【2026年】海外旅行保険はいらない?クレカ付帯で十分な人・追加加入すべき人を解説

海外旅行保険はいらない?クレカ付帯で十分な人・追加加入すべき人を解説するサムネイル 旅行準備

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  • 海外旅行保険は本当に必要?
  • クレジットカードに保険が付いていれば、別途加入しなくても大丈夫?
  • 3泊4日ほどの短い旅行でも保険に入った方がよい?

初めて海外旅行を準備するとき、保険にお金をかけるべきか迷う方も多いと思います。

私は世界一周中、エポスゴールドカード、楽天プレミアムカード、JCB CARD W、リクルートカードの付帯保険を使い分け、カードで対応できる期間が終わった後はSafetyWingへ加入しました。

実際に、ナミビアで頭を打ってCT検査を受けたとき、ペルーで重い高山病になり救急搬送されたとき、インドで食中毒になりタイの病院で点滴を受けたときに、クレジットカード付帯保険を利用しています。

結論から言うと、短期旅行であれば、クレカ付帯保険だけで対応できる人もいます。
ただし、カードを持っているだけでは適用されない場合があり、治療費用の補償額や旅行期間もカードごとに異なります。

この記事では、海外旅行保険とクレカ付帯保険の違い、クレカ付帯で対応できる人、保険会社の保険が向いている人、実際に保険を使ったときの流れを初心者向けに解説します。

※カードや保険の補償内容・適用条件は変更されることがあります。申込みや出発前には、各社の最新情報や重要事項説明書をご確認ください。

  1. 結論|クレカ付帯だけで足りる人もいるが、補償内容の確認は必要
  2. 海外旅行保険とクレカ付帯保険の違い【比較表】
  3. クレカ付帯で対応できる人・保険会社の保険が向いている人
    1. クレカ付帯だけで対応できる人
    2. 保険会社の海外旅行保険が向いている人
  4. クレカ付帯保険だけで十分か判断する5つの確認項目
    1. 1.傷害・疾病治療費用と救援者費用はいくらか
    2. 2.自動付帯か利用付帯か
    3. 3.補償期間は旅行全体をカバーしているか
    4. 4.家族も補償対象か
    5. 5.キャッシュレス診療と日本語サポートを使えるか
  5. 実際にクレカ付帯保険を使った3つの体験
    1. ナミビアで岩に頭をぶつけてCT検査を受けたとき
    2. ペルーで重い高山病になり救急搬送されたとき
    3. インドで食中毒になりタイの病院で点滴を受けたとき
    4. 3回使って分かったこと
  6. クレカ付帯保険を使う前に準備しておくこと
    1. 緊急連絡先を保存する
    2. 付帯条件をオフラインでも確認できるようにする
    3. 連絡できる状態なら受診前に保険窓口へ相談する
    4. 診断書と領収書を受け取る
    5. 立替に備えて予備カードと利用可能額を確認する
  7. 保険会社の海外旅行保険を選ぶポイントとおすすめ5社
    1. 海外旅行保険を選ぶときに確認したい項目
    2. 利用者評価・契約件数を確認できる海外旅行保険5社を比較
    3. どの海外旅行保険を選べばよい?
    4. キャッシュレス診療と日本語サポートを確認する
    5. 家族旅行では全員の補償内容を確認する
    6. キャンセル・遅延などの補償も必要か考える
    7. 長期旅行や日本出国後は加入できる保険が限られる
  8. 海外旅行保険に関するよくある質問
  9. まとめ|クレカ付帯で足りるかは旅行期間と補償内容で判断しよう

結論|クレカ付帯だけで足りる人もいるが、補償内容の確認は必要

クレカ付帯保険と保険会社の海外旅行保険を選ぶ判断フロー

海外旅行保険が必要かどうかは、旅行日数だけでは決められません。
短い旅行でも利用付帯の条件を満たしていなければ保険は使えず、長期間の旅行では途中で補償期間が終わる可能性があります。

おおまかな判断の目安は次のとおりです。

旅行条件判断の目安
短期の一人旅・友人旅行で、旅行者がそれぞれ付帯条件と補償額を把握しているクレカ付帯だけでも対応できる場合がある
利用するカードの付帯条件を満たしていない別のカードまたは保険会社の海外旅行保険を検討
治療費用や救援者費用が少ない保険会社の海外旅行保険で不足分を補う
子どもを含む家族旅行家族の補償を確認し、不足する場合は保険会社の海外旅行保険を検討
長期旅行・世界一周補償期間を調べ、長期向け保険も用意
高額な医療費の立替が難しいキャッシュレス診療に対応する保険を検討
治療費用や救援者費用が少ない別途保険で補償を増やす

私は世界一周の途中まではクレカ付帯保険を利用し、カードで対応できる期間が終わった後はSafetyWingへ加入しました。

「海外旅行保険はいらない」と一律に判断するのではなく、旅行期間と手元のカードを照らし合わせて決めることが重要です。

海外旅行保険とクレカ付帯保険の違い【比較表】

クレジットカードに付いている保険と、別途申し込む海外旅行保険には次のような違いがあります。

比較項目クレカ付帯保険別途加入する海外旅行保険
保険料カードの付帯サービスとして利用旅行日数や補償内容に応じて支払う
適用条件自動付帯または利用付帯申込みと保険料の支払いが必要
補償額カードごとに決められているプランに応じて選べる
補償期間カードごとに上限がある契約した期間が対象
家族の補償家族特約などの有無による家族向けプランを選べる商品がある
キャッシュレス診療カードや病院によって異なる提携病院で利用できる商品がある
キャンセル・遅延付いていないカードも多い特約として追加できる場合がある
出発後の加入カードの適用条件による出発後に加入できる商品もある

クレカ付帯保険は主に「自動付帯」と「利用付帯」に分かれます。

自動付帯はカード会員であることなど所定の条件を満たしていれば適用される仕組みです。
利用付帯では航空券、対象となる公共交通機関、募集型企画旅行などの料金を、そのカードで支払う必要があります。
対象になる支払いはカードによって異なります。

また、「最高2,000万円」と書かれていても、その全額を病気やケガの治療に使えるとは限りません。

海外で病院を受診するときに関係するのは、主に次の項目です。

  • 傷害治療費用
  • 疾病治療費用
  • 救援者費用
  • 賠償責任
  • 携行品損害

カードの案内を読む際は死亡・後遺障害の最高額だけでなく、傷害・疾病治療費用の限度額も見ておきましょう。

クレカ付帯で対応できる人・保険会社の保険が向いている人

クレカ付帯だけで対応できる人

数日から1週間程度の一人旅や友人との旅行で、次の内容を把握できている方はクレカ付帯保険だけで対応できる場合があります。

  • 利用付帯の条件を満たしている
  • 旅行全体が補償期間内に収まっている
  • 傷害・疾病治療費用の金額を把握している
  • 救援者費用や賠償責任も付いている
  • 一人旅、または同行者がそれぞれ自分の保険を用意している
  • 緊急時の連絡先を保存している

私が旅行した当時は、成田空港へ向かう成田エクスプレスや航空券を対象のカードで支払い、利用付帯の条件を満たしました。

世界一周で使ったエポスゴールドカード、楽天プレミアムカード、JCB CARD W、リクルートカード

2026年現在、エポスゴールドカードでは旅行代金または公共交通乗用具の料金をカードで決済することが適用条件です。自宅から空港までの電車、バス、タクシーなどの支払いも対象に含まれます。
ただし、同じ支払いがすべてのカードで認められるとは限りません。
自分が使うカードの条件を個別に調べてください。

海外旅行保険が付帯するカードを含め、海外で使いやすいクレジットカードやWise・Revolutは以下の記事で比較しています。

私が海外で保険を利用したエポスカードを検討する場合は、現在の補償額と利用付帯の条件を見たうえで申し込んでください。

▷【エポスカード】年会費無料で海外旅行保険付帯のカードを詳しく見る

保険会社の海外旅行保険が向いている人

次のいずれかに当てはまる方はクレカ付帯保険だけで対応するよりも、保険会社の海外旅行保険を選んだ方が補償内容を把握しやすいでしょう。

  • クレカ付帯保険の補償期間を超えて旅行する
  • 子どもや家族も補償したい
  • 傷害・疾病治療費用の金額に不安がある
  • 高額な医療費を一時的に立て替えるのが難しい
  • キャッシュレス診療を利用したい
  • 日本語で病院の案内を受けたい
  • 旅行キャンセルや航空機遅延にも備えたい
  • 利用付帯の条件を満たせていない

特に、留学、ワーキングホリデー、世界一周などの長期旅行では、カードの補償期間が旅行全体をカバーできない可能性があります。

私は世界一周中、4枚のクレジットカードを用意し、当時の付帯条件や補償期間を調べながら、約3カ月ごとに2枚ずつ使い分けました。

ただし、これは私が旅行した当時の方法です。
現在、同じカードを同じように使えば補償期間を延ばせるとは限りません。
旅行中に新たに利用条件を満たせるカードもあれば、日本出国前の支払いが必要なカードもあります。

クレカ付帯保険だけで十分か判断する5つの確認項目

1.傷害・疾病治療費用と救援者費用はいくらか

最初に見るべき項目は傷害・疾病治療費用です。

カードの紹介ページで目立つ「最高2,000万円」「最高5,000万円」などの数字は、傷害死亡・後遺障害の限度額である場合があります。
海外の病院で診察、検査、点滴、手術などを受けた際に関係するのは、傷害治療費用または疾病治療費用です。
家族が現地へ駆けつける費用や緊急移送などに備える場合は、救援者費用も見ておきます。

2.自動付帯か利用付帯か

私が世界一周へ持っていったカードの、2026年時点における適用区分は次のとおりです。

カード2026年時点の適用区分
エポスゴールドカード利用付帯
楽天プレミアムカード自動付帯
JCB CARD W利用付帯
リクルートカード利用付帯

エポスゴールドカードは旅行代金や対象となる公共交通乗用具の支払いが必要です。
楽天プレミアムカードは海外旅行傷害保険が自動付帯と案内されています。
JCB CARD Wは日本出国前に対象の公共交通乗用具または募集型企画旅行の料金を支払う必要があり、リクルートカードも利用付帯です。

利用付帯の対象になる支払いはカードによって異なります。

「空港までの電車代を払えば、すべてのカードで保険が有効になる」と考えず、利用するカードの保険案内を読んでおきましょう。

3.補償期間は旅行全体をカバーしているか

短期旅行では問題になりにくい一方、長期旅行では補償期間が足りなくなる可能性があります。

旅行途中でクレカ付帯保険が終わる場合は、次のいずれかを準備します。

  • 旅行途中から適用できる別のカードを使う
  • 長期旅行向けの保険へ加入する
  • クレカ付帯保険と別途保険を組み合わせる

私の場合、クレジットカードで対応できる期間が終わった後は海外滞在中でも加入できるSafetyWingを利用しました。

4.家族も補償対象か

友人との旅行では同行者全員を自分のクレカ付帯保険で補償する必要はありません。
旅行者がそれぞれ自分のカードの適用条件を満たし、補償内容を確認していれば、各自の付帯保険を利用できます。

一方、配偶者や子どもと旅行する場合は家族特約の有無や対象となる家族の範囲を確認する必要があります。

クレジットカードに海外旅行保険が付いていても、同行する配偶者や子どもまで自動的に対象になるとは限りません。

家族旅行では、次の点を見ておきましょう。

  • 家族特約の有無
  • 家族カード会員の補償
  • 子どもの年齢条件
  • 本会員と家族の補償額
  • 家族も利用付帯条件を満たす必要があるか

家族全員の条件を調べるのが難しい場合は、家族向けの海外旅行保険をまとめて契約する方法もあります。

5.キャッシュレス診療と日本語サポートを使えるか

海外の病院では治療費を一度自分で支払い、後から保険金を請求することがあります。
私もナミビアとペルーではそれぞれ約8万円を立て替えました。

高額な治療が必要になった場合、手元の現金やクレジットカードの利用可能額だけでは支払えない可能性があります。
立替が不安な方は、提携病院で保険会社が治療費を直接支払うキャッシュレス診療に対応しているか見ておきましょう。

体調が悪い中で英語の規約を読んだり、病院と保険会社の両方へ説明したりする負担を減らすには、日本語サポートの有無も重要です。

実際にクレカ付帯保険を使った3つの体験

私は海外旅行中に3回、クレジットカード付帯保険を利用しました。

国・地域起きたこと利用した保険費用
ナミビア頭を打ちCT検査エポスカード付帯保険約8万円
ペルー高山病で救急搬送・点滴エポスカード付帯保険約8万円
インド・タイ食中毒で点滴治療JCB CARD W付帯保険約8万円

3件とも、私が請求した費用は全額補償されました。

ただし、同じ治療を受ければ必ず全額が支払われるわけではありません。
保険が有効になっているか、治療が補償対象か、必要書類がそろっているかによって結果は異なります。

ナミビアで岩に頭をぶつけてCT検査を受けたとき

ナミビアで岩山を登っていたとき、岩に頭をぶつけて出血しました。
その場では歩けたため下山を続けましたが、時間が経つにつれてふらつきが強くなり、まっすぐ歩くことも難しくなってきました。

ナミビアで頭をぶつけた岩山

頭を打った後に症状が悪化していることが怖くなり、ウィントフックへ戻ってから自分で大きな病院を探して受診しました。
診察では脳震盪と診断され、頭部の状態を確認するためにCT検査を受け、医療費は約8万円かかっています。

病院では治療費をいったん自分で支払い、後からエポスカードの保険窓口へ連絡しました。
日本語で手続き方法を確認できたため、案内に沿って保険金の請求に必要な書類をそろえました。

提出した主な書類は次のとおりです。

  • 診断書
  • 医療費の領収書
  • 病院までの交通費の領収書
  • 保険会社から指定された請求書類

帰国後に必要書類を提出したところ、請求した費用は全額補償されました。
この経験をしてからは、体調が悪い中で連絡先を探すことがないよう、保険窓口の電話番号を出発前にスマホへ保存しています。

ペルーで重い高山病になり救急搬送されたとき

ペルーのクスコで高山病の点滴治療を受けた際の様子

ペルーではイカからアヤクチョを経由してクスコへ向かう長距離バスに乗りました。
標高4,000m付近を通過していた頃、強い息苦しさを感じて目が覚めたものの、その時点ではクスコに着けば落ち着くだろうと考えていました。

しかし、到着してから1日経っても体調は戻りません。
次第に、呼吸をしても空気が入ってこないように感じ、意識も朦朧としてきたためホテルのスタッフへ助けを求めました。

ホテルに来てくれた医師が血中酸素濃度を測ると数値は90%でした。
医師から「このままでは危険」と判断され、そのまま救急車で病院へ向かうことになりました。

病院では点滴治療を受け、その日のうちにホテルへ戻っています。
医師や看護師とは言葉が通じなかったため、症状を伝える際にはGoogle翻訳などを使いました。

診察中、病院側から海外旅行保険が適用されるか確認するように言われ、ベッドの上からエポスカードの保険窓口へ連絡しました。
日本語で補償の確認や必要書類について教えてもらえたため、現地の言葉が分からず体調も悪い状況では大きな助けになりました。

救急搬送と点滴治療などにかかった費用は合わせて約8万円です。
病院ではいったん自分で支払いましたが、帰国後に診断書や領収書などを提出し、請求した費用は全額補償されました。

インドで食中毒になりタイの病院で点滴を受けたとき

インドのバラナシ滞在中、食中毒になりました。
休んでいれば治るだろうと思っていましたが、3日経っても症状は改善せず、やがて水さえ飲めない状態に。
意識も朦朧としてきたため、これ以上は耐えられないと感じました。

タイへ移動してからも体調が戻らなかったため、日本人駐在員がよく利用すると聞いていた病院を受診。
日帰りで点滴治療を受け、薬も処方してもらいました。

治療にはJCB CARD Wの付帯保険を利用しています。
保険窓口へ日本語で相談し、案内に沿って診断書や領収書を用意しました。
治療費は約8万円かかりましたが、請求した金額は全額補償されました。

3回使って分かったこと

海外旅行保険を使うときの受診から保険金請求までの流れ

海外旅行保険を実際に使って感じたのは補償額だけでなく、日本語で手続き方法を聞けることも重要だという点です。
体調が悪いときに、英語で書かれた保険規約を読み、病院と保険会社へ状況を説明するのは簡単ではありません。

また、保険が適用されても、診断書や領収書がなければ費用を請求できない可能性があります。

病院で受け取った次の書類は帰国して手続きが終わるまで保管しておきましょう。

  • 診断書
  • 医療費の領収書
  • 処方薬の領収書
  • 救急車や病院までの交通費の領収書
  • カードの利用明細
  • 保険会社とのやり取り

海外では病気やケガだけでなく、盗難や荷物トラブルに遭う可能性もあります。
私が実際に経験したトラブルと、旅行前に用意している防犯グッズは以下の記事にまとめています。

クレカ付帯保険を使う前に準備しておくこと

緊急連絡先を保存する

保険会社の連絡先は、出発前に次の場所へ保存しておきます。

  • スマホの連絡先
  • オフラインで見られるメモ
  • クラウドストレージ
  • 紙のメモ
  • 同行者のスマホ

スマホの紛失や充電切れも考え、1カ所だけに保存しない方がよいでしょう。

付帯条件をオフラインでも確認できるようにする

海外では通信環境が悪く、カード会社のWebサイトを開けないことがあります。

次の情報はPDFやスクリーンショットで保存しておくと、現地でも見返せます。

  • 補償内容
  • 利用付帯の条件
  • 補償期間
  • 緊急連絡先
  • 保険金請求に必要な書類
  • 保険の引受会社

連絡できる状態なら受診前に保険窓口へ相談する

緊急性が低く、電話できる状態であれば、病院へ行く前に保険窓口へ連絡します。
提携病院や診察時に必要な書類を案内してもらえる場合があるためです。
ただし、呼吸が苦しい、意識が朦朧としている、大量に出血しているなど、緊急性が高い場合は保険の手続きより治療を優先してください。

診断書と領収書を受け取る

海外の病院では、保険請求に必要な書類が自動的にそろうとは限りません。
診断書や詳しい領収書が必要な場合は、病院を出る前に発行を依頼します。
タクシーや救急車など、病院までの移動費が補償される場合もあるため、交通費の領収書も残しておきましょう。

立替に備えて予備カードと利用可能額を確認する

キャッシュレス診療を利用できない病院では、治療費をいったん自分で支払います。
私はナミビアとペルーで、それぞれ約8万円を立て替えました。
治療費の支払いに備え、国際ブランドの異なるカードを複数枚持ち、出発前に利用可能額も見ておきましょう。

保険会社の海外旅行保険を選ぶポイントとおすすめ5社

クレジットカード付帯保険を使わず、最初から保険会社の海外旅行保険へ加入する方法もあります。

保険料はかかりますが、旅行期間や同行者に合わせて補償内容を選べるほか、キャッシュレス診療や24時間の日本語サポートが用意されている商品もあります。

特に、次のような方は保険会社の商品を利用した方が判断しやすいでしょう。

  • クレカの利用付帯条件を調べるのが難しい
  • 傷害・疾病治療費用を手厚くしたい
  • 家族や子どももまとめて補償したい
  • 高額な医療費を立て替えるのが難しい
  • 日本語で病院の紹介や手続きの案内を受けたい
  • 航空機遅延や旅行キャンセルにも備えたい

クレカ付帯保険で補償が足りない場合に上乗せするだけでなく、初めから保険会社の商品だけを利用することも可能です。

海外旅行保険を選ぶときに確認したい項目

海外旅行保険は保険料の安さだけで決めないことが大切です。

同じ渡航先、旅行期間、年齢で見積もりを出し、次の項目を比較します。

  • 傷害・疾病治療費用
  • 救援者費用
  • キャッシュレス診療
  • 24時間の日本語サポート
  • 携行品損害
  • 航空機・受託手荷物の遅延補償
  • 家族プランの有無
  • 申込期限
  • 補償対象外となる病気やアクティビティ

特に確認したいのは海外で病気やケガをしたときに使う傷害・疾病治療費用と救援者費用です。

「死亡・後遺障害3,000万円」などの金額が大きく表示されていても、現地で受けた診察や入院に同じ金額が使えるわけではありません。

利用者評価・契約件数を確認できる海外旅行保険5社を比較

2026年のオリコン顧客満足度調査と、i保険・価格.com保険の契約件数をもとに、海外旅行保険5社を比較しました。

海外旅行保険人気・評価の根拠主な特徴向いている人
AIG損保の海外旅行保険2026年オリコン顧客満足度1位治療・救援費用を無制限にできるプラン、24時間365日の日本語対応、キャッシュレス診療医療補償と現地サポートを重視する人
t@bihoたびほ2026年オリコン顧客満足度1位、i保険の3カ月以上部門1位補償内容を選びやすく、24時間365日の日本語対応、世界各国の提携医療機関に対応Webで補償内容を調整したい人
損保ジャパン「off!」i保険の3カ月未満部門1位、オリコン3位出発当日まで申込み可能、日本語相談、キャッシュレス診療、病院や通訳の手配短期旅行で利用実績を重視する人
エイチ・エス損保「たびとも」i保険の3カ月未満部門2位、オリコン6位治療費用無制限のプラン、LINE電話による日本語サポート、家族・グループ契約保険料と補償内容を比べて選びたい人
ソニー損保の海外旅行保険価格.com保険の契約件数1位キャッシュレス提携病院の案内、電話による医療通訳、出発当日まで申込み可能ネットで見積もりから申込みまで済ませたい人
※オリコンは利用者の顧客満足度、i保険と価格.com保険は各サイトを経由した契約件数をもとにしたランキングです。調査方法や集計期間が異なるため、順位をそのまま同列に比較するものではありません。

AIG損保は治療・救援費用を無制限にできるプランがあり、医療補償を重視する方に向いています。
24時間365日の日本語対応や、提携病院でのキャッシュレス診療にも対応しています。

t@bihoたびほは必要な補償をWeb上で組み合わせやすい保険です。
日本語サポートやキャッシュレス診療も用意されており、補償内容を自分で調整したい方が比較しやすい商品です。

損保ジャパンの「off!」は短期旅行向けの契約件数が多く、出発当日でも申込みできます。
病院の紹介や通訳の手配も受けられるため、初めて海外旅行へ行く方にも分かりやすい内容です。

エイチ・エス損保の「たびとも」は治療費用無制限のプランや家族・グループ契約が用意されています。
複数人で旅行する場合や、保険料とのバランスを見ながら選びたい方に適しています。

ソニー損保の海外旅行保険は、ネットで見積もりから申込みまで進められます。
キャッシュレス診療に対応する病院の案内や、電話による医療通訳を利用できる点も特徴です。

どの海外旅行保険を選べばよい?

誰にでも同じ保険が適しているわけではありません。

医療費が高額になる可能性に備えたい方は治療・救援費用を無制限にできるAIG損保や、治療費用無制限のプランを選べるエイチ・エス損保を確認します。

日本語サポートやキャッシュレス診療を重視する方はAIG損保、t@biho、損保ジャパン「off!」を比較すると選びやすいでしょう。

数日から数週間の短期旅行では、損保ジャパン「off!」、エイチ・エス損保「たびとも」、ソニー損保など、インターネットから申し込める商品を同じ条件で見積もります。

比較するときは、次の条件をそろえてください。

  • 渡航先
  • 旅行期間
  • 年齢
  • 傷害・疾病治療費用の限度額
  • 救援者費用の限度額
  • 携行品損害や遅延補償の有無

ランキング1位の商品が、自分の旅行で最も安いとは限りません。
渡航先や旅行日数によって保険料が変わるため、2〜3社で見積もりを取り、補償内容と合わせて判断します。

キャッシュレス診療と日本語サポートを確認する

初めて海外旅行へ行く方は、24時間日本語で相談できるか、現地の病院を紹介してもらえるかも確認してください。

提携病院でキャッシュレス診療を利用できれば、保険会社が病院へ治療費を支払うため、自分で高額な費用を立て替えずに受診できる場合があります。

ただし、どの病院でも利用できるわけではありません。
受診前に保険会社へ連絡し、指定された病院へ行く必要がある商品もあります。

現地での支払いが不安な方は、保険料だけでなくキャッシュレス診療の利用条件まで見ておきましょう。

家族旅行では全員の補償内容を確認する

家族旅行では、家族プランを用意している海外旅行保険があります。

1人ずつ契約するより保険料を抑えられる場合がありますが、賠償責任や携行品損害などの限度額が家族全体で共有される商品もあります。

契約前に次の点を確認してください。

  • 子どもも補償対象になるか
  • 傷害・疾病治療費用は1人ごとに設定されるか
  • 携行品損害の限度額は家族全体か
  • 家族全員を同じ旅行期間で契約できるか
  • 家族のうち一部だけ帰国日が異なる場合に対応できるか

クレカ付帯保険では家族が補償されないこともあるため、子どもを含む旅行では対象者を一人ずつ確認する必要があります。

キャンセル・遅延などの補償も必要か考える

海外旅行保険では医療費以外の補償を付けられる商品もあります。

  • 旅行キャンセル費用
  • 旅行中断費用
  • 航空機遅延費用
  • 受託手荷物遅延
  • 携行品損害
  • 個人賠償責任

すべてを付けると保険料が高くなるため、自分の旅行で起こりやすいトラブルから優先順位を決めます。

私は海外で3回保険を利用しましたが、いずれも病気やケガによる治療でした。
そのため、私が最初に確認するのは傷害・疾病治療費用と日本語サポートです。

高額な航空券やキャンセル料が発生するホテルを予約している場合は、旅行キャンセルや中断の補償も確認するとよいでしょう。

長期旅行や日本出国後は加入できる保険が限られる

日本の保険会社が提供する海外旅行保険は原則として出国前の申込みが必要な商品が多く、補償できる旅行期間にも上限があります。

私は世界一周中、クレカ付帯保険で対応できる期間が終わった後にSafetyWingへ加入しました。
すでに日本を出国した後でも申し込めたことが、SafetyWingを選んだ理由です。

一方、私が利用した当時は補償内容や手続きがすべて英語で書かれていました。
加入したプラン名、保険料、期間は正確に覚えていないため、当時の料金は掲載していません。

SafetyWingは初めての短期海外旅行よりも、次のような方が比較する保険です。

  • すでに日本を出国している
  • クレカ付帯保険の補償期間が終わる
  • 複数の国を長期間旅行する
  • 英語で規約や補償内容を確認できる
  • 申込みや請求手続きを自分で管理できる

加入前には、治療費用、免責金額、補償開始日、対象国、既往症、対象外となるアクティビティなどを最新の規約で確認してください。

▷ SafetyWing「Nomad Insurance」の補償内容・料金を公式サイトで確認する

海外旅行保険に関するよくある質問

Q
3泊4日の海外旅行でも保険は必要ですか?
A

3泊4日でも、事故や体調不良が起きる可能性はあります。
クレカ付帯保険の適用条件を満たし、傷害・疾病治療費用や救援者費用を把握できている場合は、別途加入しない選択もあります。
一方、家族旅行、高額な医療費が想定される渡航先、補償対象外になる可能性があるアクティビティへ参加する場合は、短期間でも保険会社の海外旅行保険を検討した方がよいでしょう。

Q
エポスカードの付帯保険だけで十分ですか?
A

旅行期間、渡航先、必要な補償額によって異なるため、一律に十分とは言えません。
私はエポスゴールドカード付帯保険を使い、ナミビアとペルーで請求した費用を全額補償してもらいました。
私が保険を利用した当時と現在では補償内容が変わっている可能性があるため、最新の条件を見て判断してください。

Q
複数のクレジットカードの補償額は合算できますか?
A

補償項目によって扱いが異なります。
複数のカード付帯保険が有効になっている場合、死亡・後遺障害保険金は、一般に最も高い保険金額を限度として支払われます。
治療費用などのその他の保険金は、各カードの保険金額を合算した範囲内で、実際に発生した損害額を上限として支払われる場合があります。
複数のカードを使っている場合は、事故受付時にすべての保険契約を伝え、保険会社の案内に従ってください。

Q
家族旅行でもクレカ付帯保険を使えますか?
A

カードによっては保険の対象がカード会員本人に限られます。
家族特約や家族カードがあっても、対象となる家族の範囲、年齢、補償額はカードごとに異なります。
家族全員の条件を把握できない場合は、家族向けの海外旅行保険へまとめて加入する方法もあります。

Q
海外へ出発した後でも保険へ加入できますか?
A

商品によって異なります。
t@bihoは出発日当日でも自宅を出る前までであれば申込みが可能です。
海外へ出発した後は申し込めません。

SafetyWingのNomad Insuranceは海外滞在中でも申し込めます。
ただし、加入前に発生した病気やケガは補償されない可能性があります。
補償開始日や待機期間も見ておきましょう。

Q
クレカ付帯保険でスマホの盗難や破損は補償されますか?
A

携行品損害が付いているカードであれば、盗難が補償対象になる可能性があります。
ただし、置き忘れ、紛失、経年劣化などは対象外になることがあります。
たとえばエポスカードでは、スマートフォンの盗難は携行品損害の対象と案内されていますが、置き忘れや紛失は対象外です。
カードによって対象品、自己負担額、1点あたりの限度額が異なるため、携行品損害の規約をご確認ください。

まとめ|クレカ付帯で足りるかは旅行期間と補償内容で判断しよう

海外旅行保険はすべての旅行者が必ず別途加入しなければならないわけではありません。

短期旅行で、クレカ付帯保険の条件を満たし、傷害・疾病治療費用や補償期間を把握できている方は、クレカ付帯だけでも対応できる場合があります。

一方、次の方は保険会社の海外旅行保険を検討した方がよいでしょう。

  • 長期旅行や世界一周をする
  • 家族や子どもも補償したい
  • 治療費用や救援者費用を増やしたい
  • 高額な医療費を立て替えるのが難しい
  • キャッシュレス診療を利用したい
  • 日本語で病院の案内を受けたい
  • クレカの利用付帯条件を満たせていない

私は海外で3回治療を受け、クレジットカード付帯保険で請求した費用を全額補償してもらいました。

その一方で、長期旅行ではクレカ付帯保険の期間だけでは足りず、最後はSafetyWingへ加入しました。

海外旅行保険が必要か迷ったら、まずは手元のカードについて、次の項目を見てください。

  • 自動付帯か利用付帯か
  • 傷害・疾病治療費用
  • 救援者費用
  • 補償期間
  • 家族の補償
  • キャッシュレス診療
  • 緊急連絡先

クレカ付帯保険だけでは足りないと感じた場合は、旅行期間と必要な補償を入力し、別途海外旅行保険の料金を比較してから判断しましょう。

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