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ロイヤルブルネイ航空って機内食は美味しいの?
座席の快適さや電源はあるの?
チェックインやサービスはどう?
そんな疑問に答えるため、この記事では実際に私がロイヤルブルネイ航空に搭乗した体験をもとに、チェックインから到着までの流れをレビューします。
- ロイヤルブルネイ航空の座席の快適性と電源/USBの有無
- 機内食の内容
- 客室乗務員のサービス傾向と言語対応
- チェックインや受託手荷物の実務ポイント
- 航空券料金の探し方と予約のコツ
こんにちは!エンジニアの旅記録です!
世界一周の旅を終えた現在はフリーランスエンジニアとして働きながら海外を旅しており、これまでに38ヵ国を訪れました。
ブルネイ訪問の際にロイヤルブルネイ航空を利用し、実際の搭乗体験を通じてサービス内容を確かめてきました。
この記事ではその体験をベースに、ロイヤルブルネイ航空の「座席・機内食・サービス・料金」を分かりやすくまとめています。
これから予約される方や初めて利用される方に役立つ情報を紹介するので、ぜひ参考にしてください!
ロイヤルブルネイ航空の基本情報

ロイヤルブルネイ航空(Royal Brunei Airlines, RB)は、ブルネイを代表するフラッグキャリアで、同国唯一の国営航空会社です。
1974年11月に設立され、現在は首都バンダルスリブガワン近郊のブルネイ国際空港を拠点に運航しています。
現在の保有機材はボーイング787-8ドリームライナーとエアバスA320NEOで構成されており、燃費効率や快適性に優れた近代的な機材を運用しています。
イスラム教国の国営航空会社という特徴から、機内でアルコール飲料の提供はなく、全ての機内食はハラール対応です。
運航路線
ロイヤルブルネイ航空は、ブルネイ国際空港を拠点に2025年現在はアジア・中東・オセアニアの主要都市へ就航しています。
特に日本からは、2024年9月に就航した成田〜ブルネイ直行便(週数便)を運航しており、乗り継ぎなしでブルネイに行ける唯一の航空会社です。
また、ドバイやメルボルンを経由することで、中東やオセアニアへの移動手段としても利用できます。
主な就航都市
- 東南アジア方面:クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタ、コタキナバル、ホーチミン
- 中国方面:杭州、香港
- 中東方面:ドバイ
- オセアニア方面:メルボルン
- 東アジア方面:台北
安全性・事故歴
ロイヤルブルネイ航空の安全記録について、過去に事故が発生していますが、現在は高い安全評価を受けています。
過去の事故
1997年9月6日にロイヤルブルネイ航空839便(ドーニエ228型機、登録番号9M-MIA)が、マレーシア・ミリ空港への進入中に墜落したという情報があります。
乗客8名、乗員2名の計10名全員が死亡しました。
この事故を受けて同社は安全対策を大幅に強化し、短距離路線用のドーニエ228機材は全て売却され、該当路線も廃止されているそうです。
現在の安全評価
1997年の事故以降、ロイヤルブルネイ航空は重大な事故を起こしておらず、現在は国際的な航空安全評価において最高評価を受けています。
近代的な機材への更新と厳格な安全管理体制により、良好な安全記録を維持しています。
今回のフライト概要
まずは今回のフライト概要をまとめます。
座席や機内食のレビューは機材や時間帯によって印象が変わるため、前提条件としてご確認ください。
往路
項目 | 内容 |
---|---|
搭乗日 | 2025年9月下旬 |
便名/機材 | BI696 / Airbus A320-212(中型機) |
区間 | 成田国際空港T1(東京) → ブルネイ国際空港(バンダル・スリ・ブガワン市) |
出発/到着時刻 | 11:45発 → 16:45着 |
クラス | エコノミークラス |
予約方法 | Trip.com |
運賃種別 | 機内食付き、変更・返金条件はプラン依存 |
機内持込手荷物 | 1個(55×38×20cm以内・最大7kg)+身の回り品 |
受託手荷物 | 25kgまで無料 |
座席指定 | 無料/有料(指定方法により異なる) |

復路
項目 | 内容 |
---|---|
搭乗日 | 2025年9月下旬 |
便名/機材 | BI695 / Airbus A320-212(中型機) |
区間 | ブルネイ国際空港(バンダル・スリ・ブガワン市) → 成田国際空港T1(東京) |
出発/到着時刻 | 00:35発 → 07:30着 |
クラス | エコノミークラス |
予約方法 | Trip.com |
運賃種別 | 軽食あり、変更・返金条件はプラン依存 |
機内持込手荷物 | 1個(55×38×20cm以内・最大7kg)+身の回り品 |
受託手荷物 | 30kgまで無料 |
座席指定 | 無料/有料(指定方法により異なる) |
体験レビュー
ここからは実際に搭乗した際の体験を紹介します。
座席の広さやリクライニングの快適さ、機内食の内容、エンタメ環境、そしてクルーの対応などを細かく見ていきます。
口コミやパンフレットでは分からない、リアルな搭乗感をまとめました。
座席と機内設備
座席配列は3-3で、私が利用したのは非常口前の座席でした。
足元の広さは十分で、窮屈さは感じません。

USBポートはモニター下に1つだけ設置されており、Type-CではなくUSBケーブルが必要です。
イヤホンは遮音性の高いものが全員に配布されました。

テーブルは本やスマホを置くには十分で、PC作業もギリギリ可能という印象です。
さらにぐらつきも多少感じたのでがっしりと固定われてはいませんでした。

最初機内に入った時は寒かったのですが、風量を席ごとに調整でき、ブランケットも配布されていたため快適に過ごせました。
頭上棚は私の機内持ち込みギリギリのカメラバッグがピッタリ収まるサイズでした。

機内食レビュー
離陸後30分ほどで、最初のドリンクと軽食が提供されました。
ドリンクの種類は私が把握している限りでは8種類でした。
アルコール類の提供が無いことには注意してください。
- お水
- お茶
- コーヒー
- リンゴジュース
- オレンジジュース
- スプライト
- コーラ
- マンゴージュース
軽食は味付きの豆で、香ばしく食べやすいものでした。

続いて、離陸から約1時間後の13:30ごろに昼食の提供がありました。
メインは「ジンジャーフィッシュとヌードル」「牛肉とライス」から選択可能で、私は「ジンジャーフィッシュとヌードル」を選びました。
白身魚が2切れ入り、あんかけ焼きそばのような味付けで想像以上に美味しかったです。
デザートのお餅はお店で売られているレベルのクオリティでした。

お昼ご飯の提供でコーヒーをいただきましたが、「他の飲み物も必要ですか?」と気遣ってくれる対応が印象的でした。
エンタメ・Wi-Fi・アメニティ
モニターは日本語対応していて、映画、音楽(日本の音楽の英語バージョンもあり)やドラマなど様々あり、特に映画の種類は豊富にありました。
ただし、映画は字幕無しの吹き替え無しなので、英語が聞き取れないと見るのは結構厳しいんじゃないのかなという印象でした。

機内Wi-Fiについては、一部の長距離フライトではあるようですが、成田〜ブルネイ間のフライトではありませんでした。
ブランケットや枕については、CAさんに声をかけると貰うことができます。
逆に声をかけないと貰えないのは寂しい気もしました。
クルーのサービス
クルーは常に笑顔で接しており、英語での対応も分かりやすく工夫してくれました。
日本語で「ありがとうございます」と声をかけてくれるなど、日本人観光客への配慮も感じられました。
呼び出しボタンにもすぐに対応してくれ、到着前にはお水を配りながら客席を回っていた点も好印象です。

空港での流れ(出発→到着)
続いて、搭乗当日の空港での流れをご紹介します。
チェックインや手荷物預け、搭乗ゲートの様子から、到着後の入国審査や受託手荷物の受け取りまで、実際にかかった所要時間や注意点を整理しました。
初めてロイヤルブルネイ航空を利用する方でも安心できるよう、ポイントを時系列でまとめています。
出発:チェックインと搭乗
成田空港第1ターミナルのBカウンターでチェックインし、1個荷物を預けました。
この時にスタッフの方からブルネイ入国に必要な「E-Arrival Cardの登録」「渡航歴および健康の申告」「帰りの航空券を購入しているか」を聞かれ、ブルネイ入国時にも提示を求められる可能性があるので見せられるように準備しておくと良いと言われました。
チェックインカウンターに並んでいる日本人も全くいなく、既に海外にいるような気分になりました。

搭乗前に「あなたの両サイドにお相撲さんが座ってスペースが狭くなるので席を変えませんか?」という呼び出しアナウンスがかかり、席を変更してもらいました。

搭乗後にびっくりしたのが、飛行機がほぼ満席だったことと、日本人がたくさん乗っていたことです。
日本からブルネイへ帰国する方が多いのかなと思っていたのですが、日本人観光客のグループを複数見つけました。
到着:入国・荷物受け取り・乗り継ぎ
入国審査では4つ質問され、「E-Arrival Cardの登録」「渡航歴および健康の申告」「帰りの航空券を購入しているか」については聞かれませんでした。
所要時間としては5分もかかっていません。
- Q, 滞在する日数は何日ですか? → 4泊です
- Q, 宿泊先はどこですか? → The Empire BuruneiとEZ Lodgingsです
- Q, どちらに先に泊まりますか? → EZ Lodgingsです
- Q, グループですか?1人ですか? → 1人です
入国審査を終えるとすぐ目の前に荷物受け取りの場所があり、さらに荷物を受け取ってから到着ロビーまでの移動の動線は何も迷うことはありませんでした。

ブルネイ国際空港のラウンジ情報
ブルネイ国際空港にはRoyal Brunei’s Sky Loungeがあります。
食事や飲み物をいただけたり、バスタオル貸し出しありでシャワーを浴びることができるので、成田へ深夜便で帰る方には利用がおすすめです。

基本情報・利用条件
Sky Loungeの基本情報をまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
利用可能なカード/サービス | プライオリティパス対応 |
利用時間の制限 | 最大3時間まで利用可能、それ以上は追加料金が必要 |
シャワー施設 | シャワー 2つあり、バスタオルの貸し出しあり |
飲食・軽食サービス | パン、ライス、パスタ、チキン料理などの温かい軽食あり |
ドリンク | 暖かいコーヒー、冷たい飲料水など各種ドリンクあり |
設備・快適性
シャワーが2室あります。
バスタオルの貸し出しやシャンプーとボディソープもあるので、持参する必要はありません。

軽食のバリエーションはまずまずでした。
パン類、ライス、チキン料理、パスタなど料理が揃っていましたが、あまり温まっていなかったです。

ドリンクも種類があり、コーヒーやカプチーノなどの暖かいものから、冷たい水やソフトドリンクをいただくことができます。

注意点・改善してほしいところ
以下は利用してみて「これはちょっと…」と感じた点です。
- 冷房が強い:ラウンジ内が非常に寒く感じました。冷房が効き過ぎており、薄手の上着やストールがあると安心です。
- 電源(コンセント)の使えない場所が多い:コンセントがいくつかありますが、実際に使おうとするとほとんど充電されない状態になっていました。そのため、PC作業などコンセントがある前提ではなく充電して持ってくることをおすすめします。
- 利用時間制限に注意:3時間という制限があるため、あまり余裕を見ずにラウンジ利用の計画を立てると時間切れになる可能性があります。
まとめ・評価
最後に、今回のフライト全体を振り返って評価をまとめます。
機材の特徴や機内サービスの水準、コストパフォーマンス、そして今後リピートしたいかどうかを総合的にレビューしました。
これからロイヤルブルネイ航空を利用される方の参考になるよう、良かった点と気をつける点の両面を率直にお伝えします。
良かった点
良かった点は以下の4つです。
- 成田〜ブルネイを結ぶ 唯一の直行便 で乗り継ぎが不要
- 非常口席の足元は広く、機材の新しさもあり快適
- 機内食が想像以上に美味しく、デザートも質が高い
- クルーが丁寧で、英語が苦手な日本人にも配慮してくれる
気をつける点
気になった点は以下の4つです。
- アルコールの提供がない(アルコールを楽しみたい人にはマイナス)
- 映画は日本語字幕や吹き替えがなく、英語力が必要
- 成田-ブルネイ間フライトではWi-Fiサービスがない
- 枕やブランケットは申告しないともらえない
航空券の探し方と予約
海外旅行の航空券を探すときは、必ず同じ条件(人数・受託手荷物・変更可否)で比較するのがおすすめです。
特にロイヤルブルネイ航空のようにLCCではないフルサービスキャリアでも、販売代理店ごとに「税・手数料込み総額」が異なることがあります。
また、予約前にログインしたり、アプリ経由で検索したりすると、特典割引が適用されてさらに安くなるケースもあるので要チェックです。
私も実際の予約では、まず相場感を把握し、その後キャンセル条件や受託手荷物の重量制限を細かく確認して決めています。
まとめ
最後に今回の搭乗体験をまとめます。
ロイヤルブルネイ航空は「直行便の利便性」と「想像以上に美味しい機内食」が特に印象的でした。
スタッフのホスピタリティも素晴らしく、安心して利用できる航空会社です。
一方で、アルコールが提供されない点やエンタメの日本語対応が弱い点は、事前に知っておいた方が良いいと思いました。暇つぶしの道具を持っていきましょう。
全体としてはコストパフォーマンスが高く、ブルネイ旅行だけでなく東南アジア方面への乗り継ぎにもおすすめできるフライトです。
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