels Station House(シーポイント)
料金目安:1泊 約12,000〜20,000円(ダブル/時期により変動)
Home Suite Hotels Station Houseは、シーポイントの複合施設「Station House」内にある4つ星のアパートホテルです。
屋上プールやフィットネス、テラスを備え、無料Wi-Fiと無料のセルフパーキングに対応しています。
館内1階には人気のオールデイダイニング「Sonny & Irene」があり、朝食やカフェ利用にも便利です。
周辺は海沿いの散策路や店舗が集まる比較的治安の良いエリアで、海沿いのプロムナードや赤バス(City Sightseeing)のシーポイント停留所へアクセスしやすい立地です。
初めてのケープタウンでも動きやすいのが特徴です。
立地:
シーポイント中心部に位置し、海岸プロムナードやビーチに徒歩圏です。
観光客が多く人通りのある比較的安全なエリアに立地しており、赤バスのシーポイント停留所(St John’s Roadほか)にもアクセスしやすく、市内観光の動線を組みやすい場所にあります。
施設:
屋上プール・フィットネス・テラスを備え、長旅のリフレッシュに適しています。
無料セルフパーキングに対応し、レンタカー利用時も安心です。
館内のSonny & Irene(Station House 1階)で食事やカフェ利用ができます。
雰囲気:
スタイリッシュなデザインの客室と共用部が魅力で、顔認証アクセスなどのセキュリティが導入されている点も安心材料です。
ビジネスと観光を兼ねた滞在(ブレジャー)にも向いています。
ケープタウン観光の注意点
ケープタウンは美しい景観と多彩な観光地を誇る魅力的な都市ですが、治安面では十分な注意が必要です。
安全に旅行を楽しむために、事前に知っておくべき注意点をまとめました。
偽警官・偽警備員による詐欺に注意
ケープタウンでは「Security」と記載された帽子や警備員風の衣服を着用した人物が、通行許可証の購入を要求したり、カードをスキャンさせる詐欺が発生しています。

【知人談】
知人は、警官を装う人物に「ここは通行できない場所だから罰金が必要」と言われ、カードでの支払いを要求されました。
何度スキャンしてもエラー表示が出るため、繰り返し決済を試みさせられましたが、実際には全て引き落とされていたそうです。
スリ・置き引きが多発している
観光客を狙った犯罪が頻発しており、特に混雑した場所でのスリや置き引きに注意が必要です。
バッグは前に抱えて鍵をかけておき、スマホや財布にはチェーンをつけてバッグにしまっておくとスリに遭う可能性は低くなると思います。
クレジットカードや現金なども分散して持っておくと安心です。

【知人談】
バスから降りる時の混雑に紛れてスマートフォンを盗まれた方がいました。
ごちゃ混ぜになったそうですが、それもわざとっぽく、被害にあった方曰く集団でやっていそうとのことでした。
夜間の外出は極めて危険
現地の方にも言われたことですが、夜間の一人歩きは非常に危険で、300メートル先でも徒歩での移動は避けるべきとされています。
日没後の外出は必ずUberや信頼できるタクシーを利用するように注意してください。
現金の持ち歩きは最小限に
ケープタウンでは多くの場所でクレジットカードが使えますが、現金が必要な場面もあります。
ただし、大金を持ち歩くのは危険です。
1日に必要な分だけ持ち歩くようにして、ATMも銀行内や大型ショッピングモール内などの安全な場所で利用するように注意してください。
人通りの少ない場所は避ける
日中であっても人通りの少ない路地には立ち入らないことが推奨されています。
観光は主要な通りや人が多いエリアで行うい、地図アプリが勧める道であっても、遠回りするように注意してください。
基本的に1人ではなく、グループでの行動をお勧めします。
登山・ハイキング時の注意
テーブルマウンテンやライオンズヘッドなどの人気ハイキングスポットでも、犯罪が発生することがあります。 特に早朝や夕暮れ時の登山は避け、可能な限りツアーに参加するか、複数人で行動することをおすすめします。
事前にホテルの方に何時なら安心かなどを聞いておくものいいと思います。
安全なエリアを知っておく
ケープタウン内でも治安の良し悪しに差があります。
比較的安全なエリア:シー・ポイント(Sea Point)とグリーン・ポイント(Green Point)は治安が良く安全とされています。
・ウォーターフロント周辺
・キャンプスベイ
避けるべきエリア:
・タウンシップ(現地ツアー以外では近づかない)
・ケープタウン中央駅周辺(特に夜間)
・市街地の路地裏
ケープタウンは美しい都市ですが、常に警戒心を持って行動することが重要です。
幸い、Uberなどの配車サービスが発達しているため、移動手段を工夫すれば比較的安全に観光できます。
「少し面倒かも」と思う程度の用心が、結果的に楽しい旅行につながります。
よくある質問(FAQ)
- Qケープタウンのベストシーズンはいつですか?
- A
ケープタウンは地中海性気候で、季節により楽しみ方が異なります。
・乾季寄り(10月〜3月):晴天が多く、ビーチやテーブルマウンテンの景観を楽しめます。ハイシーズンのため宿泊費は上がりやすいです。
・雨季寄り(5月〜8月):降雨が増えますが、宿泊費は下がりやすく、ワイナリー巡りや美術館など屋内中心の旅に向いています。
初めてなら混雑と価格のバランスが良い3〜5月/9〜11月もおすすめです。
- Q市内の移動手段は何がおすすめですか?
- A
短期旅行者には配車アプリ(Uber/Bolt)が最も実用的です。
目的地のドア・ツー・ドアで安全性と価格のバランスが良いです。
私はケープタウンの治安リスクを懸念して、すべてドア・ツー・ドアで配車アプリを使っていました。
- Q治安は大丈夫ですか?
- A
基本的に治安は悪いと考えて行動してください。
観光エリアは警備が手厚い場所もありますが、スリ・置き引き・ひったくりなどの軽犯罪対策は必須です。
さらに、強盗犯罪に遭った話もよく耳にします。
警備員も偽物がいて通行料金を取られるという詐欺にも遭遇した旅人もいました。
- Q空港から市内へはどう移動しますか?
- A
最も安心なのはホテル手配の送迎または配車アプリです。
到着が夜遅い便の場合は特におすすめです。
初めてのケープタウンで不安がある方や、荷物が多い方には、事前予約できる空港送迎サービスが便利です。
日本語で予約でき、ドライバーが到着ロビーで名前を掲げて待っていてくれるため、迷うことなく安全にホテルまで移動できます。
→ GetYourGuideで空港送迎を探す
- Qケープポイントやボルダーズビーチ(ペンギン)へはどう行きますか?
- A
レンタカーまたは日帰りツアーが一般的です。
レンタカーは自由度が高く、好きな時間に滞在できますが、長距離運転と治安面の注意が必要です。
初めてのケープタウンや運転に不安がある方には、日帰りツアーが断然おすすめです。
ガイド付きで安全性が高く、効率よく複数スポットを回れるだけでなく、現地の歴史や見どころを詳しく説明してもらえます。
特に喜望峰とボルダーズビーチを1日で巡るツアーは人気が高く、ペンギンコロニーでの写真撮影時間もしっかり確保されています。
→ GetYourGuideでツアーを探す| Klookでツアーを探す
- Qライオンズヘッドの持ち物は?
- A
ライオンズヘッド登山では日を遮る場所もなく、崖にかかった梯子を登る場所もあります。
これらのことを考慮して、以下の持ち物がおすすめです。
・飲料水:日差しが暑く水分補給必須のため
・帽子:日差し対策のため
・歩きやすい靴:崖には柵がなく、危険な箇所があるため
・モバイルバッテリー:何かあった時のため
- Qテーブルマウンテンは天候で登れないことがありますか?
- A
はい、風が強い日や霧が濃い日はロープウェイが運休になります。
事前に公式サイトやホテルで運行状況を確認するのがおすすめです。
また、早めの時間帯の方が天候が安定していることが多いため、午前中の訪問を検討してください。
天候不良に備えて、日程に余裕を持たせておくと安心です。
- Q英語は通じますか?
- A
英語は広く通じます。
南アフリカの公用語は11言語ありますが、観光地やホテル、レストランでは英語が主流です。
ただし、アフリカ英語の独特の訛りがあるため、聞き取りにくいと感じることもあります。
- Q何日あれば主要観光地を回れますか?
- A
最低3日、理想は4〜5日です。
テーブルマウンテン、喜望峰・ボルダーズビーチ方面、ライオンズヘッド登山を含めると4日程度が充実した日程になります。
ワイナリーやロベン島なども訪れたい場合は5〜6日あるとゆとりが持てます。
まとめ
ケープタウンは、テーブルマウンテンの絶景、喜望峰の雄大な景色、ボルダーズビーチの可愛いペンギンたち、そしてライオンズヘッドからのパノラマビューなど、3日間でも十分に満喫できる魅力的な観光地です。
ただし、治安面では十分な注意が必要で、夜間の外出は避ける、配車アプリを積極的に利用する、人通りの多いエリアを選ぶなどの対策が欠かせません。
事前にツアーを予約しておくことで、安全かつ効率的に主要スポットを回ることができます。
- 観光日数:最低3日、理想は4〜5日
- ベストシーズン:3〜5月または9〜11月(ショルダーシーズン)
- 移動手段:配車アプリ(Uber/Bolt)またはツアー
- 治安対策:夜間の徒歩移動は避け、常に警戒心を持つ、基本Uberで移動
- おすすめエリア:シーポイント、グリーンポイント、ウォーターフロント周辺
事前予約で安心・安全に観光:
→ GetYourGuideで空港送迎を探す
→ GetYourGuideでツアーを探す
南アフリカの大自然と都市の魅力が融合したケープタウンで、思い出に残る旅を楽しんでください!
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