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オーロラを見る時の服装は何が必要なんだろう?
その他にも写真を撮るために必要なものとかもあるのかな?
実際にオーロラを見に行ったことのある人の情報が知りたい!
この記事ではそんな疑問に答えるため、極寒の地でオーロラを見る時の持ち物や服装について、実際にイエローナイフでオーロラを見た時の情報をもとに解説します。
どうも!旅が大好き、エンジニアの旅記録(@0unforgettable0)です!
今回はオーロラの写真を撮るために、カナダのイエローナイフに行ってきました!
せっかく、オーロラを見に海外まで来たのですから、暖かい格好でたくさん写真を撮ったり、鑑賞したいですよね?
ただ服をたくさん着込めばいいわけでなく、極寒の地では空気の層を作るように服を着る必要があります。
その他にも写真撮影時の持ち物や注意点なども解説します。
イエローナイフでのオーロラ鑑賞について
イエローナイフでのオーロラ鑑賞について、北欧でのオーロラ鑑賞との比較を行った後、鑑賞場所や鑑賞環境を中心に紹介いたします。
イエローナイフと北欧の比較
イエローナイフと北欧でのオーロラ鑑賞についての比較をしてみます。
結論として、イエローナイフでのオーロラ鑑賞は北欧に比べてとても寒いですが、オーロラ鑑賞確率は高いです。
オーロラ鑑賞ベストシーズンの比較
イエローナイフと北欧(ノルウェー・フィンランド・アイスランド)のオーロラ鑑賞ベストシーズンを比較すると、どちらも12月から3月がベストシーズンになっています。
これは、日照時間が短いためオーロラを見れる確率が高くなっているからのようです。
そのため、オーロラを高確率で見たいという方はこのベストシーズンに訪れることをおすすめします。
気温の比較
イエローナイフと北欧(ノルウェー・フィンランド・アイスランド)の平均気温を比較すると、オーロラ鑑賞の時期である12月から4月の平均気温はイエローナイフの方が北欧に比べて低いことが分かります。
イエローナイフでは1月の最低気温が-30℃程になりますし、風が吹くことで体感温度はさらに下がるため、防寒対策がとても大切になってきます。
ツアーでオーロラ鑑賞をする場所「オーロラビレッジ」
イエローナイフのオーロラ鑑賞をする場所はツアーであれば「オーロラビレッジ」になると思います。
ツアー参加者はバスでオーロラビレッジまで移動し、ティーピーと呼ばれる10人ほど入れる大きなテントにグループ毎に割り当てられます。
このティーピーの中には暖炉や暖かい飲み物が用意されているため、外と比べるととても暖かいです。
そのため、オーロラが出現するまでや、鑑賞中に寒さに耐えきれなくなった時はこのティーピーで暖まることができます。
ティーピーのおかげで寒さから避難する場所はありますが、快適にオーロラを見る為には耐寒性に優れた服装を揃える必要があります。
ティーピーの中はとても暖かくて、オーロラが出るまでの待機は快適でした。
オーロラ鑑賞で悴んだ手も暖炉で復活できますし、寒い中で飲むホットチョコレートは最高に美味しかったです。
オーロラ鑑賞の持ち物
オーロラ鑑賞の服装・あったらいいものを紹介します。
特に快適にオーロラを見たい方は、服装をしっかり準備した方がいいと思います。
オーロラ鑑賞の服装
オーロラ鑑賞時や極寒の地での服装は役割の異なるレイヤーごとに重ね着が基本になります。
そんな服装について、今回はオーロラ鑑賞ができる場所の中でも特に寒いイエローナイフでの服装をもとに紹介します。
もしかしたら、北欧などで見る場合は過剰になってしまうかもしれませんが、個々のアイテムはどれも優秀なものになっていますので、オーロラ鑑賞や国内での星空鑑賞にも使えます。
また、アウターやブーツなどはオーロラ鑑賞ツアーでの貸出もあります。
全て揃えると高価になってしまうため、インナーや安価に防寒できるところから揃えていくことをおすすめします。
オーロラ鑑賞での服装
- ベースレイヤー
- 中間着
- アウター
- インナーグローブ
- グローブ・ミトン
- キャップ
- バラクラバ
- ネックゲーター
- ソックス
- ブーツ
ベースレイヤー
ベースレイヤーとは、1番下に着用する服です。
おすすめの素材はポリエステルやメリノウールで、おすすめできない素材は綿です。
体の湿気を外に逃すことが重要であるため、綿素材など湿気を閉じ込めてしまう素材を選んでしまうと急激に冷えてしまいます。
私はトップスにモンベルの「スーパーメリノウール EXP. ラウンドネックシャツ」、ボトムスにパタゴニアの「キャプリーン・サーマルウェイト」を選びました。
ちなみに、一緒にオーロラ鑑賞をした友人はユニクロの極暖ヒートテックを使用していました。
中間着
中間着にはフリースのようなものを上下で着ることで、耐寒性を高めます。
選ぶ際には速乾性に優れたものがおすすめです。
私はトップスとボトムス両方モンベルのフリースで揃えました。
パタゴニアのR1フーディは南極に行く方も購入されているということで悩みましたが、お財布と相談してモンベルを選びました。
友人がR1フーディを持っていて、とても暖かかったのでこちらもおすすめします!
アウター
最も外側で冷気や風から体を守ってくれる重要なものです。
ツアー参加であればほぼ確実に貸出があると思いますが、オーロラ撮影や他の極寒の地に行く予定がある方は私物での購入を検討してもいいかと思います。
※イエローナイフのオーロラ鑑賞ツアーで貸出あり
今回はツアーで用意していただいたのですが、個人で買うならモンベルの「ポーラーダウンパーカ」を選びます。
一緒にオーロラを観に行った友人は頻繁に天体観測に行くような人だったので、この機会にとモンベルの「ポーラーダウンパーカ」を購入していました。
今後冬に天体観測や個人でオーロラ鑑賞に行くことがあれば、これを機に購入も良いかと思います!
インナーグローブ
インナーグローブはミトンの下に着用する手袋です。
ミトンから手を外に出した時に急激に冷えることを防止したり、ミトン内をより暖かくする効果があります。
私はインナーグローブを着用したままスマホなどを操作できるものをおすすめします。
私はモンベルの「メリノウール グローブ タッチ」を2つ購入して持っていきました。
理由は安価に購入できるので、1つが濡れて使えなくなった時のストックも購入できるからです。
グローブ・ミトン
ミトンは手を寒さから守ってくれます。
末端ということもありますし、カメラの操作や物の操作などを行う重要な部分です。
そのため、手が悴んで動かせなくなったり、凍傷しないように防寒性に優れたものが必要です。
※イエローナイフのオーロラ鑑賞ツアーで貸出あり
キャップ
キャップは耳当てがついているものがおすすめです。
冬場に寒くて耳が痛くなることがあると思いますが、もちろん極寒の地でも同じことが起きます。
もちろん、ニット帽でも大丈夫な方もいますが、寒さに弱い方は防寒に保温機能などもつく万能なキャップがおすすめです。
私はThe North Faceの「エクスペディションキャップ」を購入しました。
私がこの商品を購入した理由は、南極に行く方が使っていたからです。
私が天体観測に行く時もこちらのキャップは大活躍してくれています!
バラクラバ
バラクラバが必要な理由は、顔全体を冷たい空気から守るためです。
イエローナイフでのオーロラ鑑賞をした時に驚いたことは、極寒の地での風を直接肌に当てると痛いことです。さらに、冷えた空気を吸い込むと鼻や喉も痛くなることがあります。
そのため、バラクラバは口元までを覆うものをおすすめします。
私はモンベルのバラクラバ(ジオラインL.W.バラクラバ)を購入しました。
バラクラバはオーロラ鑑賞以来使っていませんが、オーロラ鑑賞時には顔全体を守ってくれたので持ってきてよかったと思いました!
ネックゲーター
ネックゲーターが必要な理由は、首の隙間から体に冷たい空気が入ることを防ぐためです。
素材は化繊やウールのものを選べば間違いないと思います。
ネックゲーターは比較的安価であり、スキーやスノーボードでも使用できると思いますので、おすすめです。
私はモンベルの「メリノウール ネックゲーター」を持っていきました。
こちらも他のオーロラ観測経験者の話を参考にして購入しました!
オーロラ観測以外にもスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツでも活躍しそうです!
ソックス
ソックスが必要な理由は、寒さが足元からくるからです。
イエローナイフでのオーロラ鑑賞中は雪の上にいることになります。そのため、足の指の凍傷などの危険もあるため、厚手のソックスをおすすめします。
私はSmart woolの「マウンテニアリング」を持っていきました。
この靴下は本当に暖かく、今は冬場に部屋で作業する際に履いたりしています。
ブーツ
極寒の地で最も重要な部分は足元です。そのため、オーロラ鑑賞時のブーツは氷点下-50度以下対応の極地用のものをおすすめします。
また、ブーツの内部は夜間に乾燥する必要があるため、取り外しができるものをおすすめします。
※イエローナイフのオーロラ鑑賞ツアーで貸出あり
オーロラ鑑賞にあったらいいもの
オーロラ観測にあったらいいものをリストでまとめます。
- 一眼レフ等のカメラ
- 三脚
- レンズヒーター
- レリーズ
- カメラの予備バッテリー
- ジップロック
- カイロ
- スペアのメガネ
- コンタクトレンズ
- オーロラの本
- 懐中電灯
一眼レフ等のカメラ
カメラが必要な理由は、オーロラ鑑賞の思い出を切り取って残してほしいからです。
せっかくオーロラを見に行ったのであれば、カメラで写真を撮って思い出に残していただきたいです。
特にカメラで長時間露光することで、肉眼では見えない光をカメラが捕らえてくれます。
また、カメラレンズとしては、空をダイナミックに写せる広角レンズや魚眼レンズがおすすめです。
三脚
三脚が必要な理由は、カメラでの撮影は長時間露光が必要だからです。
オーロラの光は弱い光であるため、長時間露光という手法を使う必要があります。
この長時間露光は手でカメラを持った状態では、不可能に近いです。
撮影に使う三脚の強度や大きさは特にこれというものはありませんが、強いて言えば風に強いものがおすすめです。
レンズヒーター
レンズヒーターが必要な理由は、カメラレンズの結露を防止することができるからです。
国内であっても、寒い場所で撮影する際にカメラレンズが結露してしまい、撮影ができなくなってしまうことがあります。
そのため、レンズを温めてくれるレンズヒーターにより結露を防止することはオーロラ撮影において重要になります。
レリーズ
レリーズが必要な理由は、カメラに触れずに撮影ができることや、タイムラプス撮影ができるからです。
撮影時にカメラに触れてしまうと少しブレてしまったりしてしまいます。
また、遠隔からシャッターを切れるため、防寒対策にもなります。
レリーズには無線と有線がありますが、無線がおすすめです。
有線のレリーズは線が凍ってしまい、切れてしまう可能性があります。
また、レリーズはカメラによって端子が異なりますので、購入の際には注意してください。
カメラの予備バッテリー
カメラの予備バッテリーが必要な理由は、極寒の地でのバッテリーの減りが早いからです。
私のおすすめは予備バッテリーは3個です。
また、バッテリーを裸の状態で外に出してしまうと一気に使えなくなってしまう可能性があるので、予備は複数あった方が安心できます。
そのため、外に持っていく際には絶対にポケットなどの暖かいところで保護してください。
オーロラ鑑賞する場所ではもちろん充電もできません。
ジップロック
カメラなどの電子機器を持っていく人は必須級に必要です。
その理由は、冷気に触れた電子機器を暖かい室内に持っていくと、一気に結露して水浸しになり故障の原因になるためです。
そのため、室内に戻る時には外気に触れたカメラなどを丸ごとジップロックに入れてください。
カイロ
カイロが必要な理由は、ポケットなどに入れておくだけで暖かくなるからです。
極寒の地であっても、カイロはポケットに入れてたり、背中やお腹に貼ると暖かくなってくれます。
少しでも暖かくしたい方は安価ですので、カイロを持っていくことをおすすめします。
スペアのメガネ
スペアのメガネが必要な理由は、メガネが使えなくなってしまう可能性があるためです。
まず、メガネはオーロラ鑑賞に向きません。
実際に私のメガネが鼻息で曇り、曇った部分が凍ってしまい、その日は使えなくなってしまいました。
このような時のために、スペアのメガネがあった方がいいと思います。
コンタクトレンズ
普段からコンタクトレンズを使用している方はメガネではなく、コンタクトレンズを持っていってください。
注意点にも書きましたが、メガネはフレームが凍ってしまい凍傷の危険があるなど極地での使用はおすすめできません。
そのため、可能であればコンタクトレンズをおすすめします。
オーロラの本
オーロラの本が必要な理由は、よりオーロラ鑑賞を楽しむためです。
オーロラができる仕組みやオーロラブレークアップなどの現象などを事前に勉強できますし、本に掲載されているオーロラの写真から構図などを勉強することもできます。
懐中電灯・ヘッドライト
懐中電灯が必要な理由は、オーロラ鑑賞の時間帯が夜であり、スマホを外気に触れさせたくないためです。
オーロラ鑑賞時のカメラ操作は真っ暗な中で行うことになります。
スマホの光でも可能ですが、スマホを外気に触れさせることでバッテリーが直ぐになくなってしまうため、スマホの光を使うことはおすすめできません。
また、暗い中オーロラという弱い光を見ることになるため、赤フィルムを懐中電灯に貼ったり赤色の光が出るライトを購入するなどをして、強い光を出さないような工夫も必要です。
オーロラ鑑賞の注意点
極寒の地でのオーロラ鑑賞には注意点が2つあります。
特に2つ目は何万円も損をしてしまう可能性があるので気をつけていただきたいです。
メガネはオーロラ鑑賞に不向き
メガネよりもコンタクトレンズでのオーロラ鑑賞をおすすめします。
その理由は、2つあります。
1つ目は、メガネが曇ると一瞬に凍るためです。
冬などの寒い時期にメガネが曇ることはよくあると思いますが、イエローナイフのような極寒の地では一瞬で曇ったメガネが凍ってしまい、オーロラ鑑賞に集中できません。
2つ目は、凍傷の危険があるためです。
金属製のフレームなどは一気に冷えてしまい、メガネのフレームと肌が触れているところが凍傷してしまう危険があります。
カメラなどの電子機器は結露により故障の危険あり
オーロラ鑑賞ではカメラなどの電子機器は結露により故障する危険があります。
それは、屋外でカメラやバッテリーなどを外気に触れさせた後に室内に持っていく時に起こります。
結露の酷さは外気と室内の温度差によって変わります。そのため、オーロラ鑑賞をする極地では外気に触れたカメラを室内に持っていくと水浸しになってしまいます。
対策としては、屋外で外気に触れさせた電子機器を屋外でジップロックに入れて屋内に持っていくことです。
さらにジップロックにタオルや防湿剤を入れることでカメラを乾燥させ、無事に室内でも使用することができるようになります。
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